動作学

人は外の環境と影響し合いながら絶え間なく変化しており、そのゆらぎの中で生きています。そ…

動作学

人は外の環境と影響し合いながら絶え間なく変化しており、そのゆらぎの中で生きています。そういった生物としての人間の本質を追究するのが「動作学」。さまざまな方面に活用できる動作学の知見をお伝えしていきます。https://linktr.ee/dosagaku_life

マガジン

  • 自己実現とチームの可能性 〜自己進化型組織を学ぶ〜

    みんなが個性を輝かせられる環境ってどうやったら作れるんだろう? そんな疑問から出会った”自己進化型組織” これからの未来、必要になってくる組織のあり方について、学ぶ過程をありのままお届けします。 自己実現したい人、組織づくりに興味がある人、ぜひ一緒に学んでいきましょう!

  • 動作学というレンズを通して

    さまざまな物事を動作学的観点から見ると何が見えてくるのか?特に、自分らしく生きる、社会をより素敵にする、ということについて、動作学のレンズを通して本質的な部分を整理していきます。人生に、組織に、社会に、変化を起こすのに役立ててもらえたら幸いです。

  • Medical Emergence Talk

    二人のプロフェッショナルによる「健康を手にいれ、幸せを感じるための考え方」の話。読めば、人間の体が面白くなり、健康や幸せについて一緒に考えたくなります。月1更新です。

記事一覧

#16 自分の常識がすべてじゃない!

前回、自分が「時間はきちんと守らなければならない」という常識のフィルターを持っていることに気づきました。 それから、他にも自分はどんな常識のフィルターを持ってい…

動作学
2日前
8

いつからだって変われる

動作学って何だろう? この学問に惹かれてマガジンの執筆をしているというのに、ズバリとわかりやすく説明ができないまま数年が経ちました。 今もまだ一言にまとめられる…

動作学
4日前
12

#15 「〇〇すべき」に縛られていました!

前回、僕はネガティブな感情になってもいいということを学びました。 そして、思ったことはフラットに「思っちゃったんだもん」とまず受け入れる、という術を身につけまし…

動作学
9日前
12

「あり方」を見直すって?

物事を動かしていく時には「やり方」と「あり方」があって、「やり方」ももちろん大事なのですが、「あり方」はそれ以上に大切というか、「あり方」こそ土台であるという話…

動作学
11日前
19

#14 ネガティブな感情になってもいい!?

前回、物事をインプットするとき、ポジティブな側面を見ることを選択することが大切だと学びました。 あれから僕は、ポジティブな側面を見ることを意識して生活してみまし…

動作学
2週間前
22

自分を無条件に愛する

人生において一瞬たりとも離れることがない唯一の人間が自分です。 だから、人生を楽しく味わうためにはいかに自分を愛せるかが鍵です。 自分を愛することは自己肯定感と…

動作学
2週間前
18

#13 ポジティブorネガティブ、どちらを見ていたい?

前回、情報をインプットするときには、視点の数を増やすことが大切だと学びました。 これは言い換えると、インプットの ”量” の話だったわけですが、今回はそれにひき…

動作学
3週間前
7

性善説? 性悪説?

いきなりですが、性善説と性悪説、皆さんはどちらの立場ですか? ウィキペディアによると、性善説は「人はみな生まれつき善の性質を持つ」という説で、性悪説は「人はみな…

動作学
3週間前
16

#12 インプットの量を増やすとはどういうことか?

前回、「すべての意見に ”良い悪い” はなく、”視点の違い” である」ということを絵を使いながら学びました。 あれから、実際に絵をイメージして生活をしてみました…

動作学
1か月前
10

自分らしさって

心の声を聞く。これは、自分らしく生きるにあたってのおそらく必須項目でしょう。 ただ、心の声という表現は思いのほか曖昧です。 湧き出てくる感情も心でしょうし、思考…

動作学
1か月前
15

#11 良い悪いが存在しないワケ

前回のnoteで、 「コミュニケーションのゴールは納得解を生むことだ」ということを相手とすり合わせた上でコミュニケーションをしていると、 「自分の意見をオープンにテー…

動作学
1か月前
14

ヒトが進化成長する仕組み

このマガジンのスタートから2年。紆余曲折あったけれど、前回「読む人に何らかの揺らぎを起こすこと」がマガジンの目的だと整理できてスッキリしたライター古澤。 読む人…

動作学
1か月前
16

#10 コミュニケーションの前提をそろえること

前回のnoteで、自責のコミュニケーションとコミュニケーションの目的について改めて見直し、日常でも意識して生活をしてみました。 具体的にコミュニケーションの中で意識…

動作学
1か月前
26

わかってもらわなくてもよかったのか!

