一定の投票率以下の地域からは国会議員を出さないというルールにすれば選挙の投票率は上がるのではないか?
2020/04/05の日記
国会議員。
一応、私たち市民の代表です。
やらかすと真っ先にニュースにされます。
さて。
国会議員のレベル、低くない?と最近感じるようになりました。
(もちろん、国会議員がニュースになるのはたいてい悪いことをした時なので、そういう意味ではバイアスがかかっていることは理解しています)
(あと、トップが無能でも現場の人が頑張れば組織はそれなりの成果を出せるのだなぁ…とも思います。現場の皆様、日々本当にお疲れ様です)
にしても、とても知性が高い人たちが国会議員を務めているようには見えません。
これは私たち、市民のレベルが低いことの表れなのかもしれません。
たぶんそういう一面もあるんだと思います。
それでも、どうしてこのおじさんたちは「国民の代表面」してるんだろう?と思って、去年の参院選の投票率を調べてみました。
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20190722-OYT1T50220/
「参院選投票率48・80%、24年ぶり50%割る 」
なるほど、これは低いですね。
ちなみに僕も行ってません。これ、偉そうなことは言えないのですが、行かなかったのにはいくつか理由があります。
・政策に違いを見いだせなかった
・どの政党もとうてい実現できないであろう政策を公約としている
・過去の政策に対する評価が正しくない
などなど。
とにかく、事実として50%超の市民は
「だれが政治家になっても同じ」だと考えているということです。
この事実を、偉い人はあまりにも軽視していませんか。
投票率が低い現実を市民の意識の低さや無知に向ける見方が主流です。
たしかに、そういった側面はあるでしょう。
しかし、現状取られている「市民の意識を高くしたり、啓蒙すれば投票率は上がるはずだ」という意識高い系観点からのアプローチはうまく行かないと思います。
なぜなら、投票に行くこと自体の意味は変わらない(投票に行ったからといって、目に見える形での変化が分かりづらい)からです。
少し、意味不明な文章を書いてしまったので(いつものことですが)、例を挙げてみたいと思います。
Q.若者の投票率を上げるにはどうしたらよいか。
A.若者向けの政策が足りないので、若者は投票に行かない。
よって、若者向けの政策を掲げるべきだ。
しかし、高齢社会では高齢者の方が多いので、若者向けの政策を取ったところで、選挙には勝ちづらくなってしまう。
だから、政治家は若者向けの政策を掲げない。
つまり、政治家に向けて若者の存在をアピールするために若者は選挙に行くべきだ。
この答えは矛盾していますよね?「若者の投票率を上げるにはどうすればよいんだろう」という問いに対して、「若者が選挙に行くようになれば投票率は上がる!」という答えを出しても、問には十分にこたえられていません。
しかし、若者の投票率を上げるためにはどうすればよいか、という問いに対してはこういった回答が非常に多いと感じます。
鶏が先か、卵が先か。このような回答はあくまでも意識の高さに訴えかけるようなもので、効果的ではないと思います。
ではどうしたらいいのか。まず考え方としては、
「投票率が低いことが問題ではない」
という考えに移行するということです。
では何が問題なのか。
問題なのは
「低い投票率にもかかわらず、代表が選出されていること。そしてその代表によって政策が決められていること」
ではないでしょうか。
”投票率の低さ”自体は、市民一人一人の判断の結果であり、それの良しあしよりも、それがもたらす結果に着目すべきだと考えます。
そこで提案です。
「投票に行かないこと」にも意味を持たせる、そんな仕組みづくりをしてはどうでしょうか。
投票に行かない人が多い地域というのは、誰が代表になっても構わないと考える人が多い地域です。
それならば、そこからは代表を出さなければよい、というだけの話です。
こんな提案が受け入れられるとは到底思えませんが、今の意識高い人が考えるアプローチでは投票率が向上しないことも、間違いないと思います。
仕組みを変えることで、人々の行動変容を促すというやり方を検討してみても、面白いのではないでしょうか。
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