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ジョージア旅行記 1-2日目(2019/07/13-14) 日本からトビリシへ


ジョージアに直行便は出ていません。なのでいくとしたらどこかの国を経由することになります。
メジャーなものでは、ロシア経由(これが一番安いらしい)、ドバイ経由、などがあるらしいのですが、今回はカタール航空によるドーハ経由を選択しました。
ロシア経由ほどではないけれども安かったのと、エアロフロートの一般的な評判を考えると・・・、というところです。

そして2019/07/13、旅の荷物を整えて、成田空港に向かってそこで出会ったのは、


大学の同級生のYくん(とその奥さん)でした。

久しぶりの再会にびっくりしつつも、どこいくかを聞いてみるとなんとジョージアwwwwwww
しかも行きも帰りも全く同じ便wwwwww

「日本人の99%が知らない国(当時)」と言われているジョージアに、知ってる人が同じ日程で行くとかそんな偶然ある???

一人旅を決め込んで行くつもりが、こんなところで知り合いに会ってしまいました。
ただなんだかんだ心細かったのですごく助かったんですが。
まぁ向こうも向こうのスケジュールがあるし、互いに予定合わせた方が良さそうなところはそうしようということに。

ということでカタール行きの飛行機に乗り込み出発。夜発の便なので時差ボケ解消も兼ねてほぼ寝ていました。

ドーハ空港は非常に広大。そしてリッチ。

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シンガポールのチャンギ空港ほどではないですが、設備も綺麗で良かったです。仮眠室もあったし。ただ水がめっちゃ高かった。
(Pray Roomがあったりするのもお国柄かな)

そして早朝の便でドーハから、ジョージアの首都トビリシへ。

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窓からは広大な砂漠が見える。すごく特徴的な山が見えました。場所的にはイラン・イラク・トルコの国境あたりかな?

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もう少し進むと、湖が見えて緑も濃くなってきます。これはアルメニアのセヴァン湖ですね。アルメニアにおいては有名な観光地の1つです。

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雲を突き出して見える山はアララト山。ノアの箱舟が漂着したと言われる伝説で有名な山ですね。5000mを超える独立峰なのでものすごく目立ちます。
アララト山はアルメニアの首都エレバンからもよく見えるので、アルメニア人にとっては富士山のような感じなのかもしれません富士山よりも高いですけどね)

そして飛行機はやや西に旋回し、トビリシへ。

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眼下に広がる大地がマジでRPGのフィールドみたい。実際RPGみたいな体験を何度もすることにはなるのですが・・・。

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と思えば、トビリシに近づくにつれ景色はシムシティのように。この計画されたような都市構造は平地ならではですね。

そしてトビリシ国際空港に到着。トビリシは100万都市なので日本でいう仙台規模。空港も仙台空港ぐらいの雰囲気です。
カウンターを出たところで両替(日本円からもできなくはないがドルに一旦変えといたほうが良さそう)、そしてSIMの契約をしました。SIMは3キャリアありましたが、とりあえず安くて1ヶ月10GBぐらいのプランのあるところを契約。どれにしてもあまり変わらない印象です。現地通貨と現地ネットワークの入手は基本的人権です。

トビリシの市内へはバスで向かいます。バスの料金は0.5ラリ。1ラリが40円前後なのでだいたい20円です。安い!!!
トビリシ市内の交通はバスや地下鉄含めてどれも0.5ラリになっています。どこまで行ってもです。
しかし待てど暮らせどバスがこない。だいたい30分に1本なので前のバスが出たばっかのようです。そうしていたらタクシーの運ちゃんが絡んできた。

「40ラリでどう?」

さすがに今はY夫婦といるとはいえ、1人頭13ラリは高いなと(日本円なら十分安いですけど)。のらりくらりとかわしていたらどんどん値段を下げてきて最終的に20ラリに。これは心折れるかと思った瞬間、

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バス到着。タクシーの運ちゃん苦笑い。
バスは安い代わりにめちゃくちゃ止まります。普通のローカルバスです。なのでだいたい市内まで1時間ぐらいかかります。

そしてバスはトビリシの中央駅へ。

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ここはまたいずれ来ることになります。

で、せっかく3人でいるのでランチでも食べようとなり、有名なチュリ(Churi)という店に向かいました。

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向かう道はちょっとした表参道みたい。眼鏡屋がやたら多くてびっくりしました。
この表参道を抜け、一気にローカルくさくなったところでチュリを発見。ここで一挙にジョージア料理を食すことに。

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これを食わずしてジョージア料理を語ることはできないであろうヒンカリ。ストレートに表現するのであれば、小籠包ならぬ大籠包
中にはスパイシーに味付けされたひき肉が入っていて、肉汁たっぷり。現地の人は手で食ってましたが熱すぎて直接手に持つことは不可能。でもナイフとフォークで食べると汁がダダ漏れという悲しいことに。
だいたいどこの店も5個セットでしか食べられないので、ひとり旅としては辛いものがありました。多いよ。

