3/1から3/3まで

3月1日(月)

3日坊主の「日」とは多分「回」という意味も多分に含んでいて、僕はまあ3という数字に弱い。決意の1回目、惰性の2回目、諦めの3回目といった感じで、何かを諦めたりなんとなく辞めてしまう時に、思い返すと3という数字が絡んでいることが多い。日記も結局2月の頭だけチョロっと更新しておしまい。長い空白期間を経てまたこうして書き始めようと思ったわけだが、今月がきっとXデー、Xマンスになるのだろう。

1月と2月は本当に忙しかった。朝も晩も働いて正直ものを書いている暇なんかほとんどなくて、たった数千字のSPAの原稿を、花粉症か眠気かわからないまま目を擦りながら書いては読み返すこともせずに担当に送りつけていた。Youtubeを見ながらtwitterを更新しつつゲームはできるのに、仕事を複数進めるのがなぜできないのか。
ちなみに3月も前半はバカみたいに忙しい。ありがたいことだ。働けど働けど暮らしが豊かにはなるわけではないが、きっと前進しているのだろう。今更ここに将来への焦りもないから時間を浪費した感覚も無い。草木を匂い、カップ麺に涎し、コンビニの新商品に心を踊らせる。これだけで満足だ。
人生の大目標を失った後にやってくる卑屈で鬱々とした自責の念で塗り固められたトンネルを抜けると、そこには「何もかもまあ楽しければそれで良い」という雪景色が待っている。何色かに染めてやろうという野心は無い。ただただその景色に、ふと見つけた街中の喫煙スポットに、新しくできたラーメン屋に感動するのみ。

3月の後半はというと、これがかなり暇になってしまいそうだった。僕は知り合いの会社の手伝いを生業としているので、当然彼らの仕事がひと段落ついたらめでたくお役御免となり、再び無職の生活に舞い戻る。元々金銭的な自由がある生活を送ってないから自分自身焦りは全く無いのだが、きっと近いうちにまた返済が滞り始めるだろう。そうなる前にここで布石を打っておきたい。近いうちに多くの人の目に触れることになる。

草下シンヤさんという珍獣ハンターに見つかった奇縁で「裏社会ジャーニー」というYoutubeチャンネルに出演することになっていた。これは40万人近い登録者を誇るデカめのアカウントで、放送されたら死ぬほど叩かれながらも新たな珍獣ハンターに見つかる可能性が高い。僕を面白がるような寛容な人間は、めちゃくちゃ悪いことを企んでいる人か、軸足がブレない余裕のある人か、もう何もかもどうでも良くなった人である可能性が高い。僕からしてみれば、2/3の確率で当たり、1/3の確率で外れる。

可愛がってくれ。

3月2日(火)

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