【ポケカしに行ったらMTGプレイヤーからポップコーンを手渡しされた話】【ポケカ】
どなべのご飯🍚(@donabe_gohan)です。
今回の記事も前回に引き続き、「今年あったことシリーズ」の第2弾となります。
ただし今回の記事は、前回のような胸糞悪い話ではないので安心してください(?)。
↓↓胸糞悪い前回の記事↓↓
https://note.com/donabe_gohanpoke/n/n576955a15730
また、最後には僕の記事で恒例(にした)の、自前の一眼レフで撮った写真を載せてありますのでぜひご覧ください。
↓(あと、ないとは思いますがもし投げ銭したくなったらこちらの記事にしてください。もれなくCL京都の渡航費に充てられます。)↓
https://note.com/donabe_gohanpoke/n/n5fd09312d881
さて、それでは本題へ参りましょう。
第1章:はじめに
もう2019年も残すところ1週間を切りました。そんな中でこの「今年あったことシリーズ」の記事を2つ書いたのは、僕個人の備忘録としての意味や、ポケカやツイッターを通じた、人との出会いに感謝したいという思いがあったからです。
今年はポケカを通じて、良い出会いもあれば悪い出会いもありました。それら全てをひっくるめて、僕自身を成長させてくれると思っているので、それに対する感謝の気持ちです。
note記事として書くきっかけになったのはシティリーグ準優勝の記事でしたが、今年あったことは今年中に精算したいという考えで、2つ共に年内の公開と致しました。
今回の記事は、僕が実際に経験した、ポケカを通じた不思議な交流を書きました。楽しんでいただけると嬉しいです。
第2章:ポップコーンを手渡された話
時を戻し8月初旬、夏休みに入りポケカのモチベーションが上がっていた僕は、いつも通りツイッターに浮上して色々呟いていました。
ある日、Y(仮名です。確認したらいつの間にかアカウントが消えてました)という人物が僕のアカウントをフォローしてきました。そして、
「フォロー失礼します。良ければポケカ教えていただけませんか?」
と、僕にリプライを送ってきました。
そして、僕は(初心者の方かな?デッキとか組んでなさそうだし、いきなりリプで教えるのは難しそう…)と思いながら、Yのプロフィール欄に「秋葉原によく行きます」と書かれているのを見て、
どなべ「フォローありがとうございます!秋葉原とかはたまに行くので、そこで会えたら教えますよ」
と答えました。
するとすぐに、YからDMが来ます。
Y「ポケカでオススメのデッキとかありますか?」
どなべ「オススメはエーフィ&デオキシスのデッキセットですね。それを買えば強いカードや必須カードが揃います。」
普通にエフィデオのデッキセットは強いので勧めたところ、
Y「今から電話で話しませんか?ゲームの事とか話したいです」
…???
まだフォローして30分も経ってないのにいきなり電話!?
僕はその時、ツイッター上で知り合った人と通話するというのをしたことがなく、話も得意ではないし、別にイケボでもない(どうでもいい)のでボイスチャット等の通話にはかなりの抵抗がありました。
そのため、このお誘いは断りました。
どなべ「申し訳ありませんが通話はお断りします。組んだデッキとかを教えてくださればアドバイスしますので」
こんな感じで答えました。すると、
Y「わかりました。そしたら秋葉原で会いませんか?デッキ作るのは初めてで弱いのしか無いので会って教えてもらえると助かります」
ん?これはもしかして出会い厨というやつ??
