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3/24開催【先進セミナー】イスラエル発スタートアップトレンド~NTTイスラエルの現地リサーチャーおすすめ4テーマご紹介~

皆さんこんにちは!ドコモ・ベンチャーズです。
今回は2022年3月24日に開催されたイベント

【先進セミナー】イスラエル発スタートアップトレンド~NTTイスラエルの現地リサーチャーおすすめ4テーマご紹介~

についてレポートしていきます!

本イベントは、

・「第2のシリコンバレー」と言われるスタートアップ大国の
イスラエルで、新たなサービスが生まれる秘訣

・イスラエルで開発が進む最新のテクノロジー動向

に興味をお持ちの方に向けた内容となっております!

また本記事は

・新規事業、協業創出をご検討されている方
・スタートアップへの投資や事業連携をご検討されている方
・最新テクノロジー動向に興味のある方
・イスラエルのテック動向に興味のある方

などにとって必見の内容です。

イスラエルのことを詳しく知らない方でも、この記事を読むことでイスラエル国内のスタートアップの動向をつかむことができるはずです!ぜひ最後までお読みいただき、投資先の検討や新規事業を開始する際の参考にしていただければと思います!

■NTT Innovation Laboratory Israel CEO  Noa Asher 氏

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<プロフィール>
イスラエル経済産業省にて主要ポストを歴任。その後、駐日イスラエル大使館経済公使として、日本とイスラエル間の経済振興、ビジネス推進を主導


■NTT Innovation Laboratory Israel CTO Moshe Karako 氏

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<プロフィール>
インテル、サムソン、NEC、等の多国籍企業やスタートアップ企業において、イノベーション、R&D、サイバーセキュリティー分野での25年以上の経験を経て、現職に至る。主な担当領域はセキュリティー


■NTT Innovation Laboratory Israel 
Director of Business Development  Kineret Muller 氏

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<プロフィール>
ビジネスエンゲージメント、マーケティング、イスラエルスタートアップエコシステムとNTTグループ間のコラボレーション、パートナーシップ、事業開発の取り組みを推進。
グローバル事業開発、マーケティングを多国籍企業とスタートアップで経験し、現職に至る。主な担当領域はデジタルヘルスケア


■NTT Innovation Laboratory Israel 
Chief Customer and Liaison Officer  高阪 泉 氏

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<プロフィール>
イスラエルスタートアップエコシステムとNTTグループ間のビジネスを推進し、NTTグループとそのお客様へ展開。グローバルネットワークのバックボーンネットワーク設計・運用業務、サービス企画・開発業務、M&A後のPMI、法人プリセールス業務等に従事し、現職に至る。


■NTT Innovation Laboratory Israel 
Director of Technological Partnerships  Asaf Green 氏

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<プロフィール>
イスラエルスタートアップエコシステムとNTTグループ間のコラボレーション、パートナーシップ、事業開発の取り組みを推進。データ通信、5G分野での15年以上の業務経験を経て、現職に至る。主な担当領域はAI、ロボティックス、通信、DX等


■株式会社NTT DOCOMO Ventures 
Investment & Business Development Director  木村 裕一 氏

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<プロフィール>
創業メンバーの一人として2008年の同組織の立ち上げの準備段階からコーポレートベンチャー投資および協業開発に関与。
主にイスラエル、東南アジア、欧州におけるスタートアップ投資を実行し、日本市場の参入およびNTTグループとの連携支援を実践。
また、ファンド運営の確立やEXIT対応等、フロント、ミドル、バックの全業務に一気通貫で従事。
現在、サステナビリティ領域を含め、イスラエル/欧州におけるNext Big Thingを探索中。

1.イスラエルのマーケット動向(Noa様)


イスラエルは、第2のシリコンバレーと言われています。
このあとの記事を読めば、皆さんもイスラエルがどんな国で、
勢いのあるスタートアップが次々と生まれるのはなぜか、
イメージしていただけると思います。では、順番に説明していきます!

