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2022年の京田陽太について考える #2

お久しぶりです。怪獣ブルー号です。京田陽太選手について私の考えを述べていきたいと思います。

京田陽太、彼は2016年ドラフトで日本大学から2位で指名された。前評判は、走攻守三拍子が揃っており、特に守備範囲が広いというものだった。

彼は2017年シーズンに新人王を獲得し、井端弘和以来、なかなかドラゴンズが固定を出来なかったショートに終止符を打った男である。2017年から2021年まで.250前後の打率で、ある意味、安定した打撃成績を残している。
また、彼の特徴といえば、やはりドラゴンズファンの誰もが認める高い守備力であると考える。ドラゴンズの黄金期を支えた井端弘和を超えているのかと言われると、キャッチャーからのセカンド送球時のタッチの甘さや、ファースト送球の精度などを鑑みると、まだそこまでには達していないと考えるが、球界トップレベルの守備力を誇っているのは間違いないだろう。
ここまでが、個人的な京田陽太の寸評である。

そんな彼が2022年シーズン、9試合を終えた時点で今までに無い程の打撃不振に陥っている。
打率.120で25打数3安打に留まっており、OPSは.385で現在リーグトップの大島洋平の打率.395を下回っている現状だ。
1月16日に投稿されたYouTubeチャンネル「燃えドラch 【CBCテレビ公式】」にて、キーマンはオレ!と宣言していた京田陽太。その姿を見て、今年は本当に守備だけでは無く、打撃もかなりの成績を残すのでは無いかと、大いに期待していた。しかし、未だにドラゴンズファンが望んでいる打撃内容には程遠い成績だ。
そんな彼が、最もドラゴンズファンのヘイトを浴びる事となったのが、3月31日のDeNA戦である。
0-0で迎えた8回裏の先頭打者、ここで出塁すると、勝ち越しのチャンスでライトの頭上を越える打球を放ち、球場を大いに沸かせた。しかし、ここからの判断が物議を醸した。京田はセカンドベースを蹴り、サードを狙った。結果的に3塁上憤死でこの打席は終わったのであった。この走塁に関しては様々な意見がSNS上で噴出した。その中には、早く京田を替えろという意見が挙がった。その議論に対して、私の意見を述べたいと思う。

まず、京田は開幕から今まで全試合のショートスタメンに名を連ねている。これは立浪監督が“ショートは守備力”という考えの元にスタメンを決めているのか、もしくは、“ショート京田”としか頭に無いのか、など様々な憶測がたつ。
様々な考えがある中で、私が思う立浪監督が考えていることは、京田には打撃は期待出来ないが、守備力は絶大な信頼を寄せている、というものである。理由としては、スタメンで起用し続けていること。そして、試合後半の大事な場面で、京田に代打を送っていることが挙げられる。
つまり、立浪監督は“ショートは守備力が1番ある京田をスタメンにするが、京田は現状、打撃を期待出来ないので、試合後半の大事な場面では、彼よりもヒットを打つ確率の高い打者を送る”ということだと考える。
つまり、首脳陣が考えている事は、“基本、ショートは京田”である。そして、首脳陣は“京田の復調”を待っていると考える。

しかし、いつ復調するのか不透明なので、次は京田陽太が復調するまでどうすべきかを考える。
考えるべき事柄としては“京田よりも打撃が期待できる代打”と“代打後のショート”である。

京田の代打に関しては、様々な期待できる選手がいる。山下斐紹や福留孝介、石垣雅海だ。二軍にも、A・マルティネスなどがいる。これに関しては問題無いと考える。

しかし問題は“代打後のショート”であると思う。これには一軍二軍問わず、様々な選手の名前が挙げられる。そして、その誰もが京田よりも守備力が劣っている。しかし、これは“ショートは守備力が1番ある奴を使う”という事なので、当たり前ではある。そのため、なるべく守備力の高いショートを1人、ベンチに置く必要があると考える。
今現状の一軍ベンチには、ショートをメインとして守っている選手がほぼいない。なので、総力戦となった4月2日の広島戦では、石垣や溝脇らがショートを守っていた。これではピッチャーもファンも、ドキドキハラハラである。

このような事を避けるべく、二軍から堂上直倫や土田龍空を招集し、京田の代打後もある程度、安心して見られるようになるべきでは無いかと考える。しかし、そうなると、伸び盛りの土田龍空などの守備力に定評のある若手は、試合数をこなせない事になる。なので、京田の復調が1番の近道なのでは無いかと考える。もし、1ヶ月2ヶ月と京田に復調の気配が無ければ、堂上直倫や土田龍空などの選択肢を取るべきでは無いかと思う。

私は開幕してからまだ9試合しか経っておらず、まだこのような事を考えるのは時期早々であると思う。しかし、SNS上での京田の風当たりがキツすぎる事から、今回はこのようなことを述べた。私は京田信者では無い。ドラゴンズが常勝軍団になるにはどうすれば良いかを考える。
私は焦らず、京田の復調を待ち続けるべきであると考える。しかし、京田の打撃の復調の気配が無かったり、守備力が著しく下がったりした場合は、首脳陣には“ショート”というポジションの在り方を考えるべきだと思う。

https://npb.jp/bis/players/81585134.html
NPB 日本野球機構
https://youtu.be/4HRC_VhhLlI
CBCテレビ公式  燃えドラch

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