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🟩nVIDIAによるARM買収の反対派が狙っていること

クアルコムCEOがARMの買収に対してコメント

🟩nVIDIAによるARM買収の反対派はARMの上場を狙っている

nVIDIAと同じファブレス半導体メーカーQualcomの次期CEOのコメント。

「クアルコムを含むエコシステム内の多くの企業から、アームに投資することに大きな関心が寄せられている」

ARMは2016年にソフトバンクに3兆円で買収され非上場化しました。現在はnVIDIAがソフトバンクから約4.4兆円で買収することで合意した状態です。反対派はコンソーシアムによる株の持ち合いで、ARMを上場企業にしようとしています。

🟩ARM買収への反対派

クアルコム(Qualcom)、マイクロソフト、グーグルはnVIDIAによるARMの買収に反対しています。ARMのCPUは世界のスマートフォンの95%で使用されていて、500を超える企業からライセンス収入を得ており半導体メーカーへの影響力が強い

現在 米国、英国、EU、中国の規制当局が業界の競争環境が保たれるかどうか審査中で各当局の承認が買収成立の条件となっている

Qualcomなどの競合企業は、ARMが傘下になればnVIDIAが圧倒的に有利な条件を持つ可能性があると懸念を示している

🟩ARM買収が失敗するか?

nVIDIAのCEOはARM買収が規制当局によって承認を、投資家に繰り返し保証しています。

自信の根拠としては
 1 ARMはCPU、nVIDIAはGPUをつくているので独占ではなく補完
 2 研究開発能力の拡大によりARMライセンシーよりメリットをもたらす

「私たちの会社は完全に補完的であるため、補完的なものを提供する企業が集まった結果として生まれるイノベーションを本質的にもたらします。つまり、ケチャップとマスタードが一緒になっているようなものです。イノベーションに役立ちます。」

当局の判断は2022年になりそうだが、どうなるかはわからないです。

🟩まとめ

ARM買収の反対派はnVIDIAからライセンスされるというのは脅威のため、ARMをコンソーシアムが出資する上場企業にしたい

ARMがコンソーシアムにより「船頭多くして船山に上る」状態になると技術開発が衰退しそうな気もする。

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