1月14日のレース結果 (日経新春杯)

日経新春杯は、出走馬の中で断トツの最軽量馬、ブローザホーン(5歳牡)が重賞初制覇です。レース展開は、ゴール前200mで4頭が横一線となる熱戦でした。

彼は未勝利クラス脱出まで8戦を要しました。しかし、それから主に2500m前後の中長距離を主戦場とし、3歳の暮れからは8戦5勝と大躍進。昨夏からはオープンクラスに昇級しました。好事魔多しで、前走昨年10月の京都大賞典では心房細動を発症し競争中止となり、昨日が復帰戦でした。今春の天皇賞や宝塚記念で、ターフを賑わせてくれることを期待します。

なお、彼を管理する中野栄治調教師は、2月に定年退職となるので、管理馬の嬉しい重賞初制覇を見届けることができました。一昨日のミッキーゴージャスと安田隆行調教師といい、今回のブローザホーンと中野栄治調教師といい、こういう優しいストーリーはホッコリします。

因みに、両調教師共に騎手時代にダービーを勝ったことある、一流ジョッキーでした。特に、中野氏がエスコートした1990年のアイネスフウジンの勝利は、観客席で「ナカノコール」が期せずして起きました。騎手の名前がコールされるのは、このダービーが最初といわれています。

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