藤井叡王、タイトル戦連勝記録を更新？

昨日の叡王タイトル戦第二局は出口六段の先手相掛かりで始まりましたが、藤井叡王が僅差有利の場面で千日手となり、先後交代の指し直し局も相掛かりとなり見事完勝しました。

藤井五冠にとってタイトル戦で千日手は初めての経験ですが、これは棋聖タイトル戦で待ち受ける永瀬王座の得意技?なのでしっかりその予行演習になったものと思われます。

叡王戦第三局は5/24に行なわれる予定ですが、ここで三連勝で防衛できるかどうかは非常に大きな意味があります。つまり棋聖戦第一局6/03を前に余裕を持って叡王戦を終わらせることが出来るからです。

さらに王座戦本戦トーナメントを戦う必要が無いので、このままタイトル戦で順調に勝ち星を重ねて行けば、タイトル戦連勝記録（現在１２連勝）も次回の叡王戦で羽生九段の持つ１３連勝（歴代二位）に追いつき、棋聖戦を三連勝で越えれば王位戦第一局で偉大な大山名人の１７連勝（歴代一位）に並びます。

藤井五冠は全然こんな記録を意識していなくて一局、一局、の勝ち星を目指していることとは思いますが、ファンとしてはつい期待してしまいます。

2022年度可能対局数残: 67局 5/16現在(段位、冠位、敬称略）

順位戦23年03月　09局○○○○○○○○○(次 佐藤康光 未定)
叡王戦22年06月　03局タイトル3○(次 出口若武 5/24)
棋聖戦22年07月　05局タイトル5○(次 永瀬拓矢 6/03)
王位戦22年08月　07局タイトル7○(次 豊島or池永 6/28)
JT杯戦22年11月    03局本戦○○○
竜王戦22年11月　07局タイトル7○
銀河戦22年12月　05局本戦○決勝トーナメント○○○○
王将戦23年02月   07局タイトル7○
朝日杯23年02月　04局本戦○○○○
NHK杯23年03月　05局本戦○○○○○
棋王戦23年03月　12局本戦○○○○○挑決2○タイトル5*○

合計 67局（トーナメント全勝、挑決とタイトル戦フルセット）

今期初可能対局数 78局

今期勝ち数計　　2勝(勝率 0.667、振り駒勝率 0.500 1:1)
今期負け数計　　1敗
今期喪失局数　　8喪失(棋戦敗退による対局喪失)
今期早失局数　　0早失(番勝負早期決着による対局喪失)

今期敗退棋戦：
王座戦22年10月　本戦1回戦●大橋貴洸×××タイトル5*×(今期1敗、8喪失)

今期対戦結果：
2022/04/28 ○ 出口若武 叡王戦 タイトル戦 １回戦（先手 相掛り）
2022/05/06 ● 大橋貴洸 王座戦 本戦 １回戦（後手 矢倉）
2022/05/15 ○ 出口若武 叡王戦 タイトル戦 ２回戦（先手 相掛り : 千日手指し直し局）