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新規国内シード投資|リハサク

2019年12月23日付にて、株式会社リハサクより配信されましたプレスリリースの通り、弊社DNX Venturesは、整形外科/接骨院/整体向けに運動療法を強みにしたCRMのクラウドサービスを展開する株式会社リハサクへ投資を実行致しましたことをご報告致します。本ラウンドへは、ANRIおよびマネックスベンチャーズと共に投資致しました。なお、本出資は弊社のSaaSシード枠(3号ファンドの一部をシード投資予算として振り分けています)からの投資となります。
>> プレスリリース

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リハサクって?

リハサクは、「運動指導を分かりやすく効果的にする」CRMのクラウドサービスです。本サービスを導入することで、主にリハビリを目的とした運動メニューを簡単に作成し、整形外科や接骨院、整体の施設・事業者は患者さんの継続率向上や満足度の向上や単価アップ、差別化や、集客ツールへの誘導などを期待することができます。2019年5月に患者向け機能をリリースし、すでに多くの施設でサービス導入・活用が進んでいます。

リハサクで作成した運動メニューは、患者さんのスマートフォンへ動画共有したり印刷したり、ニーズに合わせたかたちで共有・伝達を行うことができます。運動メニュー作成のための運動指導の根拠となるエビデンスは、世界最新のものに常にアップデート。施設は、リハサクを導入することで患者さんの継続率向上や満足度の向上や単価アップ、差別化を期待することができます。

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リハビリを取り巻く課題

国内人口の減少傾向に伴い、整形外科や接骨院、整体の1店舗当たりの患者数も減少する見通しであることや、保険点数の見直しや療養費の減少などの影響から、事業者は保険収入頼みではなく自費サービスによる差別化や業務効率化による収益力強化が必須になってきています。
また一方で、患者は思ったような情報を得られず、「原因が分からないまま治らない」という課題に直面しているケースが後を絶ちません。複数施設を回っても異なる指摘を受け、結局治らないという声も。その背景には、施設できちんとした評価が行われなかったり、対処療法で終わってしまい運動療法による根本的な処置ができていないなどの課題があります。

そこでリハサクは、施設が評価ノウハウを有し、運動療法を主軸にして、患者に対して価値提供をすることで収益力を強化していくトータルソリューション提案。短期的には運動療法の評価・指導ノウハウを習得できるセミナーや、患者接点を活用したコミュニケーション機能による信頼関係構築を促すサービスを、長期的には整形外科、接骨院、整体業界をにおける施設と患者の双方に価値を提供するサービスを提案していく予定です。

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調達資金の活用用途

今回調達した資金は、既存プロダクトのUX向上や新機能開発の開発体制強化に充て、更なる顧客サービスの拡充を図るほか、新規チームメンバーの採用に充てられる予定。採用については、別途募集職種についての案内ページをぜひご覧ください。
>> 採用情報(リハサクWeb内)

倉林コメント

特定業界特化型のSaaSベンチャーの成功事例が近年日本でも数多く生まれています。
リハサク社が提供する動画を活用したSaaSプラットフォームを通じて正しい運動治療が広がることで、患者とセラピスト双方のCustomer Successが実現されることを期待しています。我々DNX Venturesが注力する日本の業界特化型SaaSの代表的企業として、業界の変革の担い手になって頂ければと思います。

メディア掲載

本資金調達のニュースは、各種メディアでも記事も掲載いただいております。ぜひ合わせてご覧ください。Tech Crunch Japanでは代表2名のコメントのほか、リハサクが提供するサービスについて、そして創業の動機やビジョンについても丁寧に紹介されていますので、ぜひこの機会にご覧いただけたらと思います。

>> TechCrunch Japan「運動療法を軸としたCRM」でリハビリ×IT業界変革へ、理学療法士ら創業のリハサクが1.1億円を調達」
>> The Bridge「整形外科や接骨院のリハビリ業務を支援する「リハサク」、プレシリーズAラウンドで1.1億円を調達——ANRI、DNX Ventures、マネックスVから」
>> TECHABLE「運動療法を強みにしたCRMのクラウドサービス「リハサク」が1.1億円の資金調達」


リハサクのプロダクトが、適切な運動療法を継続して行うためのサポートとなり、多くの施設で多くの患者さんのリハビリ改善に貢献できるよう、弊社の培ってきたSaaSの知見でプロダクトおよびサービスの成長・改善をサポートして参ります。


(文・上野なつみ)

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