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ねこ来たる39

5月28日
当たり前の話だが…
猫を飼うには準備が必要だ。

サブリナ(黒猫)のために購入したものやもらってきたものがたくさんある。友人M君から譲り受けたキャットタワーは気に入って使ってくれている。

だらけております

それはよいのだが…
良かれと思って買ったり取り付けたりしても全くこれっぽっちも必要なかったり無駄だったりするものがある。

①脱走防止のための扉

ストッパーは猫の手

もっと低いやつもあったのだが、跳びこえちゃうかもしれん、と余計な心配をして高さ180センチぐらいのやつを階段を上がった部屋の入り口にせっせと取り付けた。にもかかわらず、間違って扉を開けっぱなしにしても全く出ようともしない。保護センターで言われた「脱走癖」という言葉のかけらもなく、家の中にいるほうがよろしいようである。
試しにわざと開けっぱなしにしてみたのだが、階段を一段だけ降りて座り込むというチキンの手本のような反応であった。

②網戸のストッパー

こちらも脱走防止のため。網戸を開けたらどうしよう、なんて思っていた我々が馬鹿だった。
網戸を開けるなんぞしたこともないしあまり近寄らない。ちょこちょこ外は見ているのだが、風景を眺めるのみで何をするわけでもない。だいたいが網戸自体滑りがさしてよくないので猫一匹が開けられるとは到底思えない。

③ハンモック
ケージにもついているしキャットタワーにもついているのだが見向きもしない。知り合いの猫はお気に入りでいつもそこにいるぐらいだそうだが、こちとら入る気配もない。お気に入りのおもちゃを入れておけば入るかな?なんて考えて入れてみたら、おもちゃだけ叩き落としていた。変なところだけ器用なのである。

6月1日
しばらくぶりのサブリナを動物病院に連れていく日である。かみさんが手を怪我しているので一緒に行くこととする。事件を起こす猫ではないのだが、
「察する」という能力はあるようで「どこかに連れて行かれる」と分かるとあちこち逃げまくる。
とことん家が好きらしい。
一通り追いかけっこをして捕まるサブリナ。籠に入れる時に抵抗しまくるのかと思いきや、これがなぜかすんなり入る。このへんが「事件を起こさない」ということなのである。
家から徒歩5分ほどのところに動物病院はあるのだが、そこまでサブリナの入った籠を抱えてかみさんと一緒に向かう。
普段はかみさんだけが連れていくのでおいらが一緒であることにサブリナに何かあったのかと先生に心配される。特にありませんよ先生。
診察台の上でも特に暴れることもなく先生のなすがままにされている。口をガバッと開けられても、ノミ予防の薬をたらされても無反応。
「とくになし」はとりあえずよかった。

しかし、ここまでおとなしいとなあ…。

そういえば初めて診察室に入って気づいたのだが、診察台ってそのまま体重測れるようになってるのですな。
体重はほぼかわらず。先生からキープを指示される。
診察も無事に終わり、サブリナ入り籠を抱えて家に帰り、籠を開ける。飛び出したサブリナはトンネルに引き籠るというサブリナなりの抗議をしている。おまえのためだ、少々の我慢はしなさい。

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