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DooRuマガジン(ドアルマガジン)

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毎週月曜日・水曜日・金曜日に教育情報を発信 最新情報から勉強に関するお役立ち情報まで家庭学習でお困りの皆さんへお届けします。
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#子育て

「こども庁」について

政府は、「こども庁」の創設に向けて、7月にも準備室を立ち上げ、組織のあり方や政策について本格的な検討を始める方針を固めました。 こども庁が必要な理由として、こども庁の創設を求める特設サイトででは以下のように説明されています。 ⼦ども関連の政策は、保育園・学童保育や医療は厚⽣労働省。幼稚園と学校は⽂部科学省、さらには警察庁や法務省、総務省、経済産業省、国⼟交通省など、関係省庁がバラバラに動き、縦割り⾏政の弊害が起きています。 このように、少⼦化に影響を与える要因が解決されな

スマホを「使いこなす」には

中学・高校の入学式から約1ヶ月が経ちました。 新入生の人は、学校にも少し慣れて、新しい人間関係もできつつある頃でしょうか。 毎年、この時期になると上の記事のようなお悩みをよく目にします。 連絡手段に必要、周りの人も持っているからなど様々な理由でスマホやタブレットを手にするものの、使い方のルールを決めていないばかりに、スマホから離れられなくなってしまうというケースが本当に多いと感じています。 そこで、この記事にもあるように、 「夜9時以降はやらない」などのルールに加え、

工藤勇一氏の「校長ブログ」について

学校現場の改革に取り組んできた先生のメッセージがまとめられた連載「校長ブログ」の中から、「vol.06学校現場に脳科学を 「三日坊主」責めるのは間違い」という記事を紹介します。 この連載では、「学校の「当たり前」をやめた。: 生徒も教師も変わる!公立名門中学校長の改革」などの著書で知られている工藤勇一氏の取り組についてまとめられています。 vol.06の記事の中では、脳科学を活用した教育あり方に関心を持ち、約3年間の研究を行ったなかで、「心理的安全性」と「メタ認知能力」に

スマホとの向き合い方

この春、進学する方で新たにスマートフォンを購入したという方も多いのではないでしょうか。 中高生と関わってきている立場からすると、 ネットでの人間関係の煩わしさや、ゲームへの課金や依存の問題はよく聞く話で、そろそろなんとかならないものかなぁというのが正直な思いです。 ただ、以下の記事にあるグラフを見ると、ネット上での誹謗中傷の相談件数や人権侵犯事件の数は横ばいになっていることがわかります。 ネットでの誹謗中傷が原因で、命を絶ってしまった人がいるとか・・ 過去にあったトラブ

「校則」について考えること

2月16日、髪を黒く染めるように強く指導されたことが原因で、不登校になったという大阪の府立高校の女子生徒の訴えに対して大阪地方裁は、 「髪の染色や脱色を禁止した校則は学校の裁量の範囲内で、頭髪指導も違法とはいえない」と判断しました。 生徒に髪の染色や脱色を禁止することについては 「正当な教育目的で定められた合理的なもの」 と判断する一方で、生徒が不登校になった後、教室から机を撤去したり座席表や名簿から名前を消すといったことは「許されない」と判断し、33万円を支払うように

定時制高校の漫画「高校生を、もう一度」

今回は定時制高校に通う人たちの背景、高校生活を送っていく中で起きた変化、卒業後の進路について描かれた「高校生を、もう一度」という漫画を紹介します。 大学受験、高校受験が迫っている今の受験生というよりは、 高校に進学したものの学校が合わないと感じていたり、 今の状況や将来に不安を感じている中高生に響く内容になると思います。 筆者自身も単行本を手に取り読んでみました。 お話は「赤山七海」という21歳の女性を中心に進んできます。 彼女は高校にうまく馴染むことができず、 中退を

文科省「休校を求めず」

2020年6月〜12月の間で、新型コロナウイルスに感染した小中高や特別支援学校の児童生徒の数は6159人になると、文科省が発表しました。 内訳としては 小学生・・2217人 中学生・・1513人 高校生・・2350人 となっており、感染経路として最多を占めているのが「家庭内」の54%です。 このことを受けて、 ・1月16日から始まる大学入学共通テストについては予定通り実施する ・昨年4月のように、一斉休校をすることは予定していない という方針を示しています。 「家庭

