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2020年9月5 鬱病ナイトダイブクライシス

俺は友達と人生について語るとき、「世の中、鬱病になるために作られてるからな」を冒頭に置いてから始めるんだけど、それに対して「そんなことない(笑)」みたいな対応をするやつが1人もいないのは、少なからず人生に絶望、または諦めている人間が俺を中心にゴキブリホイホイみたいな感覚で集まっていることがわかる。タピオカを飲んで幸せそうにしてるギャルとかJDを見ると、「俺らも対抗して酒を飲もう」とか言い出すやつがいるんだけど、そいつは俺の周りで1番酒が弱くて、ウーロンハイを半分飲んだところで、しどろもどろに元カノの話をしだす。散々罵倒したあと、「エアコンのスイッチを入れる姿だけでいいから見たい」とこぼした言葉は、2018年のパンチラインに認定されているが、、外野から見ると元カノに執着した痛いやつなんだろう。

「友達」ってフィルターのせいで、どんなに痛いやつでも俺はずっとそばに居てやろうとかヒューマンドラマ後半の主人公の心境みたいなことを思ってしまうばかりに、いざ自分が窮地に立たされると、客観的に物事が見れなくなる。俺の周りには、以外にもバンドマンが多い。なめないでくれ、ただのバンドマンじゃない。もれなく超がつくレベルのゴミクズバンドマン。30超えてもなお20代前半のか弱き女子大生を昼キャバで働かせ、その金でスロットに行くという現代のサブカル閻魔大王みたいなやつがわんさかいる。こいつらに会うと、自分のゴミクズ具合が可愛く見えるというマジックが見られるわけだが、それでも俺はこいつらの生き様が好きでしょうがない。生き様はゴミクズで違いないのだが、女関係における精神論は中原中也も嫉妬するレベルの意識の高さを持っている。

そのバンドマンが昔、「メンヘラ女子とうまく付き合っていく方法」と題した資料みたいなやつを作成した。そもそもそんなの知りたくない上に、その中に「一緒に手首を切って、手首チューする」という項目があって、2秒で読むのをやめた。メンヘラ女子とうまく付き合う過程で、ゾディアック家みたいなことをしなくてはいけないのであれば、俺はメンヘラ女子とは付き合わなくてもいいなと思った。

ところで、痩せた。もう少しで65キロに到達する。

嘘かと思うかもしれないが、痩せたことでこうも世界が違うのかと痛感することが増えた。久しぶりにたまたま会った女がやたらと連絡してきたり、謎の家出少女にめちゃくちゃ声をかけられるようになった。1番ビックリしたのが、深夜のコンビニで金髪の女に声かけられて、「家で勉強したい」と言ってきた。は??????なんの勉強???????となったが、よく見ると、カバンじゃなくてランドセルを右腕にぶら下げてた。世の中終わってんな???????????小学生が家出してんじゃねぇ。つか、小学生で金髪ってなに?????????見間違いだったかもしれないけど、一目散に逃げた。

とは言っても、もともとの顔面のポテンシャルっていうのはどんだけ痩せても限界があるわけで、別にモテてるわけではない。今まで俺に吸い寄せられた変質者が、若干若い女に変わっているだけで、基本的にまっとうな女は寄りついてこない。ちなみに、痩せたことで訪れる虚無感みたいなやつも半端ない。世界は恋におちている!!!!!!!!と思ったのはほんの数日間で、ぷにぷにの腹を見ながら飲むストロングゼロが恋しい。公園で酒飲みながらGLAY歌ってたけど、痩せてからはスガシカオとか歌ってる。

おれ、このツイート見て泣いた。他のライターがどういう感じなのか全く知らないけど、基本的にオフィシャル書いてても、チームという感覚はなくて、ライターはライブが終わった後から本腰を入れるので、同じ時間で喜びを分かち合うことはほとんどない。そもそもライブにおけるライターってあくまで受け手だから、作ってる側が味わう達成感ってない。だからそういう意味では孤立してるし、連携みたいなものはほとんどない。かっこよく言うと、自分との戦いだから、「こういうことがあった」とかの共感を味わえない。それでも多少なりと俺も仲間に入れてくれって思う気持ちはある。一緒に共感できないけど、反省会も参加できないけど、俺もこのライブを文字に残したよって思ったりもする。メンヘラ男子みたいじゃん。だからこうやってチームにいると言われると変な感覚になる。でも泣いたからすごく嬉しかったんだと思う。世の中は鬱病になるために作られてるけど、それでもなんか頑張ろうかなって思うことがたまにあるから、憎いよ。


<ギャルに届けvol.10>

CAR10 / Best Space

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かろうじて人間