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インテルの欧州新工場の候補

インテルのCEOがイギリスのBBCのインタビューに答えました

🟩英国はインテル欧州新工場の候補ではない

欧州の半導体政策により、インテルは欧州にチップ新工場を建設することを検討しています。欧州は2030年までに、世界の半導体生産シェアを倍増させ、20%にする目標を掲げています。現在は世界の半導製造は、韓国Samsung、台湾TSMCなど東アジアに集中しています。東アジアのシェアは、日本、中国を合わせるとシェアは約80%となっています。

インテルCEOのパット・ゲルシンガーさんは英国は候補地ではないと答えました。

🟩英国ブレグジットの影響

インテルは現在、欧州の10か国からの約70の工場の候補地の提案を受けています。ブレグジットがなければ、イギリスでも候補地を探していたとインテルは述べてます。インテルは200億ドル(約2.2兆円)を投資し欧州の新チップ工場を建設する計画です。工場運営の間も含めると総投資額は1,000億ドル(約11兆円)なると見込みです。そのために税制優遇や直接投資などの80億ユーロ(約1兆円)の補助金を欧州政府に望んでいます

🟩まとめ

インテルはEUに半導体工場建設に対する補助を求めているため、EUから離脱したイギリスは新工場の候補地ではない

半導体産業は地政学、安全保障に影響する産業で、技術力だけでは世界と戦っていけません。「半導体はインテルが米国で作った産業」というように、強く国の産業と意識しています。


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