「ドアルマガジン」で大切にしていること

2020年最後の投稿となります。 今回は記事の紹介ではなく、ドアルマガジンを7ヶ月間投稿してきて、 筆者が大切にしていることをまとめていきます。 自分自身も塾講師として、生徒の前で授業をしています。 思うような点数を生徒が取れなかった時、 「なんで解けないのか。」 「頑張りが足りなかった。」 と、結果ばかりを責める声かけに効果はないと考えています。 それだけで成果が出たのであれば、生徒がすごかっただけです。 「確かにここは頑張りが足りなかったけど、ここは前回より成長

教員資格を持つCAを学校で受け入れ

文科省は21日、航空会社の客室乗務員(CA)のうち、教員資格を持つ人を学校現場で受け入れる考えを示しました。教職員の負担を軽減と、航空業界を雇用面で支援するねらいがあるとのことです。 「教員免許を持ってるだけで、異業種の人を入れていいのか」 という考えもあるかもしれません。 しかし免許を取ろうと思うと、 大学の講義等で単位を多く取る必要や、実習もあるため、 「とりあえず取っておくか。」で取る資格ではないように考えています。 ですので、「教員免許を持っている人で」とある程

デジタル教科書、使用制限撤廃へ

小中高校の児童生徒が使う、デジタル教科書の使用制限について、 従来の「授業時数の2分の1未満」の基準を撤廃するという方針を、文科省が出しました。 読売新聞が46都道府県庁所在地、政令市、東京23区の計74市区に行ったアンケート調査では、9割以上がデジタル教科書の使用に不安を抱いていることが明らかになっています。 不安な点として ①視力の低下など健康面の影響 ②家庭の通信環境の確保 ③校内外の安定的な通信環境の確保 ④教員のICT(情報通信技術)指導力 などが挙げられてい

大学生・院生の休退学者5000人以上

文科省の調査によると、今年の10月までに少なくとも5238人の学生が、新型コロナの感染拡大の影響を受けて、大学や大学院を退学・休学していることが明らかになりました。 ・バイト収入が大幅に減った学生らへ無利子の奨学金の再募集を行う ・就職内定が取り消されために留年する場合は、奨学金の貸与期間を1年延長 というような支援が、調査結果と併せて発表されています。 大学の規模にもよりますが、小中高のように担任の先生がいて、声をかけてくれるわけではないので、自分から助けを求めにいか

公立小学校 35人学級に

ドアルマガジンでも、9月頃の記事でこの話題については触れています。 その時点では「35人学級になるように調整していく」というような、 今後の方針決まっているだけでした。 今回、2025年度までに公立小学校の1クラスの人数を全学年で35人に引き下げることが決定しました。1年生はすでに35人学級が導入されているため、来年度は2年生のみ35人学級に移行するというように、毎年1学年ずつ移行していきます。 1学級の人数が35人を超えている学校からは 「担任が児童と関わる時間を増やせ

受験直前の自主休校

2020年11月18日〜29日の間に、Comiru(塾と保護者の日頃の連絡手段などとして使われているサービス)が実施した調査によると、学習塾の約6割が受験直前の時期に「学校を自主休校させる保護者が増加する」と予測していることがわかりました。 自主休校をする生徒に対しては、双方向オンライン授業、オンライン自習室 などの対応を検討している塾も多いようです。 大学受験生は特に、受験に必要のない科目の授業は受けても仕方ないということで、自宅や塾で学習をする生徒はもともと一定数いる

「メンズかーちゃん~うちのやんちゃで愛おしいおさるさんの物語~」

今回は、イラストレーターの「にわゆり」さんが連載している 「メンズかーちゃん~うちのやんちゃで愛おしいおさるさんの物語~」 という、漫画を紹介します。 作者のにわゆりさん自身も二児の母親であり、育児のことで悩むことがたくさんあるとのこと。「そんな時にクスっと笑えたり、共感したり、目まぐるしい毎日のちょっとした息抜きになってらいいと思います。」と語っています。 子育てに限らず、何かに悩んでいるとき 「こんなことで悩んでるのは自分だけ?」 「どうしてこんなこともできないのか。