🟦エプソンとラピダス、次世代半導体開発で協業

セイコーエプソンは、ラピダスと連携し、半導体後工程に関する研究開発機能をエプソンの千歳に設置へ

Rapidusの最先端半導体（後工程）に関する研究開発機能について千歳事業所への設置に向け協議 | ニュース | エプソン

🟦エプソンとラピダス、次世代半導体開発で協業！千歳事業所に研究開発拠点設置

　セイコーエプソンは、ラピダスの半導体後工程に関する研究開発機能の一部を千歳事業所に設置することで協議を進めています。エプソンは千歳の事業所でプロジェクターの基幹部品である小型液晶パネルを生産しています。ラピダスは、貸与または施用されたスペースで2nm世代半導体のチップレットパッケージ設計・製造技術開発を行う予定です。両社は5月上旬までに契約を締結する予定です。

🟦日本における次世代半導体の設計・製造確立に貢献

　半導体製造は、前工程と後工程に分けられる。前工程は、シリコンウエハーに回路を形成する工程。後工程は、形成された回路を検査し、パッケージングする工程。

　ラピダスは日本政府の支援を受け、2nm世代半導体の前工程工場を千歳に建設中です。エプソンは、本件を通じて日本における次世代半導体の設計・製造確立に貢献したいと考えています。エプソンの千歳事業所は、ラピダスが建設中の半導体工場に隣接しているため、研究開発拠点として最適な場所です。

🟦まとめ

セイコーエプソンはラピダスと連携し、半導体後工程に関する研究開発機能をエプソンの千歳事業所に設置することで協議を進めていることを発表しました。近年、AI半導体などの需要増加により重要性が高まっている後工程の設計・製造確立に貢献することが期待されています。

　エプソンとラピダスの工場は隣接しているため、連携が非常にスムーズに進みそうです。