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強みがすべて!先輩女性起業家インタビュー~福井えみさん~:前編

みなさんこんにちは。公務員ママ@独立準備中です。来年3月31日退職し独立するために少しずつ準備をしています。

前回好評をいただいた先輩女性起業家インタビュー第2弾を行いました。

今回、インタビューさせていただいたのは、3歳のお子さんがいながら「強み」に特化した起業コーチとして、年商数千万円を売り上げている株式会社エッジミー代表の福井えみさん。

えみさんの起業に至るまでのお話や、いかにご自身の強みを見出していったかなど、起業の原点に迫るお話を伺いました。

救急車中の決意

本日はインタビューをお引き受けいただき、ありがとうございます!まずは現在のお仕事内容を簡単に教えてください。

よろしくお願いします!現在は、子どもがいても、家にいながらでも自分の強みを生かして社会貢献できる本格起業を目指すママ向けの、「ママフリーランスビジネスカレッジ」(第一期生募集中)の代表をしています。起業コーチングには、北は北海道、南は宮崎から、さらにはアメリカやベトナムなど国内外問わず参加いただいており、20代から50代の女性の起業支援をしています。法人向けには、関西の大手専門学校でコーチングを使ったキャリア研修や、ベンチャー企業CEOのエグゼクティブコーチングをした実績があります。

もともとは大手カード会社にお勤めされていたんですよね。「強み」を重視することになったきっかけを教えてください

就職活動のころは女性が活躍している会社に入りたいなと思っていて、大学卒業後新卒で大手総合カード会社に入社しました。最初は営業部に配属され、そこでいろいろ鍛えられたりして、営業はすごく好きでした。ですが、ある日突然企画部に異動になったんです。アクセスやエクセルのマクロを駆使して仕事をするような部署で、すごくテクニカル。同じ部署の人はみんな30分くらいでサッと資料作れるのに、自分はすごく時間がかかってしまいました。それで、自分はなんでこんなにできないんだろうって思い始めて、だんだんとこんな私を雇ってくれる会社ってどこにもないんだろうなって自分を責め続けていました。そうすると、心身ともに崩れてきてしまって、内線電話で涙が出て、一言もしゃべれなくなるほどでした。
結局、退職することになり、出社最終日に「今までありがとうございました」っていうメールのエンターキーを押した瞬間、倒れたんです。私は覚えていないのですが、周りの人いわく、泡を吹いて椅子ごと後ろに倒れていたようです。

辛いなか頑張ってこられて、最後に緊張の糸が切れてしまったんでしょうか。

そうかもしれません。せっかく花束も用意してくれていたのに、最終日にそうなってしまったのが恥ずかしくて。病院へ救急車で運ばれていくなか、これからは自分の好きなこと、強みに即したことをやっていこう、と心に決意しました。

自分が何をしたいのか探すには、まず行動

救急車の中で固く決意をして、その後はどうしていたんですか?

その後は、食品系の会社に転職して1年くらい得意な営業をしていました。当時からいつかは独立しようと思っていて、会社を退社して結婚したのち、紅茶が大好きだったので、最初は自宅で紅茶教室を始めました。楽しく教室をやっていたんですよ。出産した当日でさえもブログを更新していましたし。でも、やっぱり教室なので、来る生徒さんも限られていて、もっといろんな人に会いたいなという気持ちがありました。それで、もっと自分にできることがあるんじゃないかと模索し始めました。

具体的にはどんなことをしていたんですか?

自分が何に向いているのかわからなかったので、いろんなところに通いました。横浜市とか東京都が主催する起業セミナーやキャリアカウンセリングを受けたり、神奈川県主催のビジネスコンテストに応募したりもしていました。ほかにも、女性起業の支援をしている会社で業務委託で仕事をさせていただいていたりもしまし、ありとあらゆることを試しました。いろんなところで勉強もするんですけど、一度体系的に勉強してみようと思って、民間の起業塾に入ったのが大きかったです。かなり高額だったんですけど、これでだめだったら起業自体あきらめようと思って、かけてみた感じですね。

コーチングとの出会い

その起業塾のなかで、たまたまコーチングに出会ったんです。当時はコーチングのコの字も知らなかったんですけど、講座の中でコーチングを受けたとき、これはすごく私がやってみたかったことかもしれないと思ったんです。コーチングは自分の原点に近いような感じがしました。私は大学生の頃、今でも尊敬している教授の国際ビジネスコミュニケーションというゼミに所属し、価値観や文化が違う異国間でどういう風にビジネスを進めていくか、という研究をしていたんです。それとコーチングがつながって、そこからコーチングを勉強し始めました。

コーチングと出会ったのは起業塾での偶然だったんですね。そこからどのように今のお仕事の形にされていったんですか?

最初はビジョンコーチのような感じで、会社のミッション・ビジョンを一緒に考えたりだとか、また、別のクライアントさんの案件では、転職にあたってその先の未来を一緒に考えたりしていました。そうしてコーチングをやればやるほど、自分らしい人生=仕事で自分のやりたいこと=起業、に結びつくなと感じ始めました。クライアントさんのゴールをかなえるために、コーチングを始めて半年後くらいに起業コーチングに特化しました。

寝ても覚めても未来のことを考えていた

起業塾でたまたま出会ったコーチングを仕事にできるって、すごいことだと思うんです。そこがえみさんの強みなんじゃないかと思うんですが、昔からそうだったんですか?

そうですね、コーチングに出会う前に、本当にやりたいことはなんだろうとずーっと考えていたとき、本屋さんで「ストレングスファインダー」の本が目に留まったんです。ストレングスファインダーで私は「未来志向」が一位なんですけど、そこに適職としてコーチングもあって。こういうのが向いているらしいよと両親と電話していたら、「あなたは小さいときから未来のことをずっと考えているよね」って言われました。確かに、子どもの頃から未来のことを考えるのがすごく好きで、寝ても覚めても1年後どうしようとか、5年後どうしようか、とばかり考えていたんです。

子どものころからですか(驚)

そうです。小学校の卒業作文で私が書いたのは、すごろく形式の自分の人生100年マップ。テーマは自由でみんなは普通に作文を書いていたんですが、私はみんなと同じは嫌だと思って。それを読み返すと、専門性を持ちたいとか起業したいとか書いてありましたね。そんな風に子どもの頃から未来のことを考えていました。実際に、自分がコーチングを受けたとき、最初の問いが「あなたの5年後はどうなっていたいですか?」だったんですよ。

まさに、ですね!

そこでつながって、こんな風に人のモチベーションを上げられる仕事がしたいなと思ったんです。昔から人のモチベーションとか強みを生かすのがすごく好きで、コーチングを知る前はわからなかったけど、やっている人を見て、これがやりたいことだと気づいたんです。

子ども時代から自然にやっていたことが、コーチングに出会ったことでつながったんですね。

妄想するのが好きなんでしょうね。だから、今やっている仕事はめちゃめちゃ楽しいです。クライアントさんに毎日毎日どんなことやりたい?将来どうする?1年後は?というのを聞かせていただいて、それに付随して必要なスキルを教えるという仕事が。クライアントさんから1年後に書いていた目標が1年経たないうちに全部叶っていました、と言われると本当に嬉しいですね。

後編では強みの見つけ方などを伺います。



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