親の都合の良い、操り人形だった私

私が二十歳過ぎまで、自分は親に可愛がられて育ったと思っていました。

ですが、現実は毒親に憎まれて育ち、精神的に殺されていたのです。

現実は、自分が思っていたことと真逆でした。

私が二十歳過ぎてから、自分の親は正常な精神の人間ではない。と気づいてからも、その事実を認めることができずにいました。

いくら親は黒色だと気づいても、その事実を認めたくないから、白色と思いたがっている私がいました。

が、いくら私が嫌がろうが、黒色は黒色なのです。

真実は一つなのです。

私は物心がついた時から、自分の感情や意思のない人間だったようです。

正確に言うと、

人間なので、本当は感情があったと思うのですが、自分の本心に自分自身が全く気づけない思考回路をしている人間でした。

いつも、「自分はどうするべきか」

「どう思うべきか」

と、常に計算をしながら生きていたようです。

物心がついた幼児の頃から。

だから、職場などで、相手の人自身が、何か嫌と思うことがあった時に、

嫌な顔をしている人を見ると、

「この人、感情があるんだな」

と思い、羨ましく思っている時期がありました。

私のような思考回路をするように、望んでいたのは母親です。

母親は、母親が望む思考回路をするように、私が赤ん坊の頃から私に仕向けていたようです。

なので、私は、自分自身が、どう思っているか、どう感じているか、どうしたいか、等と、自分自身の感情や気持ちに目を向ける思考回路は全くせず、

常に、母親は何を望んでいるか?

父親はどう思っているか?

私がどう思ったり、何をすることを望んでいるのか?を常に考えて、

私は何を思い、何をするべきかを考える思考回路をしていたようです。

親に、私がどう思っているか?

私が何をしたいか?

等と、私の意見や気持ちを聞かれたことは生まれてこのかた

聞かれたことは一度もないですし、

気にされたことも一度もありません。

母親が望むのは、母親自身の気持ちや考えを常に考え、思い、

母親が望むように考えて、行動をすること。

なので、私は、常に母親が望んでいることを気にして、

そして先回りをして母親が望むように考えたり、行動をしていたようです。

今思うと、まるで、幼児と大人が逆転している関係です。

もちろん、そうしていることに気づいてもいません。

母親が望んでいるから、それを私が考えるではなく、

私自身がそうしたいし、そう考えたいから考えると、私自身は思っているのです。

そう、完全に自発的なものと自分自身も思っているのです。

それを母親が望んでいるから。

正に私は人間ではなく、完全なる母親の都合の良いロボット。

操り人形だったのです。

親の都合の良いロボットは、自分がロボットだと気づいた時点でロボットではなくなるので、絶対にそのことに気づいてはいけません。

だから、親はロボットだと気づいた私を非難していました。

それが又、親の私に対する操作なのです。

自分の感情や意思を持っていないことにも自分自身が気づかない。

だから、一生ロボット人生を送る羽目になっていたのです。

が、ロボット人生だったということに気づいてから、

ようやく自分の感情や意思に気づける人間になりました。

と同時に、親達は私を激しく非難します。

昔のような親の都合の良いロボット人間を私に求めます。

私は真実に気づいてから、親への憎悪の感情が生まれました。

私が子供の頃に親に可愛がられていたと感じるのは当たり前なのです。

親に精神的にいじめられて、親を異常に怖がっている姉を見て、

あまりの恐怖心から、

常に親が望んでいるように考え、行動していたので。

親が喜ぶ人間を演じていたので。

親が私を姉より好きと思っていたのですが、

それは、単なる私が演じていたからであって、

単なる親の都合の良い操り人形だから、その人形を親は好きであっただけで、

本来の私、何も演じないただの私に戻る=普通の人間に戻ると、

親にとっては、都合の悪い、存在価値のない人間となるのです。

毒親から姉を離して、私の元で一緒に生活をしたいのですが、お金がなくてできません。 支援をして頂けると嬉しいです。