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【名言】バルザック 〜 三十女
私たちは偶然にしか真実に出会わない
・・・
どの女も衣装の優雅さや完璧さは
それを身につける着こなしで決まるとは思いたがらず
その衣装を裁つ腕前で決まると信じたがるからである
・・・
社会が存続しうるのは
ひとえに法律が個人の犠牲を要求するからだ
その社会から利益を受け取ることは
社会を存続させる諸条件をなんとか維持しようすることではないだろうか
・・・
邪な考えこそが
我々の運命の
マラーナの女 〜 バルザック
【琴線に触れたコトバ〜3選】
1
悪徳は手っ取り早い解決である。
信仰は苦しみの生涯である。
2
自然は苦しみ女に特有の力をさずけて助けるかと思うと
つぎには弱さをさずけて女に諦めるよううながすことがある。
3
気高い情熱も悪徳と同じであって、それに満足すればするほど高まるものであるからだ。
母親と賭博師は飽くことを知らないのである
【所感】
カンペキ過ぎる偽善的な行いが不幸を招く
以上
今後の予定
バルザック、幻滅読了。次はセザール・ビロトーへ。
「痴愚神礼讃」(エラスムス)の完成度が高すぎた件
概要15世紀の古典・聖書(ギリシア・ローマ)に精通した知識人※(おそらく…)が
ギャクみたいなノリで書いたら情報の濃縮度が高すぎる文章になった的な本。
人間心理、特にモチベーションの功罪を俯瞰的に捉えている。
ジョブスの "stay hungry, stay foolish" の真意が具体的に理解できるかも。
所感着地点は「他人の愚かさをどこまで愛せるか?」という人類愛といったところか。
【愚
ラブレーの「ガルガンチュアとパンタグリュエル」
前回のモンテーニュを読むと時代が近いラブレーも知りたくなる。
同書は「一休さん」的な "とんち" のきいた楽しい物語。
ちなみに下ネタ・スカトロ盛りだくさん。(→食事中には読めない)
琴線に触れた言葉…は以下のようなニュアンスのもの。
・ロウソクの匂いのする文章(≒努力したような…)よりも
酒の匂いのする文章(≒陽気な…)を書きたい!
・君は、議論のために議論をしにきたの