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11月22日は #いい夫婦の日 でしたが"いい夫婦"ってなんですかね

どうも、えんどう @ryosuke_endo です。

11月22日が「いい夫婦の日」なんてことをすっかりと市民権を得てから久しいので、今年も(ボクの観測範囲でしかありませんが)Twitteをはじめとした各種SNSなんかでも盛り上がってるのですが、いい夫婦って何でしょうね。

「勝手にさせてくれ」と考えてしまいます

Wikipediaで記載されている情報をみてみると、以下(Wikipediaへのリンク)のような記載がありまして、制定というか言い出した人たちの組織名称の変遷も含めて、あくまでも超絶個人的な意見ですが「香ばしい」ものを感じます。

1988年に財団法人余暇開発センター(現日本生産性本部)によって提唱された。その後、1998年に「いい夫婦の日」をすすめる会を設立し普及を推進しており、2000年より、毎年、広く一般からの投票を基に、理想の夫婦・カップルにふさわしい「いい夫婦 パートナー・オブ・ザ・イヤー」を選出している。
2000年代に入り、一般にも認知されるようになり、11月22日に入籍(婚姻届)する有名人なども増えている。

なんていうか、「勝手にさせてくれ」って思ってしまうのです。

いや、こんな風に考えて書いてしまうぐらいに割と面倒な人間なので、勝手にさせていただくのですが、こんな風にして誰かが勝手に決めた記念日に自分たちの行動を反映させなければならない理由なんてないじゃないか!と戯言を言いたいだけなのです。

定義できないことを決めて苦しめてしまうこともある

そもそも「いい夫婦の定義」って誰が決めているのか、どんな基準で決められているのかってのも明示されてないし、明示できるわけがないと思ってるんですね。

根本的な話になってしまいかねないのですが、「夫婦」に限定している時点で多様な価値観に対応できないわけですよ。もちろん、法制度上LGBTでは婚姻関係を結べないような社会構造になっていることへの課題感は前提認識として持っていますけれど、良好なパートナー関係のことを打ち出していきたいのだということを踏まえると、果たしてどうなのかなぁ、なんて思ってしまうわけじゃないですか。

仮に「いいパートナー」を「自分にとって必要だと思える存在」だとか「信頼のおける不可欠な存在」だと定義づけしたとして、その価値基準は当事者である選ぶパートナー側にあって、周りの人間がどうのこうのって話ではないじゃないですか。

そうすると、社会通念的に一般化できる話なのかって思うのと同時に、本当に周りが認めるいい夫婦ってものが存在するのかどうかってことには疑問しか湧いてこないのですよ。

「周りが認めるいい夫婦」がいたとして、それは表の顔というか社会的な顔であって、裏というか家庭内では互いに罵り合っているような常に険悪な空気の流れ続ける仮面夫婦な可能性だってあるわけじゃないですか。

さらにいえば、世間というか自分たち以外の人たちが「あの夫婦はいい夫婦だ」なんて具合にラベルというべきなのか、レッテルなのかはわかりませんが、区分けをしたことによって苦しんでしまっている人たちも、多くはないかもしれませんが存在するのだと思うのです。

他人の決めた基準の中で結婚したりするわけじゃないのに、他者の夫婦関係にとやかく言ってくれたりするんじゃないよ、と。そもそも他人の夫婦関係に「善し悪し」を設けて評価してるんじゃないよ、なんて了見の狭い意見を抱いてしまっていたりするわけです。

ボクはどうしようもない人間でして...

ボクは立派なご主人さまでもなければ、奥さんというか妻さんというか細君、彼女というか一緒にいてくれる女性からみて非常に頼れる存在なのかと言ったら、申し訳ないのですが自信はございません。

それはもう、ハッキリと申し上げますし、宣言をさせていただきますが、ボクはどうしようもない上に救いようのないダメな人間でして、それはもうパートナーである女性公認であり、周知の事実なのです。

こんな風にして「いい夫婦の日」に向かって、どうしようもない叫びを文章にしている段階でわかり切っていることじゃないですか。

ただ、そんなボクと共に生活をするって選択肢を持ってくれることや、それを我慢なのか、苦渋なのか、諦めの境地なのかわかりませんが、とにかく共にいるって「選択」をしてくれていることを考えると、ボクとしては救われています。

紆余曲折というか苦難苦渋を味わいながらも共にいようとしてくれるだなんて、非常にありがたいとしか言いようがないわけですよ。

基本的に謝るようなことしかしてませんし、日々の生活の中で役立たずだと思われているのかもしれませんが、こんなボクを(諦め半分ながら)認めてくれる人です。

もしかしたら、彼女にとって救いになっている箇所が0.2%ぐらいあるかもしれませんし、その可能性に期待して生活をするためにない頭を絞りつつ生活に勤しむだけのボクです。

このテキストを彼女が読んでくれるのかどうかはわかりませんが、せっかくなので書いておきます。

いつも(本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に)ありがとう。

誰かが決めた基準の中で「いい夫婦」と呼ばれることはないかもしれませんが、せめて対外的にでも「役に立ちそうな家人」だと思われ、少しでもあなたが救いになるような評価を社会的に得られるように振る舞いたいと思います。

ではでは。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。 お読みいただき、それについてコメントつきで各SNSへ投稿していただけたら即座に反応の上でお礼を申し上げます!