見出し画像

無題

 時々、救急車のお世話になる。
若い頃は「救急車なんて」と思っていたけど
意外にも最近の私には出番が多く、申し訳なく思いながら
呼んでいます。
一応闇雲に呼ぶわけではなくまず#7119という場所に
電話をして、救急車を呼ぶべきかどうかを判断してもらって
呼んでいます。
大抵の場合「使ってください」と言われるので
じゃあすみませんがと言う気持ちで電話しています。
それ以外は我慢したり、翌朝まで待って普通に診察してもらっています。
ここ数年、原因不明の吐き気や股関節痛などが多く
もう歳なんだなぁと思っています。
若い時は胃腸だけは丈夫が取り柄だったのに、
取り柄もなくなりました。
調べると心因性のものもあると書かれていて
そうなると、なんでもそれで片がつくじゃんと思ってしまいます。
確かにここ何年、特にこの数ヶ月はストレスだらけです。
彼の死も大きな原因でもありますが
それに対する私の後悔がもっと大きいです。
考えると堂々巡りになってしまうので
最近はいかにこの想いを昇華させればいいか考えるように
なってきました。
ひたすら悲しかった時からちょっとだけ進歩です。
彼もすでに煙となり空へと行ってしまったのだから。
側に居た時にこの人のそばには到底近づけないと思っていたのですが
本当に居なくなってしまうなんて神様は天才が好きよね。としか言いようが無いです。

ようやく彼が遺した作品に目が通せるようになりましたが
電子書籍だけです。
本当の本は思いが強くてまだページを捲る作業が
出来ないでいます。
近年連絡していなかったのに居なくなってしまうと
私の中で大部分をしめていた事に気付かされました。
それだけ私の人生に置いて色んな所で影響と知識をもたらしてくれた人だったのです。
薄っぺらで空っぽだった私に知識を与えてくれた人です。
先日、とある人から凄く差別的でまた一方的、近視眼的でかつ非冷静なご意見を頂きまして、さて、どうしたものか?と考えました。
彼女の近視眼的発想は人柄から見受けてああ、そういう考え方よねと思いましたが、彼の事には触れたくなかった、怪我らわしい物にこれ以上晒したくなかったので言わずに、そして口喧嘩も出来ましたが、それも辞めました。
こっちから相手をしに行くには取るに足らない人だし、自分からその下まで降りて行く必要性を感じなかったからです。
話もどうせ理解する能力は持っていないだろうし、
喧嘩してこの人の低い所へ下がっていくの、馬鹿らしいと思い
誤解の鍵だけ一言説明しておしまいにしました。
多少のネタバレはやむを得なかったのですが、
くだらない誤解を解くために少しだけ話をしました。
だからと言って興味を持って彼の書籍に手を出す様なアカデミックな
人では無いので、ある意味安心して話が出来ましたが。
知人として数年ほど親しくしていても化けの皮って
こんな風に剥がれていくんだと思いました。
そしてその人の根本にある物まで垣間見る事になるとは、
一つの出来事に自分の自己欺瞞な正義を振り翳しただけで本性まで
丸見えになってしまうとは、
自分も行動や言動には注意しなくては。

一方で私の主治医は忙しい中で一冊は読んみたいと思われた様で
(まぁ治療の一環ですが)
一番仲が良かった頃に出された書籍を教えておきました。
どんな感想が頂けるか楽しみです。
主治医の能力からして津原文学には耐えられる人だろうと思っているので。

そしていきなりなんですが、賞味期限切れのサンドイッチを冷蔵庫から発見して、これ、食べても死なないよね、
今日これから家電の搬入あるけど大丈夫よねと思いつつ
もう食べちゃう。

昨夜は久しぶりによく通っていた深夜カフェに行って本を読んでいたのですが、やっぱりストレスになって、帰ってたらマックを頼んでバカ食いすると言う
本当にバカな事をしました。あそこもまだストレスの様で、
唯一ケーキの事で相談に乗ってくれたチーフシェフのお話だけ頭に残っています、
自分の居場所がどんどん狭くなるのは自分が我儘だからかなと思ってしまうのですが、どうなんでしょう?
行くたびにお世辞と社交辞令を並べて座らないといけない場所を
休息の場とは言えないと思うのですが。
相手の顔色を伺いお世辞で煽てまくり相手の自慢話をうんうんと聞くのは
楽しい場所なんでしょうか。
自分の人生の転換期なのかもしれません、
大きな事件が起こり、それきっかけで
本性が丸見えになってびっくりした人や
トラウマになる様な事があっても本人は平気でステージに立ち、
こっちはその場所へも足を向けられない。
なんなんでしょう、この差。
こんな時によく
ロンドンの地下鉄のmaid the gap (スペルに自信無いですが)
の声が響きます。
日本的に言うと足元にご注意を、ですが
私と社会には大きな差があるのでは?私が間違っているのかな?
といつも自問自答しています。
多分、社会からしたら相当の変わり者で、犬と母とで
篭って暮らすのが身の丈にあっているのかもしれないです。
それくらい自信がないです。








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?