 1-1. イスラエルの概要とスタートアップ

イスラエルのマーケット動向の紹介に移る前に、まずはイスラエルという国のイメージを皆さんに知ってもらいたいと思います。

イスラエルの概要
首都:エルサレム
通貨:シャッケル(1ドル≒3.2シャッケル)
面積:20770㎢(日本の四国くらいの大きさ)
言語:ヘブライ語
人口:約1000万人
主な観光地:死海
     (身体が浮くほど塩分濃度が高く、地球上で一番海抜が低い海)
特徴:スタートアップ大国(特にIT領域に強い)で
   「第2のシリコンバレー」と呼ばれる

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スタートアップの数は世界最大級で、国内では9,000社以上のスタートアップが存在しています。またそうしたスタートアップを支えるリソースも豊富で、VCの投資額、博士号の取得数、特許出願数、国民1人あたりの研究開発費などは、世界の中でも上位に位置しています。また2021年時点で、世界にあるユニコーン企業(起業して10年以内の、評価額が10億ドルを超える未上場企業)のうちの約10%、800社がイスラエル国内で生まれました。

これらのスタートアップを支えているのは、イスラエル国内のスタートアップエコシステム※です。

エコシステムの特徴としては、
 1.政府を含むステークホルダー間の強固な結びつき
 2. リスクに寛容な起業家文化

の2つがあります。

具体的には、
 エコシステム内の政府やアクセラレーター、学術研究機関、投資家等による関係が密であることと、イスラエルでは失敗やリスクテイクが許される
環境が整っている
ことが挙げられます。それらに加えて、イスラエルの起業家は結果重視で動く傾向があるため、イグジット、つまり会社売却やIPOの実績が多数あることも特徴の一つです。

 ※エコシステム:英単語の"ecosystem"「生態系」に由来しており、スター 
    トアップエコシステムとは、様々な機関や企業が相互に連携、依存する
  ことで結果として、スタートアップが育まれる環境のこと

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イスラエルのスタートアップには、我々が日々使っている技術を提供している企業が多く存在しています。たとえば「icq」は、メッセンジャーアプリの草分けのような存在ですし、「モービルアイ」は、日本国内の自動車メーカーで画像認識チップが採用されている他、自動運転技術が評価され、2017年には150億ドル相当で米インテル社に買収されました。

 1-2. マーケット動向

約500社の多国籍企業がイスラエルに製造拠点を設けていることからもわかるように、海外からイスラエルのマーケットが注目されていることがわかります。下の画像はイスラエル国内に製造拠点や研究センターを置いている
企業の一例です。

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また、M&Aが盛んに行われており、2021年には50億米ドルを超える10社のM&Aが実現しました。

一方、日本とイスラエルの関係については、2014年ごろまではほとんど経済的な関係はありませんでしたが、両国首相による相互訪問がきっかけとなり、革命的な経済関係の発展が起こっています。

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2021年、海外からイスラエルへの投資総額のうち、15.8%が日本によるものでした。つまり日本はイスラエルのエコシステムを形成する重要なステークホルダーとなっています。

ここ5年間で日本のイスラエルへの投資分野は、ITだけでなく、サイバーセキュリティ、ライフサイエンス、AIなどへ拡大しています。

 1-3. NTT Innovation laboratory israel の開設

NTTは、2021年7月1日に NTT Innovation laboratory israel を開設しました!

①イスラエル国内の複数企業との事業連携
②学術機関への研究協力
③新事業への投資
④きめ細かなサービスを通じた新技術開発の支援 

という4つの事業の柱を掲げ、「NTT Israel Innovation Program」という
メインプログラムを提供しています。このプログラムでは、NTT社内の60以上の部門のうち、新事業に関連する部門が開発を段階的に支援していく体制が整っています。

特に注目している分野はサイバーセキュリティ・デジタルヘルス・AIの3分野です。これから、具体例を挙げて説明していきます。

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・サイバーセキュリティ分野
まず、イスラエルでサイバーセキュリティが発達した背景をお伝えします。

イスラエルは建国までの経緯が複雑で、領有権や宗教などに起因する多くの社会問題が今も残っています。そのため、他の先進国と比較すると多くの面で危険な環境にあると言えます。

そのような環境下で発展しているのがサイバーセキュリティ分野のイノベーションです。
「イノベーションは必要性から生まれる」とよく言われますが、この言葉のとおりにどんどんとイノベーションが生まれています。