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これはオーストリというトマトと牛肉のシチューです。なんというかシンプルに外れがない組み合わせです。栄養バランスもいいしボリュームもちょうどいいので、ひとり飯で助かりました。

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次はオジャクリというじゃがいもと肉と玉ねぎを炒めたやつです。これもミスりようがない味。シンプルに美味しいです。

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そしてこの数ヶ月でめちゃめちゃ有名になったシュクメルリ。本物のシュクメルリは素揚げした鶏をヨーグルトやバター、そしてたっぷりのニンニクで煮込んだ料理です。なのでどちらかというとニンニクシチュー感の強い松屋のシュクメルリ御膳はだいぶインドカレーとカレーライスぐらいアレンジされてます
この時点でだいぶ食ってる我々には少しボリューミーで辛かったのですが、とても美味しかったです。個人的な感想としては、この汁でラーメンを食べたい

現地料理に舌鼓を打ったところで、Y夫婦と別れて、本当のひとり旅の始まりです。とりあえず宿に向かう道すがら、マルジャニシヴィリ(Marjanishvili)という通りを経由しました。

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最近のトビリシのナウなヤングの集まるオシャレスポットらしいです。トビリシに来てまずこれを見てしまったので、トビリシ都会やん・・・って気持ちになりました。
この時点で気づいたんですが汗が全く止まらん・・・。ジョージアって山のイメージがあったので涼しいと思ってたのですがだいぶ暑いです。日本の夏とは違う日差しが強い系の暑さですが。

暑すぎるので歩く予定を変更してバスに乗り、自由広場へ。

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この広場はトビリシの中でもトップクラスに有名な広場です。少し歩いたところは現地ツアーの店がひしめき合ったり、旅行者にはしきりにタクシーの運ちゃんが声かけているようなそんな広場です。観光名所もほぼここから歩いていけるエリアに固まっています。

僕の宿はこの裏手にある、国会議事堂の近くでした。鍵が開けられずWhatsappで宿の人に半泣きで連絡しました。だいたいジョージアの宿の鍵は雑

荷物を置いて一服したのち、観光へ。町歩きをしているだけでも楽しい。

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自由広場から旧市街という一番観光地っぽいエリアに向かうKote Abkhaziという道なのですが、ヨーロッパっぽいオシャレ感のある通りです。現地価格からしたらちょい高めなレストランがひしめき合っています(その代わり美味しくてオシャレ)

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シオニ大聖堂は上の道を突き抜けたところにある聖堂です。この日は短パンで来てしまっため中にはマナー的には入れず・・・(どの教会も短パンやスカートでの入場は禁じられている)

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平和の橋はトビリシを縦断するクラ川にかけられた橋で、旧市街地エリアから対岸を結んでいます。超オシャレ。FF感すごい。旧共産圏はこういうFFみたいな建築物がいっぱいあるのがたまりません。

対岸からロープウェイに乗ると、ナリカラ砦という山の上に建てられた砦に行くことができます。このロープウェイも地下鉄やバスと同じく0.5リラ。カードも共通です。

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ロープウェイの先に見えるのがナリカラ砦。砦に張り付くようにいっぱい観光客向けの飲食店が並んでいます。

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ナリカラ砦はトビリシの街を一望するのに適したロケーションです。(冒頭の写真は砦から撮ったもの)
ただ日差しがとにかく暑い。遮るものがない・・・。
ここもなんかウィッチャーみたいだ!!って興奮してました。RPG以外に例えるもんないのか俺。
砦の裏手には植物園があるのですが、ちょうど崖を降りないといけない位置なのでやめました。ジップラインをしている人とかもいました。

で、今度は夜景を見るために出直そうと思い宿で休んでいたのですが全然日が暮れない・・・。
別にトビリシの緯度は高くはないので、別段昼が長いわけではないのですが、単純に日本よりも夜明けを遅めにしているみたい。ジョージアにサマータイムはないですが、サマータイムのある国ってこんな感じなのかも、と思いました。

夜景はムタツミンダ山から見ることに。これはトビリシの西側にある山で、付近の中では最高峰。ケーブルカーで行くことができます。上の方は遊園地にもなっていて、ケーブルカーはそこに行くためのもの、っていう印象が強いです。カードも別でちょっと高いです。

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ケーブルカー乗り場はオシャレな感じ。人もめっちゃいます。
そして山頂へ。あっという間です。

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山頂には塔が立っています。

そしてトビリシの夜景。

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真ん中の方でひたすら目立っているのはツミンダ・サメバ大聖堂です。2004年に建てられた新しい教会ですがトビリシのみならず正教会を代表する建物です。左下には平和の橋も見えますね。

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少し角度を変えると、ナリカラ砦もライトアップされているのがわかります。

こうしてトビリシ最初の夜は更けていきました。

さて、次回は、どいま、大ポカをやらかす、です。お楽しみに。

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