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【マンガ紹介】安楽死を自ら選べる世界の、1人の女子高生の物語「逢沢小春は死に急ぐ」

どーも。どこまでもです。

本日はこちら、

この爽やかな表紙に対する「死」の文字のアンマッチ具合よ。

胡原おみ「逢沢小春は死に急ぐ」を紹介します。

となりのヤングジャンプにて気になるタイトルを見つけ、中々に衝撃的な内容だったのでご紹介します。

作品概要

この作品内では、一昨年に、18歳以上で、本人の固い意志があれば安楽死のできる「特殊積極的安楽死制度」が制定された。
タイトルにもなっている本作のメインキャラ、逢沢小春(あいざわ こはる)は、高校を卒業したらこの制度を利用して安楽死することを決めており、高校生活でやりたい事を全部やり、満足して死ぬことを目指している。
そんな小春と、それに巻き込まれる形で小春のやりたい事に付き合う隣の席の男子生徒、柏原常(かしわばら とき)の2人による、新感覚青春ストーリー。(※新感覚青春ストーリーという表現は、公式の紹介文より引用しております。)

テーマに反して読みやすい作風。

安楽死をテーマとした作品なので、結構後ろ向きな表現の多い作品なのかな、と思うかもしれませんが、内容としては、「クラス内のグループ巡りをしよう!」とか、「期末テストで一番を取りたい!」など、表紙の雰囲気の通りの爽やかな、これぞ青春、といったお話が中心です。

小春がこの3年間でやりたい事を全部やると決めているが故に、ひとつひとつの物事に全力を出す、なおかつ、無駄なことは極力省くというストーリー構成が生まれており、これが1話ごとの面白さに繋がっています。

インパクトの強さ故に忘れられない、確かな「安楽死」の存在

爽やかな青春学園モノと先述しましたが、1話〜2話の導入でしっかりと

  • なぜこの安楽死の制度が生まれたか

  • 小春が安楽死を選ぶ理由

  • 常が死を許したくない理由

しっかりと描かれており、この部分は話としてとても重いため、死という結末に向かいながら日常が進んでいるという前提で読み進めることになることが約束されています。

そのため、1話〜2話の展開が耐えられない、気分が落ち込んだといった方にはおそらく合わない作品ですので、この記事を読んで気になった方は、まずは以下のリンクから試し読みすることをおすすめします。

さいごに

安楽死を選ぶという未来を決めているからこその生き方を描くという、 かなり攻めた切り口の青春マンガとなる本作。

小春と常が全力で過ごす高校生活の中で、何を考え、そしてどのような結末となるのかがとても気になりますので、これからも追いかけていこうと思います。

そして生きる理由、死ぬ理由といった生死観にも触れていく作品となりますので、そういった作品に興味のある方にもおすすめです。

では。

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