海外進出を考えている人へ -まずは英語

今年2017年の4月私はオランダで展示をしてきました。普段は東京に住み、数年前まで海外で展示など全く考えられなかった人でした。

そんな私がどうやって海外展示に至ったのか。

また海外展示する時に必要だった知識を少しずつ書いていけたらと思います。

2017/4/12にオランダに着いて5/23まで「43日間」という長い間、Tweetaktというオランダ、ユトレヒトのFestivalに参加して展示をしてきました。

こんな大自然の中のフェスティバルだったん…しゅてき。

Tweetakt      https://tweetakt.nl/nl/programma-2017/item-1019/

展示の様子はオランダの新聞にも掲載されました。なんということ!うれしい!中高大学と、グレてた自分に教えてあげたい(笑)。

一緒にやっている佐々木さんはもちろん、いろんな方の協力のおかげです。それに加えて幾度かきっかけのような出来事があって、それを逃さないように自分でもポイントをおさえてきました。それをひとつひとつ書いていきたいとおもいます。

だいたい海外で展示したことないし、Google先生に聞いても「海外で展示する方法」なんて結果は出て来ない。Tweetaktのプロデューサーから連絡もらってから、実現方法を探って悩んで、そして、昔からの付き合いのあるアーティストや友達、展覧会エンジニア、テクニシャン、あらゆるツテを使っていろんな方に相談しました。みんな快くアドバイスいただいて本当に感謝です。そしてなんとかオランダで展示できました。

この文章、うまくなくても、これから海外進出を考えている人やオランダに来ることになった人の手助けになればと思います。


まず、常に重要視していたことは

1. 英語を習得するために常に話すこと(英語は全く話せませんでした)

2. この話す機会は二度と来ないと思うこと(私は全く社交的でないです)

3. 助けてくれている人たちに遠慮なく連絡すること(今度誰かに返せればいいかなと)

この3つは結構強く思うようにしてます。

まず

1.英語を習得するために常に話すこと

私は2013年1月から英語を習っています。これが一番時間がかかると思ったので、まずはじめました。

私は全く英語話せなかったし、話しかけられたら逃げるような人でした。

ははは。先日古くからの友人、堀尾寛太くんに久しぶり会って、「英語話せるようになったの?!すごいね!」って言われた時はうれしかったー。がんばった甲斐がある…
しかし、始めた時は全然話せません。そして今も昔もお金はありません。色々探しましたが、大手ではなくても英会話教室って高いですよね。忙しいので通うのは面倒くさいし無理がある。実際の効果もわからない。そんなのに高い金払えるかー!

制度としてもっと義務教育のうちに英語を第二言語として話せる教育をしないといけないと痛感しました。そして現在、仕事をしている年齢の人たちも安価で気軽に英語を習得できるようにならないものか。実際、海外で「なんで日本人は全然英語話せないの?なんで教育しないの?」と聞かれたりします。色々弊害がありすぎるよ

では、

どうやって、なんとか展示できるまで英語をそれなりにでも話せるようになったか。

よく見かけませんか?カフェで外国人と話していて、レッスンしてるっぽい人。あれです。ああいう会社にもいくつもあって中には色々あるみたいです。気をつけてください。「○○(レッスン会社)評価」でgoogle先生に聞いて検索しました。その中でも評判のよかった会社にしました。(知りたい人はtwitterとかFacebookで話しかけてください。広告したいわけではないので書きませんが、秘密にしているわけでもないのですぐ教えます!)外で見られるのが恥ずかしい人はSkypeもありますよ。私は自分が実力不足すぎたので、特に発音は難しいので実際会う方がいいと思ってカフェで会う方を選びました。今はSkypeも同時にやっています。

先生の選び方

私がお願いしているところは、先生は紹介制でした。紹介された人にお願いするかは選べます。私の場合、英語話すだけも緊張するので友だちのように話せる、自分のレベルで教えてくれる女性の先生をいつもお願いしています。今のところ素敵で面白い先生に会えてます。アメリカ、ニュージャージー、マレーシア、ウガンダ、イギリス。様々な国の先生たち。同性の先生と話していると働くということ、政治のこと、恋のこと(笑)、友達のように話せたりするので、オススメですよ。(あくまで私の場合ですが)

とにかく、英語の学び方について書かれているものにはにはよくありますが、

英語を(間違っても)話すことに慣れること。

外国人の方と話すことに慣れること。

それが第一歩でした。最初はカフェで先生と対峙しても、ずっと笑ってyes,yesとだけ言ってました。わからなければわからないでまた笑ってました。これではダメだ!と思って、「わからない(I don't understand)」とだけ言えてから楽になった気がします。

今もわからないこと多くて間違っても顔やジェスチャーで乗り切ってるような気がします(すみません笑)。しかし、表情なんて作る人じゃなかったですよ。本当少しずつです。2013年からもう4年も経ってますから。すぐにできることなんてそんなにないものですね。

しばらくして外国の人を見るとすぐに話しかけるようにしてました。実際何を言っているかわからなかったと思います(笑)。原宿のナイキショップで黒髪の外国の方が困っていたので、「May I Help you?」と気軽に話しかけてしまって店員さんもその時の連れも困るという事態を起こしてしまったことがあります。少し話せるようになって、調子に乗りました(笑)

一方、展示ではいつも外国の方は来ます。すぐ話しかけます。「Hello! Where are you from?」実際に観に来てる人はアートに興味ある人かアーティストだったりするので私の英語がわからないなりに(笑)色々話してくれます。ありがたし…。正直、英語の練習だと思っていたんですよね(笑)。でもオランダはそれが始まりでした。

ここでひとつ。

自分の作品の説明文は頭に入れてすぐ出て来るようにしてあります。簡単な文章で作ります。1文ずつ区切るような感じで英文を作ります。

例)スライムシンセサイザーなら

This is the Slime Synthesizer.(This is a pen並です)

Do you know Slime?(スライム知ってますか?と言いつつ、手振り身振りでスライムを説明。slimeを説明するfluidとかliquidとかToy in childhoodとかの単語を言えるようにしておきます)

If you touch the slime, it becoming sound. (触ると音がなります)
If you lift the slime, it changing sound(pitch of sound).(持ち上げると音が変わります)

このくらい10回くらい練習すれば言えるかと。Ifとかyouとか抜かしても大丈夫。身振り手振りで一緒に話すとなんとなくわかってくれます。あと、正しい英語の文章のDM(相手に渡せるもの)なども用意しておくとさらに後から連絡できるので名刺がわりによいです。

あとは日々、英語アプリでの練習、siriはイギリス英語に設定していて、siri相手に話しかけて出来なさに笑ってます。キモい。
実際は展示の時に実際3人でも声かければ話せるようになります。相手が何を言っているか理解するのはまた別ですが。

英語についての始まりはこんなとこでしょうか?全然まだ英語はできてなくて、サボるとすぐダメになってしまうのですが、結構、英語をやりたい知り合いに聞かれることが多くてその時は答えてました。本当に英語を何も話せなく全然若くもない私が、今は海外で設営(インストール)はできました。
私に出来たので、だから、なんとかなると思ってもらえたらうれしいです。

次回は何がきっかけになったか、繋がる話ですので書いてみますね。







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