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note酒場はしあわせな場所でした。

2019年10月6日(日)。
降りしきる雨の中、第2回note酒場に行ってきました。

自分が参加したのは昼の部と、中休み企画の途中から。それと、夜の部1時間ぐらい。

どなたかとお話しすることは、あまりありませんでした。

それでも、しあわせでした。

それはそれは、あたたかく、ゆたかさとしあわせに満ちた空間だったのです。


普段家に引きこもり、ひとり黙々と内観する日々を暮らしている自分にとって、知らない人がたくさんいる、しかもそこに集う人びとが交流を目的としているような空間に身を投じるのは、物凄いチャレンジでした。

申し込んだものの、雨が降ってきたのもあってグズグズ支度をしながら、雨足が弱まるのを待ってゆっくり出掛けて、青山一丁目駅に着いたのが13時くらい。

地上に出ると、結構しっかりめの雨振りで

「浄化だなあ…」

と思いながら会場へ向かいました。


会場に着いたら物凄い人の数で。

エネルギーに圧倒されてしまいました。

狭い空間にたくさんの人がいてコミュニケーションしている状態の中に身を置くことに慣れていないせいか、物凄い情報量に半ば混乱しつつ、ぼんやりと人びとが話しているのを眺めていました。

雨が止んできて、オープンエアスペースにソファやテーブル、キッズコーナーが設置されたので、そちらへ移動しました。

オープンエアの開放感で、だいぶ身体が楽になってほっとしながら、キッズコーナーでお子さんたちが遊んでいるのをずっと眺めていました。

キッズコーナーでは、大人の方がリードしながら、紙コップを積み重ねては壊したりする、とてもクリエイティブな遊びをしていました。

紙コップが大量に積み重ねられて蛇のようになって、ゆらゆらと揺れるさまを初めて見ました。
そして、それが揺れながら撒き散らされるようにバラバラになっていくのも。

子どもさんたちはその変化に大興奮しながら、辺り一面に撒き散らされた紙コップの海にダイブしたり、それをまた掻き集めては重ねたり、或いは誰かによって重ねられた紙コップをひとつひとつにバラしたり、思い思いに自由に、そして時には他の人と協力し合いながら遊んでいました。

なんだか破壊と創造、死と再生をあそんでいるようだなあと思いながら、それを眺めました。


きゃーきゃー言いながら遊んでいる子どもの人たちの、みずみずしいいのちの輝き。

そのうつくしさ。

その周りでは、お子さんたちを見守る親御さんと思しき人がいたり。
思い思いに話に花を咲かせる人びとがいたり。
ひとりでぼんやりしたり、うろうろしている人がいたり。


その、人びとの営みのすべてが、あたたかく、いとしく、輝いていました。


なんてしあわせなんだろうか。


なんだかもう、それだけで満たされてしまいました。


誰と話すでもなく、ただここにいて、みんなが楽しそうに遊んだり、話したり、ときにはひとりでいたりする、そんな人びとの営みと共にあることが、自分にとっては何よりの御馳走で、よろこびで、しあわせだったのです。


その多幸感は、会場を去り、家路に着いた後まで、ずっと続きました。


ここに集った一人ひとりが、きっと、この地上で生きることに伴うさまざまな苦悩や喜怒哀楽、さまざまな過去や背景をもって生きているのでしょう。

そんな存在たちが集って、さまざまに言葉を交わしたり交わさなかったりしながら、この場をともにしている奇跡とか。

みんながそれぞれに、いま、生きていることとか。


そんなことのすべてが、ただ愛おしく尊く、輝いていたのです。


なんだかもう、胸がいっぱいになって泣きそうになりながら、みんなが楽しそうにしているさまを、ひたすらに眺めていました。


自分は、なんやかんや言ってこの地上でのいのちの営みをあいしているし、みんなとととにありたいのです。この肉体の生を終えるまで。いや、肉体がなくなったとしても、ともにあるけれども。
自分は、みんながいろいろありながらも楽しくしあわせに生きているのを眺めるのがしあわせなのです。

そういうことに、気づかせてくれたのが、note酒場という場所でした。


noteは、「ノート」だと思っていました。


今日、noteは「ノート」というよりは、note(=音、音色、気配)なんだな、と思いました。

一人ひとりの生が奏でる音。



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心尽くしのフードやドリンク、素晴らしかった。
有賀薫さんのかぼちゃスープ、身体が温まってホッとしました。
とても美味しかった。


スタッフさんの心遣いもあたたかかった。

なんだか胸がいっぱいすぎて上手く言語化出来ない。

みなさん、本当にありがとうございました。




会場にてご縁のあったかたに、推し焼き菓子をお渡ししました。

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東急東横線・武蔵小杉にあるラトリエヒロワキサカのフィナンシェとサブレです。
ラトリエヒロワキサカのフィナンシェは、イズニーバター(フランスの美味いバター)の香り高い逸品。激ウマなのです。
事あるごとにひとさまに押し付けては布教している我が推し菓子のひとつです。
サブレはハロウィンモチーフのやつが出てたので、おまけ。
これらを押し付けられた皆様におかれましては、宜しければご賞味いただき、ラトリエヒロワキサカのフィナンシェの名前とその旨さを記憶に刻んでいただければ幸いです。











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