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竹工作 [親子で体験、竹馬つくり:前編 作り方

子供が自分で作る

私は竹林整備活動にボランティア参加し、その中で竹の活用を考えています。
竹で作るものといえば、竹馬。ある程度の年代の方なら少なからず思い出があるのではないでしょうか。
自分で乗る竹馬を子供が自分で作る。大人は少しの補助をするだけ。
そんな体験イベントのお手伝いを何度か行ってきています。
ノコギリを使ったことが無くてもOK(幼稚園生くらいから、初心者歓迎)です。

(この記事)前編では、竹馬の作り方を紹介します。
後編では、子供さんが自分で作る際の、大人(親)と子供の役割分担を紹介します。
後書きでは、こうした取り組みの背景、私の体験など紹介します。

はじめに

ここで紹介するものは各自の手作りとなり、それに乗ることになります。
作り方によっては、危ない思いをしたり、けがをする事もあるかもしれませんが、自己責任でお願いします
子供の頃に「危なぃ!」とか「痛っ!」とか小さなケガとか。
そういった体験をすることも大切だと私は考えています。
将来大きなケガや事故に合わないために。

用意するもの

・子供が握れるくらいの太さの竹を2本。長さは身長+30㎝程度。
・乗るところ(ステップ)を作る太い竹。太さ5㎝以上。4つの節が含まれる長さであること。
・ロープ。引っ張っても容易には伸びないこと。
 (私は、太さ6mmのKPロープを使っています。)

※そもそも、そんな竹をどこから持ってくるの? と思われた方。
例えば地域の竹林整備活動に参加してみてはいかがでしょうか。
ちょうどよい竹を分けてもらえるかもしれませんよ。

作り方

※説明図を2つ載せています。以下の文章はその簡単な内容です。

1)ステップになる竹を切る
節が4つ分ある太い竹を切ります。内側2つの節の、さらに少し内側で2か所を切ります。これで左右2つの部品になります。中央で残った筒状の竹は不要です。

2)ステップになる竹を割る
2本できた竹を中央で割ります。
ナタをあてて上からたたくことで割れます。
割った後、竹の端面は角が鋭くケガしやすいのでカッターで少し削っておきます。

3)ステップになる竹を縛る
2分割した竹を、片方の節の手前でしっかりと縛ります。
ロープを3回、ぐるぐるっと回し、一般的な結び方でOKです。

作り方、前半

4)ステップの位置を決め縦棒を切る
縦棒のちょうどよい高さの節のすぐ上にステップをつけます。そのため、高さが同じになるように、縦棒の下を切りそろえます。下端が節のすぐ下だと理想的です。節から離れていると使っていて割れやすくなります。
ついでに上も切り全体の長さを揃えておきます。

5)ステップを縦棒に縛り付ける
先ほど縛ったステップの縛っていない方を広げ(力が必要ですが、それはしっかり縛ってある証拠。それでOKです。)、縦棒を挟みます。この時、45°くらい斜め上に向くように挟みます。
その状態で、縦棒とステップを縛り付けます。
ロープを3回、ぐるぐるっと回し、一般的な結び方でOKです。
どの結び目も、完成した時に下側にくるようにしてください。

6)ステップを押し下げて、完成
斜め上を向いているステップを下に向けてグ~ッと押し下げてください。水平になったくらいの所で止めます。やや斜め上でもOKです。
これで完成です。(同じものをもう1本作ってください。)
※ステップが斜め下になるような場合は、ロープ結びが緩いので縛りなおして下さい。

作り方、後半

親子で作るには

ここまで作り方を書いてきました。
これを親子で(子供主体で)作るには、各工程でいくつかのポイントがありました。
その内容は後編で紹介します。


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