見出し画像

「イカの沖漬け」だ…、

昨夕の買い物で
「蛍イカの沖漬け」
をセイコマにて初発見した。
すると、
「イカの沖漬け」→「焼鳥立花」(千葉県船橋市東口)→「揚石先生」(揚石舒雁先生・書家)
と一気に脳内連鎖して行く…。
この正式には、もしくは世間一般的に「連鎖」を何と表現するのかは知らないが面白くもあり、厄介でもある。
此れは買わねば…となって
日本酒「菊水ふなぐち」も籠の中に入る…。
「立花」さんでの「沖漬け」はイカ一杯のスライスされて出ていたように記憶している…。
「立花」さんでは「焼鳥」群とは別に数点の季節の品書きが黄色い模造紙の大きめの短冊に墨筆書きで張り出される。
「函館直送」って…付いていましたね…確か…。
今回の場合は、豆腐に合わせて食べるくらい塩気が強かったけれど、その時のそれは非常にいい塩梅で烏賊の甘みさえ感じれたように覚えている。
揚石先生と御一緒させてもらっている時の日本酒は徳利ですが…私一人の時には
「海神」のストレートでウイスキー・グラスに注がれます。
このお酒は千葉県鴨川市の秀楽酒造のもので「原酒」と添え書きされていた。
「お一人様2杯まで」とも書かれていた。「強いお酒のため」みたいなことだったと思う…。それは、私が2杯を飲んで
空になったグラスのまま山岡荘八を読んでいるとカウンター越しに
「もう1杯如何ですか?」
と声を掛けてくれる…。
私が…品書きの短冊を指差すと
「お強いのは分かっていますから…、」
ともう1杯いただけた…。
ちょっと酔った客が暖簾から覗き込み
引き戸を開けてくる時には、
板さんがすすっと此方側に回って玄関先まで出て
「2軒目の方はご遠慮してもらっています…。」
と対応されたり…、
一人客が、同じく一人の私に話しかけて来たりすると
「このお客さんは、そっとしてあげてください…。」
等としてくれたっけなぁ…。
あの、ごちゃごちゃとした昭和の船橋駅JRガード脇を
ちょっと入ったところ
木造2階建ての住まいの下、
5〜6人掛けのカウンターと小上がり1つの「焼鳥立花」さん…、
和服に割烹着の女将さんと板前さん…の
言葉や表情…安息の時を包んでくれていた方々を思い偲ぶ夕食になった…。













この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?