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新メンバーのご紹介|稲田雅彦

2019年7月1日付にて、新メンバー稲田雅彦さんがDNXにジョインしました。

稲田さんは、大学時代からAI(人工知能、機械学習)を研究、博報堂に入社し新規事業開発や統合コミュニケーション戦略立案などで活躍されました。その後博報堂を退社し、製造業スタートアップである株式会社カブクを設立。代表取締役 兼 CEOとして3Dプリント技術などのデジタルものづくり技術を活用したプラットフォームを展開し、同社のビジョンである「ものづくりの民主化」に取り組んでこられました。2017年に同社が東証一部上場の老舗製造メーカーからM&Aを受け、その後、同社の取締役会長に就任されていらっしゃいましたが、今回、次のステップとしてベンチャーキャピタル・DNXへ参画いただきました。

AI、IoT、製造業領域の専門家であり、広告会社出身のマーケティングナレッジもお持ち、そして何よりご自身がスタートアップの起業家であるということで、投資先スタートアップにもたくさんの価値提供をして頂けるベンチャーキャピタリストとしてもチーム一同、歓迎しています。
今回は、稲田さんのこれまでのお仕事のお話、起業家/投資家についての考えなどを伺いました。

稲田雅彦(Masahiko Inada)
大阪府出身。2009年東京大学大学院修了(コンピューターサイエンス)。大学院にて人工知能を研究し博報堂に入社。さまざまな業種の新規事業開発、統合コミュニケーション戦略、クリエイティブ開発に携わる。カンヌ、アドフェスト、ロンドン広告祭、TIAAなどを受賞。
2013年に株式会社カブクを設立、代表取締役 兼 CEOに就任。3Dプリンティングによるデジタル製造プラットフォームを立ち上げる。トヨタ自動車、自動運転プラットフォームを提供するティアフォー社の自動運転EVのデザイン・設計・製造など、高い注目を集める。2017年9月に東証一部上場大手メーカーからのM&Aにより連結子会社化を行う。2019年6月、同社取締役会長を退任。
2019年7月、DNX Venturesに参画。AI、IoT、ハードウェア、デジタルマーケティングなどを中心とした投資業務を担当する。


起業家から投資家へ。
当時の投資家・メンターがDNX倉林だった。

この度、DNXのチームに仲間入りしました稲田です。DNXに仲間入りすることになったきっかけは倉林さん。実は倉林さんは、僕が起業した製造業領域のスタートアップである「カブク」のエンジェル投資家で、スタートアップ・ファイナンスやExitに関する相談をさせて頂いていた貴重なメンターのお一人なんです。僕自身のハードウェア領域でのスタートアップ経験をより良く活かし、知を集積し、環流させ、スタートアップエコシステムをさらにより良く、大きくしていきたい思いから、今回参画させていただきました。


AIの研究から広告会社へ。
10年前にいち早くスマホアプリ事業を開発。

大学時代はAI(人工知能、機械学習)の研究をしつつ、メディアアートの制作をしたり、週末はDJとして活動するなど、多様な生活をしていました(笑)。そんな中、デジタルの広告の世界では、GoogleやFacebookなど多様なスタートアップが立ち上がり、ビッグデータ、AI、データサイエンス、ニューロサイエンスなどの技術を活用する動きがどんどん出て来ていたので、博報堂に新卒で入社しました。

入社後は、博報堂のデジタル化を担う特殊部隊の様な組織の一期生として配属され、クライアントの事業立ち上げから、テレビCM、雑誌、イベント、Web、アプリ開発など、プロモーション領域の枠を超えて何でもやっていました。その後、事業アライアンスや、グループ企業を含めた全社での社内起業制度の運営も担当。複数企業の事業サポート、企業運営にも携わっていました。
当時大きな成果が出たのが、宅配ピザ・アプリのスマホ事業立ち上げ、アプリ開発です。今で言うと「GPSを活用したオンデマンド・フード・デリバリーサービス」アプリを開発したんですが、リリースした2009年当時というのは、ちょうどiPhone3Gが出始めた頃で、アプリをリリースする企業はまだほとんどありませんでした。花見会場や海、公園など、どこにでも届くという仕組みがユーザーに受け入れられ、またBuzz施策などの戦略的PRも効果的に仕掛けることができ、2年で売上総額が10億円を突破。また、当時は広告業界でサービス、事業立ち上げの領域は珍しく、世界で数多くの業界賞を頂きました。


スタートアップの起業、M&A、そしてDNXヘ。

その後、博報堂を退職し、3Dプリンティング技術を活用したオンデマンド製造サービスや開発を総合的に支援する、株式会社カブクを2013年に立ち上げました。ここでは、トヨタ自動車、ホンダなどの大手自動車メーカーの方々、自動運転プラットフォームを提供するスタートアップの方々の自動運転EVのデザイン・設計・製造を行うなど、多様なものづくり支援を、最新のデジタル製造技術を使って行ってきました。2017年9月に東証一部上場大手メーカーからのM&Aにより連結子会社化を行い、2019年6月に退任。現在に至ります。

今回、起業家という立場から投資家という立場に移るわけですが、スタートアップ業界においては起業家から投資家という一元的なベクトルではなく、起業家も投資家も皆がアントレプレナーシップを持つべきですし、多元的なベクトルでスタートアップエコシステムを盛り上げていけるのではないかと考えています。
というのも、今まで企業は、所有、経営の分離がガバナンス上一般的でしたが、スタートアップの世界では、所有、経営が分離されていることはむしろ稀で、初期・成長ステージは一体化しているからこそ、イノベーティブな事業を急激な速さで立ち上げ、成長させることができています。一方スタートアップでは、経営者は、株主・投資家でもあり、経営者、執行者でもある。だからこそ、経営から投資という一元的なベクトルではなく、スタートアップ業界における起業家、投資家は皆、アントレプレナーシップを持つことが求められますし、スタートアップエコシステムとしても多元的なベクトル、機会があっても良いと思うんです。またそれが、知を集積し、環流させ、スタートアップエコシステムをさらにより良く、大きくしていくのではないかと考えています。そういったことを心がけながら、スタートアップエコシステムに大きく貢献していきたいと思います。


新しいことを生み出すことが好き。
起業家精神をもってイノベーションに貢献したい。

そんなわけで、私のプロフェッションのキーワードとしては「AI・機械学習」「デジタルマーケティング」「IoT」「製造業」があげられます。
ハードウェア領域でのスタートアップ経験をより良く活かし、知を集積し、環流させ、日米をつなぎ、より大きなスタートアップエコシステムをつくっていくこと、そして人類のイノベーションに貢献していけたらと思っています。



詳しいプロフィールは、オフィシャルサイトにも追加しています。

尚、稲田さんは東京オフィス在籍となります。
新メンバー稲田さんが加わった新生DNXを今後ともよろしくお願いいたします。

(文/写真・上野なつみ)


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DNXは、2011年よりシリコンバレーと東京に拠点を構え、日米市場を中心にB2Bスタートアップへの投資を行っているベンチャーキャピタルファンドです。 | https://dnx.vc/jp | https://www.facebook.com/dnxventures/
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