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JOY DOLL Angel No.2お迎え

タイトルの通りなのですが、JOY DOLLさんのAngel No.2をお迎えしました。
大変素晴らしい体験をさせていただいたので、この感慨を文章に残したい!と思い、不得手ながら感想文をnoteに書きました。

▽注意
・レポやレビューなどの実用性はありません オタクの書き散らしです
・ノーメイクヘッド、ヘッドのみ写真あり



2022年6月
Angel No.2の受注が予告されました。

かねてより憧れていたJOY DOLLさんのヘッドを手に入れるチャンスがやってくるなんて……!
と、またとない機会に感激しつつ、寝てる子と起きてる子どちらをお迎えするか悩む日々が始まりました。

結果的に、受注開始後に投稿された画像の双子ちゃんが好みドドドストライクだったので2人ともお迎えすることにしました。
双子の不可侵性ほど美しいものは無いと感じます。

Angelという名前の通り、ルネサンス〜バロック期の絵画に登場する天使のようなお顔だと感じていました。
私自身、美術が好きで美術モチーフの物に目が無いので、ドール×絵画のコラボレーションのようなAngelちゃんにときめかないはずがありません。
(美術に特別詳しいわけではありません……!)

そして2022年11月
我が家に届きました。
ドキドキしながらダンボールを開封

左から ミニブック、箱、箱、証明書


最高……
開封した際思わず笑い声が漏れました。
ほんとに絵画モチーフじゃん……
という所感でした。お迎え前の時点で気付けよという感じもしますが、購入時は興奮で知能指数が著しく低下するので仕方ありません。

まずはミニブックを見ます。
表紙に使用されているのはボッティッチェリ作 神秘の降誕の上部ですね。

Wikipediaより


このミニブックのなんと素晴らしいことか……。
内容的にはフォトブックです。中身を掲載するのは憚られるので、良かったという事実のみ記しておきます。
あまりの素晴らしさに泣き笑いしながらページをめくっていました。
サイズ的にお人形の小物として活用できそうですが、内容が良過ぎるので私が読みます。

次に証明書
こちらはレオナルド作 巌窟の聖母(ロンドンバージョン)に登場する天使があしらわれています。

Wikipediaより


この時点でフィロソフィーが最高……。
可愛いもの、愛らしいものに対する形容詞的なAngelではなく、本義的なAngelであったことを思い知らされます。

最後にヘッドの箱を開封
緊張しすぎて少し間をおいてから開封しました。
ボッティッチェリ作 歌う天使と聖母子の右側の天使たちが蓋にあしらわれています。

Google Arts& Culture より

いざ対面

手袋に年季が入り過ぎている

美しい…………
ノーメイクでこれだけお顔が完成しているなんて、とんでもないことです。
個人的に出目の表現が衝撃的でした。
眠そうだけど野暮ったさの無い、突出した薄い瞼……

手袋が汚い

眠り目ちゃんの方がわかりやすいでしょうか。
個人的な好みでお人形は絶対に出目であってほしいので、目周辺にここまで立体感があるのは最高ですね。
ホワイトスキンをお迎えしましたが、LLTのそれに近い色でした。

ミニブックの巻末に後書きがあり、それによると、作者の方はフィレンツェでボッティッチェリの作品を鑑賞し、多大な衝撃を受け、Angelシリーズの制作に着手されたそうです。
通りで…!と言う他ありません。
Angelシリーズにも製品周辺の意匠にも一貫した芸術性をひしひしと感じましたが、芸術とその鑑賞が霊感源になっていることに由来しているのでしょうか。
ただただ脱帽です。
お人形の、玩具としてではなく芸術品としての面が強く出ており、トイではなくアートスカルプチャーの範疇にあるドールヘッド、そのような印象を受けました。

あとはメイクやウィッグやアイなどなどを調える必要があります。
例の双子ちゃんが好き過ぎるのでメイクはそのまま再現したいぐらいですが、はたしてセルフでできるのか……。精進します。

手近にあった本の表紙がボッティッチェリだったので記念撮影


ヘッドその物が素晴らしいのはもちろんのこと、開封や対面と言った一連のプロセスが素晴らしい体験になりました。
お人形のお迎えはいつだって一大イベントですが、ノーメイクヘッドでここまで感情を揺さぶられるとは思っておらず、正直に言って想像以上でした。なんだか高尚なものに触れたような感慨を覚えます。


以上がAngel No.2をお迎えしたオタクの書き散らしです。
余談ですが、天使の絵画ではティエポロのアブラハムと3人の天使が1番好きです。天使がシンプルに美しいからです。
我が家のティエポロ画集ではアブラハムがフィーチャーされています。主題的に重要なモチーフであるのは承知していますが、天使が見たくてこの画集を買ったので、そっち!?と突っ込みたくなりました。

Giambattista Tiepolo. L'oeuvre peinte 202,203頁

無駄情報ですね。以上です。
お付き合いくださりありがとうございました。


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