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「中学校建設が持つ真の意味とは」インタビューを通じて考える

こんにちは!初めまして。

 NPO Dooooooooでインターンをしている、大学2年のあかりと申します。家族から  CLOUDY のポーチをプレゼントしてもらったことがきっかけで、高校3年生の時に初めてインターンに参加しました。そこで途上国の問題を意識するようになり、現在は大学で国際協力について学んでいます!大学での学びを通して、DooooooooとCLOUDY の一員としてまた活動したい!と強く思うようになり、現在インターンシップ をしています。よろしくお願いします!

1. はじめに

第三回の投稿も前回に引き続き、現在進行中のプロジェクトであるガーナのアブイ・チタ村に建設される中学校についてです!

(前回の投稿は以下をご覧ください。)

そして今回は、Dooooooooのメンバーである鳥居さんを通じ、現地の子供達の声を聞くことができました。インタビューを通じて気づかされた『中学校建設が持つ真の意味』について皆様にお伝えしていきたいです!

2.そもそも学校とは子供たちにとってどんな存在??

私たちは2018年に公立の幼稚園、小学校の"Doooooooo School"を建設しました。現在でも350名を超える子供たちがDoooooooo Schoolで学んでいます。彼らにとって学校とはどのような存在なのでしょうか?

「勉強を学べる場所、給食でご飯を食べられる場所、友達と会える場所だと思っている子、それぞれだけど共通して言えることは学校が子供達にとって心のオアシスになっていることかな」

学校が子どもたちにとって、安心できる場所になっているのだと知りました。確かに、私も学校に行く理由の大きな1つに友達の存在があります。

心のオアシスとなっている小学校ですが、アブイ・チタ村には進学先となる中学校がありません。村の大人たちが卒業生のために小さな小屋を改造した中学校はありますが、行けない子どもたちはどうしているのでしょうか。鳥居さんに聞いてみました。

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〈村の大人たちが  Doooooooo school卒業生のために小屋を改造して作った仮設の中学校〉

3.中学校に進学できなかった子どもたちはどうしているの??

「中学校に進学できない子どもは働きに出ます。家族を支えるために立派な労働力になるから、親が学校に行かさず、働かせてしまうことが多いです。」

勉強が嫌で、眠くて学校を休みたくても親に叱られていた経験を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。現地では逆に親が家庭のために学校に行かせないという選択肢を取ってしまっている現状があります。そこで、子どもたちに中学校が建設されることについてどう思っているのか、聞いてみました。

4.中学校が建設されることについてどう思っている??

「中学校の建設に子ども達は大喜びしています。もっと勉強ができる、いろいろな知識を身につけて将来の夢を叶えたいと目をキラキラさせて語ってくれます。」

Doooooooo Schoolでは未来を一緒に描く授業を行っており、そのため夢をかなえるために勉強を頑張りたい!と思う子ども達が多いのです。

しかし、子ども達の夢は先生、警察官、医者など身近にある職業ばかりであることも鳥居さんの話を通じて知りました。

鳥居さんの話を通じて、小学校で得た学びを中学校でさらに深めることで、子ども達の夢を、可能性をさらに広げることができる、そう感じました。

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〈手前が建設中の中学校、奥に見えるのがDoooooooo School(幼稚園、小学校)です〉

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〈新型コロナウイルスの影響もあり、思うように工事が進まないこともありますが、みんなが子ども達のために建設作業に励んでいます〉

4. おわりに

 学校あっての毎日、それが日本に暮らす私たちの日常です。もちろん学校に行くことが全てではありませんし、私たちの当たり前が彼らにとって幸せであるとは限りません。しかし、進学先となる中学校がないことで、子供達の選択肢を狭め、また心のオアシスも奪っているのです。生きる力、今を楽しむガーナの人々に、教育の場所を提供すれば無限の可能性が彼らに待っていると思います。想像するだけで、ワクワク、ドキドキします。誰もが平等に教育を受けられる日が1日でも早くきますように。

最後に、この中学校建設プロジェクトの建設、運営費用を募る募金プロジェクトをYahoo!ネット募金で開始いたしました。みなさまと共により多くの子ども達の笑顔を迎え入れる場所を作っていきたいです。ぜひ、ご参加お願いいたします。


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