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コロナは今の時代に万事を生き抜く手段の1つを教えてくれた

コロナの自粛があと1週間で終わり、6月1日からは保育園が始まる。

私が、待ちに待った日々が始まる。

WITHコロナの生活。

自分はどのように立ち振る舞ったらいいのだろうかと、毎日庭の草のポコポコ抜きながら考えている。(まだこの時期の草は根が浅くて抜いていて気持ちい。子守ができて、思考も巡らせながら庭をきれいにできる一石三鳥の家事!)

昨年まで2年間子育てママの支援サークル「はっぴーたーん」は中津川市の補助金を受けて活動してきたが、今年1年は補助金は受けずに活動することに決めた。休止するわけではないので、決めたからには来年の活動に繋げられるようにwITHコロナの対策をした状態でどのような活動ができるのか考えていかなければいけない。補助金ありきの活動にはしたくない。

今年は様々な行事が中止となる。

明治座のクラッシックコンサートや地歌舞伎公演も来年へ延期になる。

様々な人々が自粛の可否を問われる。

コロナの影響で宿泊施設や飲食店をはじめ様々な会社がとても大きな打撃を受けている。

家業は「ランプの宿 渡合温泉」という宿泊業。声を大にして「遊びに来て~」なんて言えない。メインの顧客は県外の皆さんである。ただ、来てほしいとは言えない代わりにSNSに大自然の移り変わりを更新する毎日。

もちろん、売り上げは前年度比50%以下である。

ただ、それは初めてではない。

今までがけ崩れや橋の架け替え工事などでいきなり無収入になったことは何回もあった。送迎をしたり、お客様に途中歩いてもらったり、休業したり。。。常にぎりぎりの収入で家族経営しているが、借金は増えても今までは何とかやってきた。

今回、WITHコロナの時代を生き抜く方法を考える中で、なぜ今まで宿泊でしか収入を得ようとして来なかったのか、と考えさせられた。


道路のがけ崩れなどで、他のお店や企業よりもいきなり休業になる可能性が高いことを私たちは知っている。なのに、なぜ今まで宿泊でしか収入を得ようとして来なかったのか、ということである。

もちろん通常営業をするだけで精いっぱいだからという言い訳はいくらでもできるが、来るかどうかもわからない災害に備えるよりも頻繁に非常事態を経験して、今後も訪れることが予想できる状態。

なのに、お客様に来ていただいて宿泊していただくしか収入元がないのは危険すぎることを今更学んだ。

携帯電話も圏外の旅館を経営しているから余計にオンラインに収入元を移すことが頭になかった。何かあったときに100%の利益を補うことはできないが、1を作っておけば100に向けて切り替えて行動していけばいい。しかし、非常時にパッと0から1を作っているようでは初動が遅すぎてダメージを倍増させてしまう。

今回のコロナでも、オンライン上のチャンネルを作ってあった会社やお店はすぐに切り替えてダメージを減らせた。

SNSでお客様とコミュニケーションをとっているだけでも違った。テイクアウトに切り替えてもすぐに直接お客様に宣伝をすることができた。

実際、渡合温泉もコロナの影響が出始めてすぐに宿泊施設に宿泊の前売り券と応援メッセージを寄せられる「種プロジェクト」に参加したことを常連客のお客様にお知らせできてすぐに反応してもらえたのはオンラインのチャンネルを持っていたからである。SNSを稼働していなかったら、そんな活動も知られることも少なくサイトに埋もれていったと思う。

6月1日以降、第2波を受けないように対策をしながら過ごす新しい日々が始まる。

万事に備えて生き抜くため、コロナの経験を生かす時間にしたい。

明日、地震があるかもしれない。病気になるかもしれない。がけ崩れがあるかもしれない。

じゃあ、何ができるのか。BASEでオリジナルグッツを販売できるようにしてするとか、YouTubeをするとか、noteでレシピや釣り情報を発信するとか、仕出しメニューを考えるとか。いろんな可能性を考えながら行動していかなくてはいけない。

地域においても同じことが言えると思う。

災害用に備えようと思うとなんだか面倒に感じてしまうが、今、楽しめることや生活に身近なことを兼ねれられるといいと思う。

その1つが、情報を受信すること発信すること

旅館が宿泊だけやっていてはいけないのだ。

トマト農家がトマトだけを作っていてはいけない時代になったのだ。

自分で情報を発信できるようになったからには、少子高齢化で過疎化が進むとわかっている地域だからこそ生き抜くためのチャンネルの1を作っておく必要があるのだ。

いい製品、いい土地、いい人であるだけでは生き残っていけない。

何かあったときに自分たちで発信していかなくてはいけない。今までは、オフラインのつながりで十分だった人もオンラインを利用することを無理して頑張る必要はないけれど、チャンネルとして運用できる状態にしておく必要があると思うのだ。

「たすけて」「たすけるよ」

「わからない」「おしえてあげるよ」

そんな発信と受信ができる、つまりはオンライン上でもコミュニケーションが取れる状態にしておくことが、万事を生き抜く手段の1つとなっていく。これはコロナに限ったことではないと思う。

withコロナは第2波が来ても、災害が来ても生き抜ける自分たちを作るための1を作って、これからの時代を少しでも安心して過ごせるようにするための日々にしていきたい。

ということで私は身近な人からまずは受信の仕方を教えてあげていきたいと思っている。

そして、地域でも一緒に発信することを勉強していってくれる仲間が増えていく方法はないかな~と思案しながら、明日も草抜きをがんばろうと思う。




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