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私のZwift小屋 My Pain Cave その3

2x4工法

前回までの記載ではすっ飛ばしたが、私の小屋は2x4工法で建てている。セルフビルドに興味のある人や、建築に詳しい人ならみんな知ってるポピュラーな方式だ。これはサイズが2インチ×4インチ(実際はそんなになくて38ミリ×89ミリ)断面の規格化された木材を使ってパネル化した壁を立てていわばモノコックのような構造体で組み立てる。柱や梁をホゾで組むといった職人技は不要で、素人でも比較的簡単に作ることができる。

本当は専用の釘を何インチピッチで打つ、というのも規格化されているのだが、最近は下穴を開けずに直接ドリルドライバーで打てるスリムビスがあるのでもっぱらそれを使う。500本入りの箱を買うが、もう何箱買ったか忘れたほど使っている。

長さは何種類もあって場所によって使い分ける

ちょっとややこしいのは屋根の建て付けと軒天の仕舞い方、そして屋根材の施工あたりだが、基本を抑えて施工すれば多少ずれたり曲がったりしてても一応小屋と呼べるものは成立する。必要なのは週末に一人で、事故なくやり切る決意と根気だけである。

では2019の珠洲トラが終わってからの進捗を写真を主にダイジェストでご紹介。
注)以下の工程はあくまで「ド素人」の私が勝手に解釈してやっているものであり、おかしなところや間違いが含まれている可能性があります。

天井

4面の壁の上に頭つなぎを一周回し、その上に土台と同じような構造を載せる
また土台と同じように断熱材のスタイロを入れて
これまた同じように合板3枚でペタンと蓋をする
塞ぎ残していた壁上部にも板を貼って6面塞ぎ終えた。でもまだこのままでは
雨は隙間からもれ放題だから早く屋根を作らないといけない。

妻壁

またホームセンター詣でをして材料を大量に買ってきた。Toast…
屋根はまず半分の妻壁をこのように四つ作って
こんな風に2面の端に立てる。真ん中に一本梁受けを入れてるのがミソ
屋根は5寸勾配。しっかり計算したつもりでも現場で数字がおかしくなって何度も計算をやり直す
梁のところだけ2x8材を使う。でも長いのを買えなくて途中で継いでいる

ケラバ垂木

軒のところをこう言う風に材を跨いで伸ばすことで強度を持たせる(失敗から学んだ)
屋根の形ができてきた。まだこの頃は天井の上に立って仕事できるからそんなに辛くない。
そろそろ屋根の上で作業しないといけないが、脚立が足りないから作った。

ルーフィング

合板を屋根一面に貼ったら、その上にアルファルトルーフィングを貼る。これがめちゃくちゃ重い
その作業がめちゃくちゃ捗るハンマータッカー。ガンガン打ち込める。
ウッカリするとお隣さんの庭に転げ落ちるから緊張の連続。とりあえずこれで雨を凌げる

そんなわけで約1ヶ月、9月末までにここまでできた。実際ここまでは設計が決まっていればそんなに難しくはないし、この次の屋根材の施工も含め割とサクサク進むので楽しい工程である。問題はその後、ドアや内外装の仕上げ。これが本当に大変だった・・・

つづく


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