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大きなプロジェクトを進めるために・・

1月18日

今週は、島根、大阪、県内のお仕事、そして今日は自分の研究会、相変わらずのバタバタした毎日だが、充実している。朝晩は相変わらず寒いが、例年に比べると雪もなく、スタッドレスの活躍の場もまだ大分ではない。


短い3学期も2週目に入り、学校もリズムを取り戻してきた頃。入試や卒業に向けて着実に進み始めていると思う。今週も新しい出会いがあり、楽しい時間をたくさん過ごすことができた。今週のブログは「大きなプロジェクトを進めるために・・」とした。

ジョブチェンジしてから、今まで関わることのなかったたくさんのプロジェクトに関わり、進める毎日だ。もちろん一人で進めているものなどなく、多くの人との協働によって、子どもたちのためのプロジェクトは回っている。自分が中心にいることもあれば、一部でいることもある。職種や年齢を問わず、一つのことを一緒に進めていくことは、とっても楽しい働き方だ。


今週、ある大きな自治体の教育委員会でワークショップを行った。年末から動き出したGIGAスクール構想により、日本全国のどの自治体でも大きな混乱が起きている。このタイトなスケジュールの中で、多くの事務的な作業を進めていく必要があり、情報の中にまだまだ足りないピースがあり、考えれば考えるほどわからない部分がたくさん出てくる。教育 ICTの世界にいる人も、そうでない人も、これから始まる大きな変革に、いろんなことを考えざるを得ない日々だ。

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訪れた自治体はもちろん初訪問で初対面、担当課の人たち主催の会だった。教育長はじめ、教育委員会の幹部の方々が集まってくれた。教育ICTに関する情報提供、ということで呼ばれたのだが、ワークショップ形式にして実施した。単にこちらからの情報提供を聞いてもらうよりも、伝えることも含めて、考える場やアウトプットすることの必要性を感じたからだ。

会の初めに今日のこの場は「立場を超えたフラットな議論の場」「各々がジブンゴトにする」ということをお話しした。教育長も、整備担当の職員も、教育センターの職員も、見学に来た企業人も、全てフラットにし、ランダムに配席した。

そして、子どもの姿、課題、ビジョンについて話し合い、共有した。その後教育ICTの現状や、自治体の状況、全国の状況などを伝え、最後は授業について皆さんで考えてもらった。一人一台端末になったら、どんな授業をイメージするか。抽象的な言葉ではなく、イラストでも描いてもらった。

要所で必要な人に話してもらい、担当課の抱える悩みや、ビジョン、考えなどを伝えることもでき、教育長の考え方もフラットな議論の場を通して伝えることができた。


今回のGIGAスクール構想は、1担当で抱えることのできる次元の仕事量ではない。教育委員会の総力を上げて、学校、授業の改革を行わなければ、あまり意味をなさない。整備担当も、指導主事も、幹部も、同じビジョンを共有し、方向性を合わせながら進めていく必要がある。そして現場でもそれを受け止め、子どもたちの未来のために変わっていくしかない。

そういう意味で、GIGAスクール構想という、大きなプロジェクトを前にして、今回のようなワークショップができたことは大きな成果だった。私にとっても、新しい教育委員会向けのワークショップが一本できた。必要な教育委員会に横展開できれば、と思う。忙しいけどとにかく丁寧に、考えながら着実に進めていくしかない。

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