人間は、死んでも終わりじゃない。

「押すなよ?絶対に押すなよ?!」

「オレがやる」
「いやいやオレがやる」
「じゃあオレがやる」

「どうぞどうぞ」


あぁ、間違いなく一度はやった。というかこれまで何回やってきたんだろうか。

どんな関係でも、これをやればその場の空気が和むんだよなぁ。

こんなにも日本中から愛されるネタを生み出したトリオのあの人が、自らの命を終わらせ、うんと高い空へ旅立ってしまった。

なんでよ、どうしてよ、聞いてないよぉ…。

訃報を聞いた当日、ショックのあまり、電池の切れたロボットのようにしばらく呆然としていた。

今でも心にポッカリと穴が空いたような感覚だ。

YouTubeで彼の生前の映像を見返しているが、何か伝わってくる。

ものすごく真面目で繊細な心の持ち主だったんだと。

アメトーーク!!で彼の還暦を祝うスペシャル番組をやっていた際、彼を慕う芸人たちが出演していた中で、誰よりも緊張していたのが当の本人だった。

特段ファンというわけでもないのに、なんでこんなに悲しいのだろう。

もう見られないと思うと本当に寂しい。

でも…、彼は終わっていない。






人間は二度死ぬ。
一度目は肉体的な死、二度目は忘却による死。








確かに彼の肉体は死んでしまったかもしれない、しかしどうだろう、人々は彼を忘れるだろうか。


全国のダチョウ倶楽部ファンの皆様、今回はこのようなことになってしまい、申し訳ありませんでした。

仕事関係者の皆様、申し訳ありませんでした。

何をやっても笑いを取る天才芸人上島が最後に誰も1ミリも笑えない、しくじりをしました。

でも、それが上島の芸風です。
皆で突っ込んでください。

「それ違うだろ!」
「ヘタクソ!」
「笑えないんだよ!」
と地面でも蹴ってください。

上島は天国でジャンプします。
皆様もジャンプして下さい。

そして、上島の分、3倍笑って下さい。
皆にツッコまれる、それが上島の芸風です。

ダチョウ倶楽部は解散しません。

二人で純烈のオーディションを受けます。
ヤーッ!

どんな悲しいことがあってもみんなでクルリンパ!
ダチョウ倶楽部 肥後克宏


ダチョウ倶楽部上島竜兵を愛してくれた皆様本当に申し訳ありません

こんな形でのお別れです
僕は竜ちゃんと出会って40数年

苦しい時も楽しい時もいつもそばにいてくれました!!
本当にありがとう!! 竜ちゃんがいたから僕はあります!

大好きなお酒を今も飲んでいるんじゃないかな?
これからもダチョウ2人のそばで見守ってください!

ずっと忘れないよ! ずっと一緒だよ!
ダチョウ倶楽部 寺門ジモン


こんなに愛してくれた2人の戦友を始め、日本中の多くの人が、彼を忘れることはない。

今までたくさん笑わせてくれて、ありがとう。

天国にいる師匠と一緒に、コントやっていっぱいお酒飲んでゆっくりしてください。


上島竜兵、アナタのこれまでの人生に、クルリンパ!!

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サポートしてくれる神がいるとかなんとか…。