秋葉原は行ってもいいけど…家から近いわけでもないし交通費かかるし…
でも秋葉原のカドショとか行きたいしなんか他に用あればなぁ…
向こうの都合のためだけに秋葉原へ行くのは流石にハードルが高かったので、
どなべ「では一緒にジムバトル出ましょう!デッキは相談していただければ僕も考えますし、当日貸すのでも大丈夫です。初心者でも気軽に出れます」
と、無理矢理ジムバトル参加させる作戦でこの出会い厨に対処しようと考えました。果たしてYは何と答えるのか。
Y「わかりました。8月で予定空いてる日はいつですか?」
まさかのOK()
まぁ、秋葉原行くかぁ…←チョロい
そんなこんなで、正直8月はテスト明けすぐに天文サークルの合宿があったり遠征行ったり結構予定が埋まっていて忙しかったのですが、お盆を過ぎた辺りに予定を合わせて、秋葉原で会うことになりました。
そしてYに会う当日、盛大に寝坊して(←おい)昼過ぎに起きます。
「昼くらいに秋葉原」と、明確に時刻を指定していなかったのが幸いしてか(遅刻してるけど)、Yに到着時刻を連絡したら、普通に待ってくれました。
行こうとしてたジムバトル 、時間過ぎちゃったな…と思いながら秋葉原に到着。DMでYに集合場所を聞きます。
Yが送ってくれた写真を見ながら、改札前に着きました。しかし辺りを見渡すも、誰がYなのかわかりません。と、ここでマスクをつけた青年が1人、こちらに近づいてきました。
青年は僕に
「どなべさん…ですか?あの…Yです」
と言ってマスクを外しました。
会う前は「出会い厨」という印象しかないので、どんなやつなんだと警戒していましたが、Yは僕と同じくらいの歳で、少しふっくらしていて、優しそうな顔をしていました。
どなべ「はい。どなべです。よろしくお願いします。…じゃあ、カドショ行きますか」
Y「あ、ちょっと1つお願いなんですけど、今から映画観に行きませんか?」
どなべ「映画?それってポケモン…ですか?(もう今年のは観ちゃったけど)」
Y「いえ、ワンピースなんですけど」
ワンピース!?!?!?
え、あの、ONE PIECE!?!?
驚きました。いきなり映画観よう、と言い出したかと思えば、突然のONE PIECE。
ワンピースの原作はドレスローザ編(今から5、6年前だっけか?)辺りから読んでいましたが、僕は「最初の方は知らんけど最近のは少し知識あるよ程度の人間」で、当然アニメも視聴しておらず映画も一度も観たことはないのです。
そもそも今日はポケカをしに来たつもりだったので映画などもっての他。
しかし、今日は遅れて来たという罪悪感、そしてカドショは後で行けばいいかという慢心から、Yの提案を渋々了承しました。
とりあえず秋葉原の映画館に向かうことになり、当然場所がわからないのでGoogle検索。近くに出た場所に行ってみることにしました。
歩きながらポケカの話をすると、Yは「スタートデッキ悪を買ったけど弱いから改良したい」、と言いました。(一応ちゃんとしたポケカ初心者なのね)
あとはワンピースの話題になり、僕は持てる知識をフル活用して話についていきました。
目的地に到着したものの、覗いてみるとそこはレンタル用の劇場であり、大衆向けの映画館ではありませんでした。(紛らわしいわ)
改めて調べてみると、秋葉原駅周辺の映画館は見つからず、御徒町駅の近くに行けばあるということが分かりました。
というわけで電車で1駅、映画館には着いたのですが、ある問題が発生します。
それは、ワンピースの映画の直近の上映時間にギリギリ間に合わなかったことです。つまりこれを逃したために、次の上映まで2時間半待たなければならないのです。
どうしようかと悩みましたが、Yは「話しながら待ちましょう」と言って、待合スペースに座って話を始めました。
Yは都内の専門学生で、ワンピースの考察が好きだとか、ツイッターなどで毎日通話相手を募集して夜通しで通話をするのが好きだとか(出会い厨ではなかったようです)、YouTuberになってみたいとか、色んなことを聞きました。
また彼は、人とコミュニケーションをとるのが苦手だという、軽度の障害を医師から診断されたということも明かしてくれました。
確かに話の方向性がよくわからないと感じることはありましたが、それでも気になることではなかったので、そのままワンピースの考察の話を中心にずっと話していました。
しかしこの時の2時間半はとにかく長かった…。ついに暇を持て余し、ちょうど人も少なくなったところでポケカをやることにしました。
こちらはジムバトル用に組んで来たクワガノンデッキ、Yは500円スタートデッキ悪。ルールも完全には覚えていないようだったので、ティーチングのような形でゆっくりと教えていました。
すると、眼鏡をかけた見知らぬ男と小太りの男、どう見てもオタクの男2人組(こっちも人のこと言えないけど)がこちらに近づいてきました。そして、眼鏡の男が僕に向かってこう言いました。
眼鏡男「これって『エムティージー』ですか?」
…???
ポケカ中にいきなり話しかけてきたと思えば、『エムティージー』だって??
なにそれ?どういうこと?服のブランド?
あまりに突然のことで僕はとっさにそう考えて、
どなべ「いや…これは普通の服ですけど…」
眼鏡男「あ、その、カードのことです」
…!!!
