その”映像”が日本の自転車業界の未来を変えた
「他では読めない話を書けたらなぁ」と、日々思っているのですよ
NHK特集ってきいたことありますかね?
NHKスペシャルともいいます
主に、話題になったニュースや人物をドキュメンタリ特番としてさらに掘り下げる番組
1985年、日本ではまだ注目されていない、注目どころか、まったくとして知られていなかった自転車競技が取り上げられた
その名は「ツール・ド・フランス」
フランスを一周しながら競い合う自転車レース
当時の「99.9%の日本人は知らなかった」といっても、過言ではなかったそうで
なぜそんなコンテンツが取り上げられることになったのか?
高度経済成長から
バブル全盛期に入り
世界進出も隆盛を極めていた
グローバル化の波が押し寄せ
そして渦巻くなかで
さらに世界で戦える人材を!と
世界では当たり前のことや
世界ではすでに有名であるにも関わらず、
日本ではまだ知られていない情報
それを、ひとつでも多く取り上げていく
まだインターネットは存在しておらず、まだまだ情報はテレビや新聞に依る所が大きかった、そんな時代
肝心の制作陣も 右も左もわからない状態で、まったくのド素人
視聴者となるニッポン国民が知っている自転車競技といえば、競輪くらいなもの
だが、それが功を奏することとなった
制作陣は素人目線で、ひとつひとつ丁寧に初歩的な疑問を解説していく
すべてが「はじめて」という鮮烈なインパクトによって、多くの視聴者がその魅力に取り憑かれていった
特に子供心に大きく突き刺さったらしい
どれくらい鮮烈…いや激烈に突き刺さったかといえば
「この番組がキッカケで自転車を始めた!」
現在の日本自転車界を牽引する、レジェンドと呼ばれる選手の多くが、そう語るほどに
ツール・ド・フランスの存在すら知らなかった状態から、いまでは世界で活躍する日本人選手が生まれている
それは「この番組があったから」とも言える、んですがね…
ええっと…実はこの番組をつくったのは、実の親父なんですよね
「誰も知らない事にスポットをあてるのがテレビマンでありジャーナリストの醍醐味」
「NHKはデカイ組織でめんどくさいところも多いけれど、その影響力があるからこそスポットをあてることができる」
最近は、メディアも多種多様となり、だいぶ「影響力」はバラけてしまった
「ひとつの番組が国ごと変えてしまう」なんてことは起きにくくなっているかもしれない
親父はよく「たまたまテレビマンにとって最高の時代に生まれることができた」と口にする
たとえ時代に愛されていたのだとしても、ここまでの影響を生むコンテンツを、世の中に贈りだせた
そういえば当時、シャンゼリゼのゴールを観に連れて行ってもらえた
たくさんのオフィシャルグッズ(バッグとか帽子とかステッカーとか)ももらえた
その経験の価値をわかっていなかった
グッズがもし残ってたら、ヤフオクやメルカリでどんでもない値段が…
本日もご精読感謝
映像はいまのところ DVDしかないみたいですね…☟
久しぶりに視たい…違法でもいいから配信されて…ってそれは親父に対する背信…
絵本を読むだけ、写真を見るだけで海護(アマモ)る活動になるKindle本は配信されています!
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