アクションプランの提示の仕方

全国の介護職のみなさん、こんにちは!

ケアマネ試験受験で忙しくてしばらくnote投稿を休んでましたが、無事試験に合格しましたので、しれっと再開し始めたドンです。


前回と前々回の記事の続きであり、今回は応用となります!



感情中心の聞き方をすることで、相手は必ず落ち着きます。

落ち着いてきたら、感情中心の聞き方に重心をおきながらも、

少し事実中心の聞き方を織り交ぜていく。




事実中心の聞き方のポイントとしては、

事実中心の聞き方をして、アクションプランを提示するところまでがゴールということです。



■役所で本人確認をされ、マイナンバーカードを発行される。

■病院で症状を聞かれて、薬を処方される。

■カフェで注文を聞かれ、注文した品が出てくる。



上の例のように、事実中心の聞き方をする理由は、次のアクションを決めるためなんです。

だから、事実確認の聞き方をした場合はアクションプランまで提示しないといけません。




👵🏻「本当腹が立つね。サイフ取ったのは○○でしょ!」←この時点でもう15回くらいループしてる

🐔「○○さんが取ったと思ってるんですね」

👵🏻「そうね」

🐔「でも本当に○○さん?別の人ってこともあるかもしれませんよ?」

👵🏻「それはないね。○○しかいない」

🐔「お部屋の中やバッグの中とか、全部探したんですよね?」

👵🏻「探したけどね・・・目がわるいから」

🐔「お部屋の中、一緒に探すお手伝いしますよ?」

👵🏻「そう?お願いしようかしら」




上の例では、

🐔「でも本当に○○さん?別の人ってこともあるかもしれませんよ?」

これがひとつめの事実中心の聞き方。


ここでの目的は、本人が

「○○さん以外の誰かが取ったと考える可能性があるかないか」を確認している。


結果、

👵🏻「それはないね。○○しかいない」

と言われ、事実確認終了。



ここでは本人が

「○○さん以外がサイフを取った」

という可能性を認めていないので、アクションプランはなし。



医者が「胃が痛い?」と聞いて

「はい」なら

「胃薬を出しておきますねー」←アクションプランの提示

「いいえ」なら

「じゃ、どこが痛い?」と

他の質問に移るのと同じで、


相手から「はい」が引き出せなかったら、すぐに

別の質問に移ることが大事ですね。




次に、

🐔「お部屋の中やバッグの中とか、全部探したんですよね?」


ここでは、サイフを探しきれておらず、まだ👵🏻の部屋やバッグの中に残って

いるのではないかという可能性を確認している。



👵🏻「探したけどね・・・目がわるいから」

という言葉から、


「ちゃんと探しきれてないの」という本人の気持ちを想像する。



「もう少し探してもいいかな」

という思いが本人の中にあることを感じ取り、


🐔「お部屋の中、一緒に探すお手伝いしますよ?」

という言葉で、アクションプランを提示してフィニッシュです。



傾聴の仕方に関しては以前も書いていたので、そちらもよければ参考にしてください。




最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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