都会では凧揚げをしないのか?
凧でも揚げるか
1月2日。早くも、子どもたちはおせち料理に飽きを感じている。かまぼこや数の子ばかりが減っていく。君たち野菜も摂り給え。
元旦は、ずっと屋内で過ごした。朝もはよからスプラトゥーン、夜が更けてもスプラトゥーン。これはいくらなんでも体に悪かろう、明日は凧でも揚げるか、ということになった。
しかし、去年の凧は既にボロボロ。新調するか、と元旦から開いている家電量販店へ向かう。
まばらな街並み
元旦当日の街は、さすがに人がまばらだった。まぁ、ろくに店が開いていないのだから当然といえば当然だ。
それにしても、この元旦特有の澄んだ空気はなんだろう。車通りが少ないからだろうか。たった一日やそこらで大気は循環するのだろうか。ともあれ、元旦の空気は心地が良い。
凧がない
家電量販店についた。地下一階のおもちゃ売り場へ向かう。
…ない。凧がない。都会では凧を上げる若者が減っているのか?
さんざんおもちゃコーナーをうろつき諦めかけたところに「お正月のおもちゃ」コーナーが目に飛び込んできた。なんだ、レジ前にあるじゃないか。
…ラインナップが弱い。
去年の凧を買った新潟のイオンでは、最新の仮面ライダーやらカービィやらポケモンやら、よりどりみどりだった。しかしヨド○シカメラ、親の前でなんだその凧は。キティちゃんと鉄道しかないのか。定番ラインナップのみじゃないか。そもそも数が少ない。去年の凧を買った新潟のイオンでは(以下略)
凧が上がってない
結局、子どもたちが喜ぶような凧は手に入らなかった。手ぶらでとぼとぼと帰路につきながら、「そういえば凧上げてるの、そもそもみかけないな」ということに気づいた。
この時期は毎年帰省しているもんだから、帰省時の風景がスタンダードだも思い込んでいた。さかし、東京じゃあ凧を上げる人はあまりいないのだ。というか、揚げるスペースがあまりないのだろう。
一応、東京に出てきてから10年以上たつはずだが、まだ気づいていないことがあったのだ、と凧の顛末で気付かされた。それにしても凧…もっとみんな、凧揚げたらいいのに…などと恨み節をこぼしながら、またエビスを一缶あけるのだった。
追記
その後、無事に凧を発見し凧揚げに興じることができた。凧最高!
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