皆さん、この動作学のアカウントで連載しているもう一つのマガジンの最新話、お読みになりましたか? 動作学を学ぶ仲間であるたむぅの気づきに、「ああ…」と私はため息を…

動作学
1か月前
14

#9 自責のコミュニケーションのつもりが実は、、、

前回、コミュニケーションについて、2人のコミュニケーションを例に学びました。 そこでは大きく、 ・コミュニケーションの自分の責任を受け入れること(自責のコミュニケ…

動作学
1か月前
16

自分を解き放つ

その日、ヨガクラスで、私は腹を立てていました。 直感で選んだ初めてのスタジオ&クラス。 ところが、時間になっても先生が来ません。 前のクラスを受け持っていた先生…

動作学
1か月前
16
#16 自分の常識がすべてじゃない!

#16 自分の常識がすべてじゃない!

前回、自分が「時間はきちんと守らなければならない」という常識のフィルターを持っていることに気づきました。

それから、他にも自分はどんな常識のフィルターを持っているんだろう?という意識で生活をしてみました。

そうすると、特に人と話すときに、とても気づきが多かったです。

たとえば、自分とはまったく違う、外資系のコンサル企業に勤めている高校時代の友人と数年ぶりに会って話すことがありました。

海外

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いつからだって変われる

いつからだって変われる

動作学って何だろう?

この学問に惹かれてマガジンの執筆をしているというのに、ズバリとわかりやすく説明ができないまま数年が経ちました。

今もまだ一言にまとめられる気はしませんが、それでも数年前よりはグッと理解が深まって、これまでとはまた違う方向から動作学というものが見えてくるようになりました。

動作学とは、ヒトが生きること、ヒト(と人類)が進化することについて、その核にある科学的な仕組みを学ぶ

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#15 「〇〇すべき」に縛られていました!

#15 「〇〇すべき」に縛られていました!

前回、僕はネガティブな感情になってもいいということを学びました。
そして、思ったことはフラットに「思っちゃったんだもん」とまず受け入れる、という術を身につけました。

これを実践してみて、僕の中で新たな発見がありました。

それは、
自分が気にしていたこと、思ったより相手は気にしていなかったかも!?
ということです。

たとえば、時間を守るということ。

娘が通う保育園の先生から「今日はだいたい○

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「あり方」を見直すって?

「あり方」を見直すって?

物事を動かしていく時には「やり方」と「あり方」があって、「やり方」ももちろん大事なのですが、「あり方」はそれ以上に大切というか、「あり方」こそ土台であるという話をこのマガジンでもよくしてきました。

でも、今さらですけど、「あり方」って、これまたちょっとわかりにくくないですか?

辞書を引けば「今の状態」あるいは「あるべき状態」だと意味はわかりますが、じゃあ、「今の状態」や「あるべき状態」を「見直

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#14 ネガティブな感情になってもいい!?

#14 ネガティブな感情になってもいい!?

前回、物事をインプットするとき、ポジティブな側面を見ることを選択することが大切だと学びました。

あれから僕は、ポジティブな側面を見ることを意識して生活してみました。
そうすることで、良い気分で過ごせることが増えてきた気がします。

ただ、なんだかモヤモヤしたときがあったので、今日はそのことについて書きます。

なんだかモヤモヤしたとき・・・

それは、楽しみにしていた友達との予定が友達の都合で急

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自分を無条件に愛する

自分を無条件に愛する

人生において一瞬たりとも離れることがない唯一の人間が自分です。

だから、人生を楽しく味わうためにはいかに自分を愛せるかが鍵です。

自分を愛することは自己肯定感ともかかわってくるかもしれません。

自己肯定感と言えば、このマガジンでは以前、自己肯定感を上げる方法として、動作学チームの川尻隆が提唱する4つのステップをご紹介しました。

1 Find Yourself=自分を見つける 
2 Trus

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#13 ポジティブorネガティブ、どちらを見ていたい?

#13 ポジティブorネガティブ、どちらを見ていたい?

前回、情報をインプットするときには、視点の数を増やすことが大切だと学びました。

これは言い換えると、インプットの ”量” の話だったわけですが、今回はそれにひき続き、インプットの ”質” のお話です。

隆さんが話してくれた例えが分かりやすかったのでまずシェアします。

コップに半分入った水を見たとき、
「まだ半分もある!」と思うのか、
「もう半分しかない…」と思うのか。

前者のようにポジティ

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性善説? 性悪説?

性善説? 性悪説?

いきなりですが、性善説と性悪説、皆さんはどちらの立場ですか?