2021年には世界全体のサイバーセキュリティ関連企業への投資額のうち、約40%がイスラエルの企業に向けられています。


・デジタルヘルス分野
デジタルヘルス分野については、700社近いイスラエルの企業が様々なソリューション開発を進めています。イスラエルのデジタルヘルス分野で特筆すべきこととして、イスラエルの医療データの98%が電子化されていること、があります。この状況がこの分野のイノベーションや開発を容易にしている要因です。

ファイザー社がCovid-19のワクチンの予防摂種をイスラエルから開始し、接種後の副作用についての報告書が公表されたことはみなさんの記憶にも新しいのではないでしょうか。

・AI分野
最後にAI分野については、イスラエル政府が国家プログラムを設立し、官民の両輪で開発が進められています。そのため、AI分野の発展は著しく、イスラエルのテック企業の約20%がAI技術を元に設立されています。

2.4テーマのスタートアップ

ここまでで、イスラエルの概要とスタートアップのおかれている環境、
マーケット動向についてお話ししましたが、この後は、テーマ別に深掘り
していきます!皆さんの興味をそそる企業が見つかるかもしれません!

 2-1. サイバーセキュリティのスタートアップ (Moshe様)

Moshe様は”BioCatch”という企業を紹介してくださいました。

BioCatchは、2011年の設立から現在までに、資金調達額は2億ドルを超えています。分野は表題にもあるようにサイバーセキュリティで、これに関して革新的な技術を生み出したスタートアップです。

BioCatchが提供するのは、AIを活用した個人の行動把握による生体認証です。

この企業がもたらしたソリューションはユーザー認証精度の向上による不正の防止です。
参考までに、2021年、アメリカ国内においてクレジットカード関連の不正なアカウント申請による損失の総額は約31億ドルにものぼりました。また不正なクレジットカードによる損害額は、1件あたりの被害額は約3,000ドルとなっています。BopCatchのサービスを利用することでこの被害を防ぐことができるのです。

具体的には従来型の、指紋やパスワードによる認証ではなく、各ユーザーがPCやモバイル端末を操作する際の"癖"を利用します。例えば、PC操作時のマウスの動き、クリックやタイピングの癖や、モバイル端末でのスワイプなどがあります。

BioCatchはこれらのユーザーデータを分析して個別のIDを作成しています。このIDは様々な認証に利用されています。

またこうしたユーザーデータを把握する過程で、一般的な人間の動作かどうかも同時に確認しています。不正プログラムによる操作である可能性が浮上した場合など、異常があれば検知して不正な操作を防止することができます。この行動による認証には、ユーザーの年齢やデバイスの習熟度なども利用されます。

実際に、とあるイギリスの銀行では、この認証システムの導入により、約2,450万ポンドの損失を防いだと言われています。

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2-2. AI/IoTのスタートアップ(Asaf様)

続いてAsaf様が紹介してくださったのは、AI関連の企業である”D-ID”です。

2017年創業、現在社員は約50名、これまでに約5,000万ドルの資金調達に成功しています。

この企業が開発したAIは、任意のテキストを入力すると、1枚の写真や似顔絵を元に、自動的にそのテキストを話している動画をリアルタイム出力することが可能となるサービスです。

このAI技術は、今後世界でトレンドになるであろう様々な分野に応用が可能です。例えば用途として、人間の教師を必要としないトレーニングコースやe-learning、さらには他者との協力でアバターを自動的に生成し、メタバース内でのコミュニケーションに使用することができます。

例えば、下記画像の4人の女性はすべて人工的に生み出された人物(アバター)です。彼女たちにAIの技術を利用して話をさせています。

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youtube動画はこちらからどうぞ !

2-3. AI/スポーツテックのスタートアップ 
(高阪様)

3つ目のスタートアップとして高阪様が紹介してくださったのは、2017 年創業、従業員数約20名の”Track160”という企業です。

このスタートアップはAIによるサッカーの映像解析が行われています。
具体的には選手一人一人を映像から見分けて、それぞれのパスの本数や成功率、種類などをデータ収集、解析することが可能です。選手のデータは自動的にタグ付けされて、時間、選手、行動などでソートすることが可能です。

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選手一人一人にGPSをつけてデータを収集するのではなく、選手をAIが追尾する仕組みのため、相手チームの選手についても同様の分析ができます。この技術はサッカーのクラブチームやメディアに利用されています。


2-4. デジタルヘルスのスタートアップ紹介 (Kineret様)

