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新規国内シード投資|Stock

本日2020年9月8日付けにて、株式会社Stockより配信されましたプレスリリースのとおり、弊社DNX Venturesは株式会社Stockのシードラウンドにて、投資を実行致しましたことをご報告致します。本ラウンドへは株式会社マネーフォワード、株式会社インフキュリオン・グループほかエンジェル投資家とともに出資致しました。


Stockって?

株式会社Stockは、チーム情報共有のためのコラボレーションツール「Stock」を提供しています。「チームの情報を最も簡単に残せるツール」を合言葉に、チーム間で共有される様々な情報をノートに「ストック」、さらに、同じプラットフォームでチャットができるメッセージ機能やファイル管理、タスク管理を行うことができます。

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チームのコラボレーションツールといえば、ChatworkやSlack、Notionなどグローバルなツールも含めて数多くありますが、代表自らユーザーを回り、フィードバックを徹底的に集めて向き合い開発してきたという「Stock」は、独自性のある2つの特徴を備えています。

■メッセージング機能とストレージ機能
Stockでは、プロジェクトごとに「ノート(SlackでいうところのチャネルをStockではノートと読んでいます)」を作成します。

Stockの機能面での大きな特徴は、それぞれの「ノート」に紐づける形で、Slackのようなチャネル上でのテンポある会話をサポートするメッセージング機能と、BoxやGoogle Driveのような、情報を一元的に蓄積しあとから振り返られるようなストレージの機能を追加で備えている点にあります。テンポよく会話をすることに優れている(が、情報がどんどん流れてしまう)ツールと、情報を蓄積し共有することに優れている(がテンポ良い会話をすることが難しい)ツール、その両方を一気に実現するようなインタフェースになっています。

ノートに紐付いたチャットを使って色々と会話を重ねて、決定したことを永久保存版としてノートに議事録的に纏めるということができます。

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プロジェクトやトピック別に「ノート」を作成、議事録やデータの蓄積、チャットがノートに紐づいたかたちで保存できます

■誰でも使えるシンプルなUI/UX
また、ITに詳しくない人が説明なしに使えるほど、シンプルなUI/UXであることも大きな特徴です。その結果、上場企業やIT業界での実績だけでなく、中小企業や会計事務所、広告代理店、不動産管理会社や飲食店など、比較的コラボレーションツールが普及してこなかったセグメントでのユーザーが多数利用しています。
その背景には、昨今のコロナ禍の影響によるテレワークの普及により、様々な業界に属する企業が、社員同士の情報共有やコミュニケーションに対して課題意識を持つようになったことが挙げられます。

Stockは2018年4月に正式にローンチし、これまで外部の資金調達や有料広告などを打つことなく、オーガニックな成長で50,000社(2020年7月)以上に導入されています。


倉林コメント

Stockは、情報の蓄積の概念を中心に添えつつ、誰でも使えるシンプルなUIを実現しているユニークなコラボレーションプラットフォームで、既に日本の幅広いユーザーに支持されています。欧米のテックジャイアントを始め、多数のプレーヤーが相次いで参入している激戦区ではありますが、顧客傾聴力と開発力を最大限活かし、日本のユーザーに寄り添ったプロダクトに仕上げることができれば、必ずやマーケットリーダーの地位を確立できると期待しています。


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比較的ITツールの利用が後回しになっていた企業の多くが、リモートワークが進むなかでいよいよデジタルツールの導入を進めています。しかし、そのような企業が直面するのが、社員へのオンボーディング。特にコラボレーションツールは、社員が使いこなせて初めて機能するもの。そのことをよく理解したメンバーが徹底的に向き合って改善を繰り返す姿勢があってこそ、Stockが様々な業界の方に受け入れられ、シード期も関わらずこれだけのトラクションを実現できているのだと思います。チームの情報管理がひとつのプラットフォームで完結できるStock、ぜひご活用ください。



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(文・向川 恭平 / 編集・上野なつみ)

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