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新規国内投資|FLUX

本日2019年11月8日付にて、株式会社FLUXより配信されましたプレスリリースの通り、弊社DNX Venturesは、ウェブメディアの広告収益ポテンシャルを最大化するデジタルマーケティングSaaSを提供する株式会社FLUXへ投資を実行致しましたことをご報告致します。本ラウンドへは、Archetype Ventures、有安伸宏氏、複数の個人投資家及び事業会社と共に投資しました。本出資は、弊社のSaaSシード枠(3号ファンドの一部をシード投資予算として振り分けています)からの投資となります。
>> プレスリリース

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FLUXって?

FLUXは、ウェブメディアの広告収益ポテンシャルを最大化するデジタルマーケティングSaaS「FLUX Header Bidding Solution」を今年の1月に正式リリースし、わずか10か月で国内市場シェアトップクラス、契約ドメイン数100以上を達成しました。1ユーザー毎に広告入札を最適化することにより、ウェブメディアの広告収益ポテンシャルを最大化するシステム。ヘッダービディング内で最も高い単価の広告とアドサーバーで設定されている広告との価格が競われ、より入札額が高い広告が配信される仕組みです。
米国では既に大手メディアの80%が導入しており、日本でも今後飛躍的な市場拡大が見込まれます。

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「ヘッダービディング」は、複数のSSPとGoogle AdSense/AdExchangeを同時にオークションにかけることにより、パブリッシャーにとって最も高い広告が落札されることを可能にするアドテクノロジー。広告枠に対するフェアな入札競争を促し、パブリッシャーにとって従来よりも透明性が高く、効率的に収益化の向上を図ることができるソリューションとなっています。

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ヘッダービディングを導入することにより落札価格が最適化され、多くのパブリッシャーでCPMが大幅に向上。FLUX社顧客の実績では、CPM向上20%~50%*というケースが最も多く見られます。*FLUX社の実績値。ビッター数などによって向上率は異なります。


また、公平な競争機会を創出し、広告収益を大幅に増加させる最先端のアドテクノロジー「FLUX Header Bidding Solution」を提供。有力SSPとのパートナーネットワークや独自の機械学習アルゴリズムによる最適化で、媒体社の収益向上に貢献しています。

また、FLUXでは既存事業で得られるビッグデータを使い、購買における各ユーザーの 顧客生涯価値を推定する「FLUX LTV Analytics」を開発中です。既存の「CPA」「ROI」などのマーケティング指標では、顧客の購買における一定期間の価値しか捉えられていないのに対し、LTV(顧客生涯価値)の概念では、そのユーザーを獲得してから離脱するまでの全期間における ユーザーの価値を可視化します。さらに、顧客データとFLUXの保有データを統計と機械学習で処理し、限られたデータセットでLTVを予測することで、消費財やアパレルなどの小売り、金融商品、アプリ/ゲームなど業界を問わず精緻なユーザー毎のLTV予測/分析を可能にしています。

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調達資金の活用用途

今回調達した資金は、既存事業である「FLUX Header Bidding Solution」の開発/カスタマーサクセスの強化に加え、新プロダクトである「FLUX LTV Analytics」の開発に充てられる予定です。

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メディア掲載**

本日、amiでは弊社マネージングディレクターの倉林と、FLUX代表の永井さんによる対談記事も掲載いただいております。また、TechCrunch Japanでも同社のプロダクト特性等の紹介も合わせた記事を掲載いただきました。ぜひ合わせてご覧ください。

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>> ami「デジタルマーケティングのFLUX、シードで約2億円調達」
>> Tech Crunch Japan「デジタルマーケティング事業を展開するFLUXが2億円を調達」


創業1年半、プロダクトローンチ1年足らずにもかかわらず、すでに契約が急増するなどニーズが高まっているFLUX社のヘッダービディング。今回の資金を元に開発体制・カスタマーサクセスをさらに盤石なものへと拡充していただくとともに、さらに活躍してもらえるよう、弊社の培ってきたSaaSの知見でサポートして参ります。

(文・上野なつみ)

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