最後にKineret様が紹介してくださったのは、”OrCam”という企業です。

このスタートアップは、視覚障害や失読症を有する方に対して、ポータブルデバイスによるソリューションを提供しています。

OrCamは2010年に創業し、2022年度にはイノベーションアワードを受賞したユニコーン企業です。創業者の1人は、OrCamだけでなく、冒頭でNoaさんが紹介した自動運転の衝突回避機能を開発しているmobileyeにも参画しています。

現在では日本を含む40ヶ国を超える国でOrCamの製品が販売されています。製品の一例としては「OrCam MyEye.」、「OrCam Read.」などがあり、それぞれデバイスを通じて見たものの種類を認識してくれたり、文章を読んでくれたりすることができます。

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3.Q&Aセッション


Q1.
イスラエルのスタートアップマーケットのユニークさはどこにあるのか。また、他国との違いは何か。

A1
小さい国土の中で多くのスタートアップが生まれていることから、スタートアップの密度が濃いと言えます。また諸外国に先駆けて技術が生じていくため、新しいスタートアップのアクセラレーターと呼ばれています。実際にシリコンバレーよりも早くマーケットが拡大していくとこともあります。
日本の企業とも最近は関係が深くなってきており、多くの日本人がイスラエルをイノベーションハブだと考えています。

アメリカ合衆国とイスラエルのスタートアップを比較した場合、アメリカ合衆国のスタートアップは自国向けにビジネスを開始しますが、イスラエルでは設立初日から海外市場に目を向けていることがユニークな点と言えます(逆に国内市場はそこまで重視されていません)。特に日本は、市場としても他国への足掛かりとしてもイスラエルのスタートアップから非常に重視されています。

こうした状況を踏まえると、イスラエルのスタートアップマーケットは常に数年先を進んでいると断言することができます。

〈まとめ〉 イスラエルの恵まれたスタートアップ環境
・国の支援策が充実しているため、開発に着手しやすい
・コミュニティがとてもオープンであるため、関係構築や情報交換が容易
・コミュニティがオープンな分、意思決定のスピードが格段に速い
・開発される技術領域が多岐にわたっている

皆さんが日本で探しているサービスは、イスラエルで発見できるかもしれませんよ。


Q2.
セキュリティ、AI/IoT、デジタルヘルス分野で今バズっている(”buzz"=噂、トレンド)ワードと、5年先にバスりそうなワードを教えてほしい。

A2-1. セキュリティ分野(Moshe様より)
サイバーセキュリティ関連で、今後トレンドになりそうなトピックは3つあります。

1つ目は、既にハッキングされているという前提でセキュリティ対応をするという、「ゼロトラスト」と呼ばれるセキュリティの新しい考え方です。

2つ目は、量子コンピュータでも解読できない新しい暗号技術「PQC」、そして3つ目は、暗号化されたデータを復号せずに分析・利用できる技術 ホモモルフィック暗号(順同型暗号)です。

どれも暗号に関わるもので、今後、暗号化の方式が大きく変化することが予想されます。

(参考)
PQC=Post Quantum Cryptography(=耐量子計算機暗号):2022年2月には、東北大学とNTT社会情報研究所が新技術を開発したと発表しました。
 2022年2月3日TechCrunchJapanの記事
https://jp.techcrunch.com/2022/02/03/safe-implementation-of-post-quantum-cryptography/


A2-2. AI/IoT分野(Asaf様)
まずイスラエルでバズっているのは「メタバース」です。数多くの企業がメタバース内で使われる技術開発に注力しています。

そして、「NFT」「クリプト」というワードもバズっています。現時点では開発段階の技術が多いですが、先に紹介した企業、D-IDが中心的な役割を担い、遠くない将来、技術が完成するでしょう。

さらに、5年先には「Web3.0」の世界が実現すると思います。

(参考)
 Web1.0  閲覧のみを行う静的ページでコンテンツの製作者から閲覧者
       への一方通行
 Web2.0  SNSなどで双方向のコミュニケーションが可能(現在)
 Web3.0  ブロックチェーンの技術を活用し、大手テック企業に頼らず
        個人で情報を分散型管理するインターネットのあり方(今後) 