あぁ〜なるほど!『MTG』マジックザギャザリングね!とんだ勘違いだったわ!恥ずかしい!
と思いながらも、これは当然MTGではないので
どなべ「これは…MTGじゃなくてポケモンカードなんです」
と答えます。すると、
眼鏡男「そうなんですね。あの、これ時間間違えて買っちゃったんであげます」
と、差し出してきたのはバケツみたいなデカさのポップコーン。
…???
どなべ「えっ…?いいんですか?」
眼鏡男「あげますあげます。じゃ、僕らはこれで」
どなべ「あ、ありがとうございます…」
ポップコーンをタダで貰うことに困惑していると、彼らはさっさと何処かに行ってしまいました。残されたのはキャラメル味のMサイズポップコーン…
正直寝坊して朝から何も食べていなかった僕にとってはめちゃくちゃ嬉しい食料だったわけですが、それは顔に出さずにせっかく貰ったんだから食べよう、ということにしました。()
指が汚れるのでポケカは中断。ワンピースの考察話を再開して、2人でポップコーンを食べ始めました。
しばらくしてポップコーンも完食し(お腹が空いていたので8割方僕が食べました)、いよいよ待ちに待った上映の時間になりました。
特典の小冊子を受け取り、映画館の中へ。人は結構いました。
なんだかんだで映画を観るのは楽しいですね。この時はスターウォーズエピソード9の予告でウキウキしてました。
そして…
……
……
ワンピースめちゃくちゃ面白かった〜!!
ワンピースの映画を観るのは今回が始めてでしたが、しょっぱなから王道を行くバトル展開。
異様な熱狂に包まれる海賊万博。「最悪の世代」も全員登場。激しい乱戦に陰謀も渦巻く中、突如現れる最凶の敵、ダグラス・バレット。島は崩壊し絶望的な状況、そこで敵も味方も立場も関係なしに手を組み、怪物と成り果てたバレットに立ち向かうルフィ達。見事な連携から細い細い勝ち筋を狙う…。
映画の内容はざっくりこんな感じでした。
とにかく派手な殴り合い。バトル描写の迫力に圧倒されました。ラストもワンピース好きならたまらないであろう演出で。隣に座ってた外国人2人組もめちゃくちゃ楽しそうにしてました。
そして映画は終わり。映画の感想をYと語りながら歩いて秋葉原へ戻ることにしました。
また色んなことを話して、かなり打ち解けましたが、ここでYとお別れ。映画観ただけで普通に満足して帰ることになりました。
しかしこれ以降、彼からの連絡は一度も無く、しばらくして気づいたらアカウントも消えていました…
以上が事の一部始終です。
(その後ポップコーンの食べ過ぎからか、お通じが良くなり過ぎて逆に体調を崩したのはまた別のお話…)
第3章:おわりに
最後の方は完全に映画のレビューでしたが、いかがだったでしょうか。
ポケカを通じてワンピース好きのYと出会い、MTGプレイヤーが同じTCGプレイヤーの繋がりとしてか?突然ポップコーンをくれたり…なんとも不思議な交流でしたが、楽しい1日になりました。
長くなりましたが、何が言いたいかというと、
この1年、ポケカを通じて色んな経験や思い出ができました。本当に、ありがとうございました!
あとワンピースはやっぱり面白いですね。漫画は今も見続けてますが、あと5年で終わるらしいとのことで、最新話はとんでもないことになってます。
第4章:写真コーナーと2020年の抱負
ここまで読んでいただきありがとうございます。
恒例の写真コーナーです!
夏の思い出の線香花火。花火を撮るのは難しいのですが、線香花火は楽です(誰得情報)
露出1/30、F5.6、ISO1600
冬らしくオリオン座ですね。群馬県で撮影
露出30秒、F4.0、ISO1600
以上で記事は終わりになります。
2020年は僕が成人する年であり、東京五輪の年でもあり、今からとても楽しみにしています。
優先枠を獲得したCL京都も、何かしら良い結果を出せればいいなと思っています。
2020年に経験したこともこうして、ツイッターやnote記事等で皆さんに共有したいので、これからも変わらずよろしくお願い致します!
では、よいお年を!^_^
- Life is a long lesson in humility. -
James M. Barrie
(人生とは、謙虚さを学ぶための長い授業だ)
(『ピーター・パン』の作者)
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