ウィキペディアによると、性善説は「人はみな生まれつき善の性質を持つ」という説で、性悪説は「人はみな生まれつき悪の性質を持つ」という説。

「どちらが正しいか?」という論争もあるようですが、動作学の見地から一つ言えることは、性善説も性悪説もどちらも「前提」の話だということです。

前提は、インプット・プロセス・アウトプット(知覚行為循環

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#12 インプットの量を増やすとはどういうことか?

#12 インプットの量を増やすとはどういうことか?

前回、「すべての意見に ”良い悪い” はなく、”視点の違い” である」ということを絵を使いながら学びました。

あれから、実際に絵をイメージして生活をしてみました。

具体的にやったことは、自分が意見を言うとき、

「僕の経験から言うと、」
「僕が見えている範囲での話なのですが、」
「実際に僕が聞いた話では、」

のように、あくまで自分の視点をベースにしている、ということを前提に置いて話すというこ

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自分らしさって

自分らしさって

心の声を聞く。これは、自分らしく生きるにあたってのおそらく必須項目でしょう。

ただ、心の声という表現は思いのほか曖昧です。

湧き出てくる感情も心でしょうし、思考もまた見えないという点では心と捉えられなくありませんし、このマガジンでよくお伝えする感性も心の声の一種と言えます。

心の声を、頭の声と区別する向きもありますが、その違いはちょっと感覚的。わかりづらい人もいると思うんです。

で、動作学

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#11 良い悪いが存在しないワケ

#11 良い悪いが存在しないワケ

前回のnoteで、
「コミュニケーションのゴールは納得解を生むことだ」ということを相手とすり合わせた上でコミュニケーションをしていると、
「自分の意見をオープンにテーブルに載せることが必要なことなんだ」と気づき、
結果的に「自分の意見に良い悪いはないと思って話せた」という変化があったことを書きました。

これに気づいたとき、隆さんが普段から言っている ”あること” がすごく腑に落ちたので、今日はそ

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ヒトが進化成長する仕組み

ヒトが進化成長する仕組み

このマガジンのスタートから2年。紆余曲折あったけれど、前回「読む人に何らかの揺らぎを起こすこと」がマガジンの目的だと整理できてスッキリしたライター古澤。

読む人に何らかの揺らぎを起こせばOKと考えたら自由に伸び伸びと書ける…と、何ともいえない心の広がりも感じました。

ところが、すぐさま頭の中で声が響いたのです。

「自由に伸び伸びと書くって、ちょっと無責任じゃない?」

え、そう?

「そうだ

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#10 コミュニケーションの前提をそろえること

#10 コミュニケーションの前提をそろえること

前回のnoteで、自責のコミュニケーションとコミュニケーションの目的について改めて見直し、日常でも意識して生活をしてみました。

具体的にコミュニケーションの中で意識したのは、”自分の意見をわかってもらうことに執着しない” ということです。

こうすることで、自然と相手の意見に耳を傾けようと思うことができ、結果的に新しいアイデアが生まれたり、方向性がクリアになったりとよい時間だったと感じられること

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わかってもらわなくてもよかったのか!

わかってもらわなくてもよかったのか!

皆さん、この動作学のアカウントで連載しているもう一つのマガジンの最新話、お読みになりましたか?

動作学を学ぶ仲間であるたむぅの気づきに、「ああ…」と私はため息を漏らしました。

私も手段が目的にすり替わってしまっていました!

何なら、このマガジンの目的も、「言いたいことを伝える」にすり替わっていました!

…見直しです。

メディアのコミュニケーションのゴールを考えてみたはて、では、マガジンは

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#9 自責のコミュニケーションのつもりが実は、、、

#9 自責のコミュニケーションのつもりが実は、、、

前回、コミュニケーションについて、2人のコミュニケーションを例に学びました。

そこでは大きく、
・コミュニケーションの自分の責任を受け入れること(自責のコミュニケーション)が大切
・コミュニケーションのゴールは納得解を生むこと
ということを学びました。

では、いざ生活の中で実践をしてみよう!と意気込んだのですが、なかなかうまくいかないことも…

まず意識したのは、人とコミュニケーションをすると

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自分を解き放つ

自分を解き放つ

その日、ヨガクラスで、私は腹を立てていました。

直感で選んだ初めてのスタジオ&クラス。

ところが、時間になっても先生が来ません。

前のクラスを受け持っていた先生が遅れた先生のカバーに入ってくれたので、実害は何もありません。

なのに、私は憤っていました。

(遅刻するなんてプロ意識が低い。穴埋めをするはめになった先生もいい迷惑に違いない)

ちなみに、どちらの先生のことも私はまったく知りませ

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