5月28日(木)日記

ホームセンターで段ボールを購入。
10枚セットの段ボール。

自転車で来たのだが、
段ボールが非常に持ちづらい。

重たくはないのだがとにかく持ちにくい。

カゴにも入らないし、
脇に挟むのも困難。

どうにか良いポジションが無いかと駐輪場で模索する。

すると、その様子を見ていたであろう若いお兄さんが話しかけてきた。

｢大丈夫っすか、1枚持ちましょうか？｣

手伝ってくれる気持ちはありがたいのだが
1枚で何が変わるというのだろうか。
わざわざ包装を開けて、1枚だけ抜き取り
君に渡して、一体何になるというのだろうか。
包装も開いてしまっている分、残りの9枚は圧倒的に持ちづらいぞ。
パニックになってしまった僕は、若者に何と返したらいいのか分からず

｢ありがた迷惑、アイワナメイクアップ｣

ラップで返してしまった。
がっつり韻を踏んでしまった。

すると若者が
｢でも俺助けたい、さも俺助けたい｣
と言ってきた。

分からん。ラップなのかどうか。
さもってなんだ。

僕は
｢韻もふめねえやつはどっかいきな、ウォッカピリ辛｣
と返した。
ラップが止まらない。

若者は
｢うるせえなバカ、うるせえなガマ｣
と返してきた。

ラップが弱い。
ガマ？蛙のこと？

僕は
｢そう、俺は蛙、この段ボールも一人で持ってカエル｣
と返した。
自分の口から涌き出るラップに自分で驚く。

若者はそれに対し、
2分間黙った後

｢…ウーパールーパー｣

と言い、どこかに行った。