見出し画像

タイランド・ロックダウン(7)3月28日(土):自主自宅待機の週末

非常事態宣言が出てから初の週末となった今日、コンビニと食料品・日用品を販売するスーパーマーケットや量販店が開いているような状態だった。今日、気づいたことを書いてみる。

1.銀行がクローズ

私の利用しているローカルの銀行のひとつは、ガシコン銀行。緑色がトレードマークの銀行だ。そのガシコン銀行がこの週末の土日、すべての本支店での窓口営業を中止するという告知があった。

タイは、日本より一歩先に、銀行の店舗と人員のリストラが進んでいた。日本よりも規制が緩いせいだろうか、毎日営業している商業施設(ショッピングモール)内に銀行店舗が多く出店し、近くにある路面店舗が閉店していくといった具合である。また、最近では、スマホアプリとそれを利用したATMカードレスの引き出しでATM(自動引き出し機)へ誘導しているので、なおさら預金の預け入れや引き出しに実店舗窓口が不要になっている。

したがって、私は、土日の商業施設内店舗の営業取り消しという話を聞いても、慌てないし、驚かなかった。実際、今日、スマホで支払いを済ませた。

2.日本料理店の奮闘

バンコクやシラチャーにある日本料理店が、がんばっている。非常事態宣言の中での禁止項目のひとつで、店舗での飲食はできないため、テークホームかデリバリーのみ。毎日、メニューを変え、告知に工夫し、立て籠り組や出勤組においしいお弁当を提供している。

自店舗の営業活動ということもあるが、これは、上流下流に大きな意味を持つものだと思う。上流は生産者や卸売り業者、下流はもちろん消費者、お客様。もちろん、使用量は激減しているはずだが、それでも買ってくれるところがあれば、上流も商品を悪くすることもない。そして、この状況下、美味しい食べ物があるだけでも、明るくなれる気がする。

3.車の移動は意外と快適

バンコクや隣接県から出る場合や入る場合に、チェックポイントが決められていて、車の検問をしている。チェックポイント数は限られるものの、要所要所にあるようだ。

シラチャーにある我が家の近くにはチェックポイントはなく、普段通りの通行が可能であるが、それでも車の交通量が減っているため、スイスイと目的地に行くことができる。

バンコクにいるビジネス・パートナーに聞いてみても、渋滞がなくて快適だという。バンコクくらいになると、営業していない店舗やテレワークにしているオフィスがたくさんあるので、人の移動が激減しているはずなので、大型連休中のバンコクのように、交通量が減り、移動がしやすいのであろう。

4.オンラインでつながる時代へ

今日は、土曜日なので、タイにいるビジネス・パートナーや趣味仲間へ電話をしてみた。みんな元気にこの非常事態宣言下のタイでサバイバルしているが、みんな、今回のコロナの影響を受けている。

マイナスの面では、
・注文量、仕事量が減った
・営業活動ができない
・先が見通せない
・契約金額の減額を要求されている
など
プラスの面では、
・オンラインでのテレワークができるようになった
・移動時間の軽減
・オンラインワークのスキルアップ
・新しいことへのトライができている
など

中には、「コロナ太り」という言葉を教えてくれた女史もいた。

私自身、今日は、オンラインで日本の「メガ匠コーチ」の方とのグループセッションがあり、2時間びっちり、『妄想力』に磨きをかけた。人とのつながりがリアルもあり、オンラインもあり、様々な形でのつながりを作ることができるようになって、さらに、自分たちの可能性を開花させることができそうな環境になっていると感じたしだい。

明日は、どんな日曜日になるだろう。

※写真は、前にバンコクで撮影した朝陽。明けない夜はない。朝陽に照らされて、また、新しい日がやってきる。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?