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DooRuマガジン(ドアルマガジン)

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2020年5月の記事一覧

休校期間中の遅れは取り戻せるの??

【日本経済新聞の調査から分かったこと】 ①休校によって、多いところでは約200時間分の授業が消失している。   ↓ 対策として、夏休みを短縮する自治体もある。 和歌山県・岡山県・・・・・・9日間 東京都・山形県・沖縄県・・・10〜19日間 茨城県・栃木県・埼玉県 石川県・岐阜県・愛知県・・・20〜29日間 千葉県・奈良県・・・・・・・30日以上 (学校の判断により変更あり)    ②7割以上の都道府県教育委員会が「緊急事態宣言解除で学校が再開しても、当面は元どおりのペースで

9月入学に反対提言 日本教育学会「効果期待できず」

【日本教育学会の考え】 ・9月入学にしても、学習の遅れを取り戻し、学力格差を縮小する効果は期待できない ・初等中等教育段階で直接メリットのある児童生徒は極めて限られる ・ オンライン学習環境の整備や複数担任制の導入などが、9月入学以外で学力を落とさない方法ではないか ・入試については、試験問題の範囲を学習進度の遅い学校に合わせるのはどうか 【国際化が進むと・・】 9月入学賛成派の意見として挙げられるのが「国際化が進む」ということ。 猪口邦子氏(元少子化相)、河村建夫氏(元文

9月入学に向けての2つの案

【そもそもなぜ9月入学にしようとしているのか】 ・休校期間によって生じた学習の遅れを取り戻すため ・欧米各国と入学・卒業の時期が一緒になるので留学等がしやすい   【2つの案の課題】 ①第1案を採用し、2021年9月入学者を17カ月分(2014年4月2日〜2015年9月1日生まれ)とした場合に、待機児童の増加、教員不足などの問題が起きる ②第2案を採用し、入学者を毎年13カ月分とすれば緩やかに移行できるが、学年の範囲が毎年変わるのは複雑 (例) 2021年9月  2014