NFT(=非代替性トークン):ブロックチェーンを使って取引される唯一無二の、偽造不可能な鑑定書・所有証明書が付いているデジタルデータ

クリプト:ブロックチェーン技術を構成する重要な要素である「暗号」

A2-3. AI(スポーツテック)分野(高阪様)
スポーツにおけるAI技術の活用は、サッカーと同じく競技人口の多いバスケットボールや、競技人口の少ないスポーツまでAI技術の発達と同時に幅が広がっていくと思います。

この先の5年間を語る上で外せないのが、コロナウイルスによる影響です。スポーツ業界は観戦チケットによる収入に頼る部分がありましたが、今後はファンと選手をより緊密に繋ぐような新しいスポーツビジネスが誕生していくと考えられます。そのプラットフォームとして、メタバースやVRが活用されていくと考えられます。

A2-4. デジタルヘルス分野(Kirenet様)
デジタルヘルス分野においては、ヘルスケアに関するビッグデータの解析が今後の5年間で重要な部分になってくると思います。

またフェムテックと呼ばれる、女性向けのテクノロジー商品も主流になっていくと思われます。

またほかの分野に比べて、デジタルヘルス分野のイノベーションは、世界的に遅れています。国によってその程度は異なりますが、イスラエルのように医療データの電子化が進んでいれば、新たなテクノロジーにも対応しやすくなります。

A2-5. その他(木村様)
これまで、自動運転技術やサイバーセキュリティ技術でイスラエルが世界をリードしていったように、環境関連など過去にVCの支援を受けにくかったサステイナビリティ領域の促進を行ってほしいです。これは予測ではなく願望に近い私の意見です。

Q3.
先に紹介のあったサッカーのAI分析の商用利用はどの程度進んでいるか

A3. 商用利用はかなり進んでいます。今後もユーザーの声を聞きながら進めていきます。(高阪様)

Q4. 
先に紹介のあった、テキスト入力で顔の表情を自動作成できるAI技術に
ついて、商用利用はどの程度進んでいるか。また、マネタイズポイントを
教えてほしい。

A4. たとえば、イスラエルの”MyHeritage”という企業が、D-IDと提携し、先祖の古い写真の表情をAI技術を用いて動かせるアプリを提供した際、google playとApp storeで20週間にわたり1位を獲得し、約1億人が使用しました。
収益化の方法(マネタイズポイント)としては、アプリを有償利用したユーザーからの収入や、同社の他のサービスへの宣伝効果の増大などによる新規ユーザーの獲得などがあります。

 (参考)2021年2月27日TechCrunchJapanの記事
https://jp.techcrunch.com/2021/02/27/2021-02-26-myheritage-now-lets-you-animate-old-family-photos-using-deepfakery/

Q5.
日本とイスラエルのコラボレーションにはどのような可能性があるか

A5. イスラエルは、0から1を作り出すのが上手く、日本は、1から100にするのが得意です。そのため、最良の状態で連携することにより、素晴らしいシナジー効果が生まれる可能性を秘めています。紹介した事例は氷山の一角なので、今後の連携強化を心から期待したいです。(Noa様)


4.まとめ

今回はイスラエルのスタートアップの特徴や、トレンドについてお話いただきました。

イスラエルはスタートアップ大国であるという説明が冒頭にありましたが、スタートアップ4社の事例からそのように世界から評価される理由がわかり、納得することができました。

イスラエルと日本との経済的なつながりは、本格的に始まってからまだ10年経っておらず、まだまだイスラエルとの関係の中に多くのビジネスチャンスが眠っている気がします。

最後に・・・・
今回のライブ配信の裏側をチラっとお見せします!
ドコモ・ベンチャーズから皆さんにイスラエルのホットな状況を少しでもリアルにお伝えしたく、多数の機器を使った初めての試みとなりました。
ちなみに、イスラエルと日本の時差は イスラエル+6時間です!

iOS の画像 (1)

今後もドコモ・ベンチャーズでは週1回以上のペースで定期的に様々なイベントを実施し、その内容を本noteでレポートしていきます!引き続きイベントレポートを配信していきますので、乞うご期待ください!

次回はメタバースの多彩なビジネス展開~VR、AR、アバター、NFTが融合していく世界~についてのレポートです!

>>今後のドコモ・ベンチャーズのイベント開催情報はこちら

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