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13社の最終面接から学んだ通過の秘訣

(筆者紹介)
メガベンチャー勤務のプロダクトマネージャー。21卒では1社も内定を貰えず就職浪人。22卒では、コンサル、証券(IBD)、大手ITから内定を獲得し、
逆転に成功。その後、新卒でコンサルティングファームに入社し、事業戦略策定、DX、業務改革支援、新規事業立ち上げを経験し、現職に至る。

今回は『最終面接を突破するための秘訣』についてのNoteを書きました。

この記事では私が合計13社の最終面接から得た学び、そして通過するためにどのような対策を行ったかを”全て”公開します。ここでは、”対面形式の最終面接を突破するための対策方法”に焦点を当てています。しかし、オンラインの最終面接でもアピール方法に違いはありますが、見られている本質的な要素に大きな相違はないので、両方の形式に対応できる内容になっております。

私は約2年間の就活で一流企業13社の最終面接(対面は10社)を受けた。結果は5勝8敗で負け越している。私よりも最終面接を受け、そこで落とされた学生は周りにいないだろうと言っていいほど”最終面接という存在”に苦しんできた。特に、”最終面接までに行ってきた努力の全てが無に帰る”ことで生まれる「心が張り裂けるような感覚」だけは今でも忘れることができない。だからこそ、最終面接に落ちた原因を誰よりも分析して、徹底的に対策をしてきた自信がある。その成果は徐々に表れ、最終的には5社の最終面接を突破するまでになった。合格した会社からは自分の何が評価されたかを人事の方々からフィードバックをいただける機会があった。だから、最終面接で何を見られているのかを企業ごとに知ることができた。そして、驚くように各社の見ている内容は一致していた。

この記事を読むメリットがある方は、
●今後最終面接を控えていて何を対策すれば分からない人
●第一志望の最終面接までにやれることを全てやりたい人
●今まで何度も最終面接で落ちてしまうがその原因が分からない人

上記のような方は一度目を通すだけでも『最終面接で見られているポイント、そして何を具体的に対策すればよいのか』が明確になり、選考の通過率が確実に上がるだろう。


最終面接で合否を分ける瞬間は5つ存在する


ドアを開けて着席するまでに大半の評価が決まる

役員レベルの方々が登場する最終面接では、ドアを開けた瞬間に選考が始まることを意識すべきである。ある総合商社の役員は、内定した友人に対して”ドアを開けて3秒で君を採用したくなった”と内定後のフィードバックで言っている。このことからも、対面形式の最終面接ではドアの入退室の動作ですら選考対象となっていることが分かる。では、彼らは入退室で学生の何を見ているのだろうか?それは学生が「社会人になる覚悟があり、堂々とした振る舞いをしているか」に尽きる。役員レベルの方々は学生の現時点の能力よりもこれから学生が会社で活躍する可能性があるかどうかを重視している。だからこそ、彼らは今後待ち受ける厳しい困難に立ち向かって乗り越えられそうな可能性を学生が備えているかを入念にチェックする。数々の現場を乗り越えてきた役員の方々は学生の様子を数秒見ただけでそれが分かる。この事実を知らないと、入室時に自信なさげに振舞ったり、役員の方々の意見にひたすら頷くだけの行動をしてしまい、逆にマイナス評価に繋がってしまうのだ。

相手の目をしっかり見てゆっくり話しているかどうか

対面形式の最終面接では相手の目を見ながら話せるかどうかも入念に評価されている。企業の最終面接を受ける前に担当のメンターから高い頻度で言われることが「相手の目をしっかり見て、丁寧に話せば受かるから!」というメッセージだ。役員レベルの方々が学生を採用する大きな基準としているのが「大切な顧客の前に、この学生を立たせることができるかどうか」である。相手の目すら見れない/話しが早くて相手に物事を伝える配慮に欠ける学生を前に出して、大切な顧客に失礼な思いをさせてしまっては、会社の築き上げた信頼/取引が一瞬で消えてしまう。だからこそ、役員の方々は学生の基本的な所作である相手の目を見ながら丁寧に物事を伝えられるかを重要視している。

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