新メンバーのご紹介｜Eva Nahari
2021年のスタートを切るにあたり、DNXにEva Nahari（イーヴァ・ナハーリ）さんがプリンシパルとして新たに加わりました！
Evaさんは、AI、機械学習、自律システムに焦点を当てたコンピュータサイエンスの修士号を取得し、15年以上にわたりディープテックを提供する間に複数の技術特許も取得するなど、ディープテック領域に高い専門性を有します。直近の9年間は、Cloudera社にてプロダクト開発チームを率いて、プロダクト開発、市場投入戦略の構築、事業拡大に携わったほか、エグゼクティブ・カスタマー・アドバイザリー・ボードを牽引するなど、クラウド領域での深い知見経験も積み重ねてこられました。また、エンジェル投資家としても活躍しています。
彼女はスウェーデンのご出身。高い専門性はもちろんのこと、チームに新たなカルチャーや視点、インサイトがもたらされるのではと、新しいチームメンバーの参加をチームメンバー一同とても楽しみにしているところです。Evaさんの参画で、ますますSaaS、クラウド、機械学習対応エンタープライズソフトウェア、DevOps等、ITの企業導入方法に革命をもたらす画期的な企業への投資が進めばと期待しています！
今回はそんなEvaさんにDNX Venturesに入社する理由を聞いてみました。
Eva Nahari / イーヴァ・ナハーリ
SaaS、クラウド、機械学習対応エンタープライズソフトウェア、DevOps等、ITの企業導入方法に革命をもたらす画期的な企業への投資に注力している。
2018年より2年間、エンジェル投資家として活動するとともに、北欧スタートアップの市場参入を世界各地でサポートする北欧５カ国連携のプラットフォーム、シリコンバレーのNordic Innovation Houseのスタートアップメンターとしても活躍。
DNX Ventures入社前は、Clouderaにて9年間、プロダクト開発、市場投入戦略の構築、事業拡大に携わり、Global 2000の組織の幹部を含むエグゼクティブ・カスタマー・アドバイザリー・ボードを率いた。
Cloudera以前は、様々な成長段階にあるスタートアップ企業及び、大手企業のミドルウェア・ソフトウェア分野（BEA SystemsとOracle）で多面的に活躍した。
AI、機械学習、自律システムに焦点を当てたコンピュータサイエンスの修士号を取得。ディープテックを提供してきた15年以上の経験を積む間に複数の技術特許も取得。
スウェーデン、ストックホルム出身。スカンジナビア的な基準と価値観を重視。好奇心旺盛で創造性に富み、革新的な考え方を持っている、との同僚評。大切にしている三種の神器は、既成概念にとらわない思考のための「ホワイトボード」、知識を広く共有する「マイク」、そしてゴールに向かって一直進する「レーシングカー」。
スタートアップのカオスな日々で得たものは自分の想像を遥かに超えた
Clouderaに10年近く在籍した後、新たな冒険に向けた船出の時がきたと感じました。Clouderaの従業員数がまだ100人強だった初期の頃、私はこの一躍話題となった有名なスタートアップに参画する素晴らしい機会に恵まれました。当時オフィスは、シリコンバレーにある家電量販店Fry's Electronicsの店裏の倉庫内にありました。他のスタートアップと同様、かなりカオスな日々が続きました。以降4回のオフィス移転を繰り返すなか、仕事に励み、粘り強さと忍耐力を試され、企業成長の痛みに耐え、全てに無我夢中のジェットコースターのような日々でした。チームの献身的な働きは、多くの成功をもたらしました。そこから得たもの、そしてただの金銭的な意味以上の報酬は、私の想像を遥かに超えるものでした。Cloudera時代のすべての同僚、リーダー、そして長年にわたり深い関係を築いてきたすべての素晴らしい顧客とパートナーに深く感謝しています。
その経験をアクセラレーターとエンジェル投資で還元
私は常にテクノロジーへの深い関心に導かれ、あらゆる人々からインスパイアされ、且つ学んできました。そして、ここ数年、様々な形で多様なスタートアップと関わってきました。その中で、北欧スタートアップの市場参入を世界各地でサポートする北欧５カ国連携のシリコンバレー拠点のプラットフォームNordic Innovation House of Silicon Valleyから、TINCアクセラレーターとREACHインキュベーター各プログラムの公式メンターとして招待いただきました。北欧のイノベーターやスタートアップへ、製品の開発、規模拡大に向けた準備、グローバル市場への参入、市場進出に向けた戦略策定等を支援してきました。また、バークレーエンジェル投資家ネットワークとベイエリアの女性エンジェル投資家の一員として、初めてのシード投資も行いました。これらの素晴らしい交流を通して、私がこれまで学んだものや得たものを、次世代に、そしてコミュニティーに還元する道を見出せたことは、言葉に尽くせぬ程のやりがいのある経験でした。
自身の価値観や信念がDNXのスタートアップを第一に考えたアプローチと合致
これら全ての経験が、IPOや合併などユニコーン的な冒険から得た貴重な経験を最大限に活用する方法を模索するという今回の道筋に繋がりました。共同でスタートアップを立ち上げあるか、あるいは他のスタートアップに参画するかを検討していた時に、DNX Venturesに出会いました。まず、DNXが投資だけでなく起業家への適切なアドバイスと人材・企業紹介を通してハンズオンで支えていくことを重視している点に惹かれました。私自身これまでのキャリアの中で、プロダクトと顧客を第一に考えることを大切にしてきました。そのため、DNXがスタートアップの成長を成功させるために、顧客中心のアプローチを全心全力で実践している点に深く共鳴しました。私は以前からプロダクトに対する使命感を指針に歩んできましたが、Clouderaのエグゼクティブ・アドバイザリー・ボードを率いてきたことで、それはより深く根付いたものになりました。DNXチームと共にベンチャー企業の世界に踏み込むことは、私がキャリアを通して成し遂げたいことと私自身のDNAの両方に合致しただけでなく、全く新しいレベルでのインパクトを刻むこともできるのだと確信したのです。
SaaS、サイバーセキュリティ、ディープテックの分野で優れた実績を持つDNXの素晴らしいチームへの参加、そして3号ファンドでクラウドとエンタープライズ分野を一緒に構築していけることを大変嬉しく思っています。これは、多くの起業家の成功を加速させ、スケールアップさせるための支援という、私の次のステップにとって素晴らしい機会なのです。
組織のノーコード・レスコード実現を目指す起業家を支援します
この新しいミッションで、私は、急速にエンタープライズを変革する分野における革新的なテクノロジーをもつ起業家を支援することに注力します。具体的には下記の通りです。
● ノーコード/レスコードとAPIベースのクラウドサービス
● SaaSベースの加速されたデータ価値と自動化されたML（機械学習）搭載ETL
● エンジニアリング/DevOps 10倍の効率化とクラウドのコスト管理ツール
今後数ヶ月の間に、これらの分野についての詳しい見解についてはブログなどで更にお話ししていきたいと考えていますのでご期待ください。
最後になりましたが、皆様からのご意見をお聞かせください！組織のクラウドネイティブ、レスコードの、自動的にコスト効率化につながるインフラ経済への移行を加速させるような、次の大きな「何か」とは何だと思われますか？面白い、又はクレイジーなアイデアをお持ちでしたら、是非とも私にお聞かせください！
（文：Eva Nahari / 翻訳：高橋龍子 / 編集：上野なつみ・なつきズィヒニォール）
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