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転職を考えた時に1番最初にやること

転職を考えた時、あなたは何から始めますか?

友人や家族に相談をしてみる、ネットで求人を検索してみる、転職エージェントに登録をしてみる、などなど色んな選択肢があります。正解はないからこそどんなことを考えて、どんなことをしたら転職が成功するのかって難しいですよね。

転職エージェントとして転職を支援する側の立場にいて、自身も転職を経験した私から、転職を成功させる為には最初に何をしたら良いのかをこのnoteで伝えていこうと思います。

1.結論

早速、結論から言います。

それはこれまでの自身のキャリアにおける”棚卸し”を行うことです。

つまり、職務経歴書を書くということです。

…そうです。企業に応募をする際に履歴書と一緒に提出する時のあの書類です。職務経歴書を初めて書く人にとっては履歴書との違いも曖昧だったりするので、違いも記載します。

履歴書は、住所などの基本情報や学歴など応募者のプロフィールを確認する書類。職務経歴書はこれまでの業務経験と仕事で活かせるスキルを確認する書類。

要するに、職務経歴書とは自身のキャリアやスキルをプレゼンする為の書類です。経験を時系列で書き連ねるだけではダメで、自身が何のプロフェッショナルなのかを明確にすることが求められます。

2.なぜやるのか

ではなぜ転職を考えた時に1番最初に職務経歴書を書く必要があるのでしょうか。理由は2つあります。

1つ目の理由は、自己分析になるからです。

自己分析…と聞くと就活を思い出す人も多いのではないでしょうか。転職でも非常に重要です。あの時はもしかしたら、就活の為に自己分析をしていたかもしれませんが、転職を成功させる為に自身と向き合いましょう。自分の強みはどんなことがあって、やりたいことが何なのか、こういったことが分からないのに転職をしたところで、ポジティブに働くことが出来る可能性は低いですよね。

職務経歴書には、自身のキャリアで得たスキルや経験、転職における軸や志望動機などを記載するので職務経歴書を書くには自身のキャリアを振り返り、自己分析をする必要があるのです。実際に書き始めると自身が考えられていない部分が浮き彫りになるので、それらの項目を振り返りながら考えて、職務経歴書を書き進めていきましょう。

転職エージェントに登録をして求人を探してもらう時もこういった項目は必ず聞かれます。その内容によって自身に紹介してもらえる求人も変わってくるので転職においては重要な役割を担っています。

2つ目の理由は、より個人のスキルが求められる時代に変化しているからです。

「ジョブ型雇用」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?

日本はこれまで「メンバーシップ型」という雇用形態が主流でした。終身雇用や年功序列を前提にして人に対して仕事を割り当てて幅広い職種を体験させながら教育をしていく雇用形態です。これに対して「ジョブ型」というのは社員の年齢や勤続年数は関係なく、経験やスキルを元にして、仕事に対して人を割り当てる雇用形態です。

最近「働き方改革」の文脈でベンチャー企業を中心に「メンバーシップ型」から「ジョブ型」へ移行する動きはありましたが、新型コロナウイルス拡大の影響で、リモートワークが普及し、一気にこの動きは加速されています。

企業も採用する際に、より候補者の経験やスキルを重要視し判断する傾向になっていきます。企業はこれらをまさしく職務経歴書から読み取るので、転職を考えたタイミングで時間をかけて、何度も改善を繰り返しながら良い職務経歴書を書くことを目指していきましょう。

ちなみに!

年収1000万以上の方は1年に平均2.3回、職務経歴書を更新しているというデータもあります。つまり転職を考えていなくても、常にキャリアの棚卸しをしながら、自身のキャリアの選択肢を検討しているということです。

3.最後に

職務経歴書に対するイメージ、少しは変わりましたか?

企業に応募する際、提出をするだけの書類ではなく、自身のキャリアを振り返りスキルや経験を言語化し、自身のキャリアを歩んでいく為のプレゼン資料と言えるでしょう。転職を考えたらまずは書いてみる、転職した後も、1年の振り返り等で職務経歴書を更新していきましょう。

では…どうやって職務経歴書を書くのか。これは次回のnoteで書いていこうと思います。基本的な書き方はネットで検索をすればたくさん出てくるので気になる人は調べてみるのも良いと思います。

ではまた!