【本編ネタバレあり】私家版・シンエヴァの気に食わなかったところを呪縛を使って書き直してみたやつンゲリオン劇場版シナリオ

本音「何がシンだよ!!!!」


以下、シン・エヴァンゲリオン劇場版の本編のネタバレありにつき注意

※基本的なシーン構成はシンと同じです
※筆者自身が満足するために書いたため、痛く、わかりにくい場合があります
※シーンの始まりと終わりは、点線で区切ってあります
※旧劇のシーンを丁寧に再現してあります

OP、シンと同じ

以下、シン・エヴァンゲリオン劇場版の本編のネタバレありにつき注意







シンジ、引きこもってる
夜になって帰ってくるアスカ、シンジを探す

アスカ「あのバカ...」

ケンケン、帰ってくると、アスカが立ち尽くしている

アスカ「ケンケン、ゴメン、アイツのこと鈴原のところから連れてきて」

ケンケンハウスの外のカット。ケンケンがハウスから外に出てくる。車庫の灯りだけが漏れてる

黒波とケンケンがハウスへと戻ってくるが、アスカは立ったままジャージとLCLを眺めている。目を丸くする黒波

ケンケン「シンジは?ジャージだけ残して....どういうことか説明してくれないか」
アスカ「...」
ケンケン「わかるんだろ。アスカはヴィレクルーだ。けど僕らはあくまで民間だ。シンジは、どこに行ったんだ?」
黒波「形象崩壊」

黒波の目のアップ
そのままアスカの説明が聞こえる
アスカ「使徒が死ぬとき、ATフィールドが体の形を保てなくなる。生きる意味を失ったら、ATフィールドも必要なくなる」

アスカ「アイツ、使徒になったのよ」

タイトル
シン・エヴァンゲリオン

……………………………………………
シンジはいないが黒波の農作業シーンはシンと同様に進む。

やがて黒波、ブリキのバケツを眺めながら、シンの最後の言葉を語りかける。
黒波、パシャる。LCLで溢れるバケツ。TV版26話なみの心象世界のシーンがたっぷりと映される。
レイと心を通わせ、受肉するシンジ。

戻ってきたシンジを見て、複雑な表情のケンケンやトウジ。
シンジ、倒れ込むようにベッドに寝る。
シンジに服を投げつけて覆い被せるアスカ、舌打ちをする。
その後、加地くんとのシーンは描く。

やがてヴンダーが到着する。
……………………………………………

ヴンダーの到着後もシンと同様に。シンジに再びDSSチョーカーが付けられるが、チョーカーの反応が薄く、シンジが使徒ではなくなったことが窺える。
アスカとマリの出発シーン、変更。

アスカとマリ、シンジの収容室に向かう。

アスカ「アタシがなんであの時アンタを殴りたかったか分かった?」

シンのままのシンジの回答を黙って聞くアスカ

アスカ「そうね....いや、欺瞞なのね」

沈黙するアスカ

マリ「ひぃーめぇー?早く行かないとヴェレクルーの誰かに嗅ぎ付けられちゃうよぉ〜?」
シンジ「...アスカ...」

口を開くアスカ

アスカ「アタシ、ただアンタに謝らせたかったんだと思う。14年もアンタをほっておいたこと、やっぱ背負ってたのよ、きっと。アンタを取り戻して、使徒になったってわかった時、アタシちょっとだけほっとした。けど結局ダメね。アンタがアタシと同じ立場だと、アタシ、シンジのこと責められないから」

眼帯を外してシンジに見せるアスカ

アスカ「だからどっかシンジよりも上に立てる理由、欲しかったのよ、アタシ、アンタと違って何もないから。ゴメン、それだけ、マリ、行くわよ」
マリ「んにゃあ?」

言い切るが早いか、カツカツと収容室のドアの外に向かうアスカのカットを横から。アスカの顔は見えない

アスカ「さよなら」

パシっという効果音
後ろから握られた手の方向へ振り返るアスカを過去一美麗なカットで。
超絶かっこいいシンちゃんのマジ顔が、こっちを見る。

シンジ「ボクも、連れてって欲しい。戦うんだろ、父さんと。それに、まだ僕だってアスカに話してないこと沢山あって、あと、それに...」

アスカ、呆れ顔になる

シンジ「別れ際にさよならなんて、悲しいこと言うなよ」

アスカ、キョトンとする。後ろからマリがアスカに抱きつく

マリ「へ〜ぇ〜。キミ、カッコいいこと言えるようになったんじゃ〜ん?姫、どうする?」

俯いて表情を隠すアスカ

アスカ「...けど、無理。乗れるエヴァはアタシたちの分だけ。アンタの分は無い。アンタがここを出たらヴィレクルーがすぐに気づくし、それにDSSチョーカーだって...」

マリの足が2歩前に出る

マリ「ふぅ〜ん。姫、これのこと?」

カシャ、という音が鳴る。マリがDSSチョーカーを人差し指に引っ掛けて、クルクルと回す

マリ「ふふん、い・い・女・にはぁ〜、秘密があるのよん」

目を丸くする2人。が、表情を和らげるアスカ

アスカ「似た者同士ってワケ。さ、行くわよシンジ。アタシのエヴァーに乗って」
シンジ「うん...あの...」

シンジ、なんとも言えない表情でマリを見る

シンジ「それ、自分に付けないんだね」

…………………………………………
ヴィレクルー、アスカの乗っているエヴァのシンクロ率が過剰に高いことに気づくが、理由を察したミサトに促され、エヴァ2体を出撃させる
直後、館内放送でサクラの声が、シンジの脱走を報告する。
エヴァ二体が計画を進めるシーン、シンと同様に進む。

シンジに心配されるまま、使徒封印用呪詛眼帯を外すアスカ
やがて、シンジとアスカの乗ったエントリープラグが13号機に食べられる
暗くなったエントリープラグ内に座るシンジとアスカ

アスカ「アンタバカァ!?なんで一緒に食べられてんのよ!?」
アスカ「ボクは動かしてないし、けどまだエントリープラグの中だよ」
アスカ「そんな事ないわよ。アタシたち、一足先に人類補完計画の生贄になったのよ。作戦失敗。私たちの体も、もう現実じゃないわ」

進んでゆく人類補完計画の描写
再び映像が、シンジとアスカの乗るエントリープラグ内へとうつる

アスカ「今頃ヴィレクルーたちは慌ててるわ。アンタも最後まで散々ね、自分の父親に、利用、されちゃってさ!!」

メキメキという効果音

シンジ「アスカ、何してるんだよ...」
アスカ「まさかアンタまた絶望して諦めちゃったわけ?ますますバカね。自分がしてきたこと、思い出しなさいよ」

シンジのアップ

アスカ「アンタは使徒になって、それで戻ってきた。そのあと形象崩壊して、また戻ってきた。2度あることは3度ある、自分の国の諺くらい、ちゃんと覚えときなさいよね、よっと!」

金属の扉が壊される音。エントリープラグをこじ開けたアスカ
プラグの入り口に足を引っ掛けて、Qのラストの様にシンジに手を伸ばして、無理矢理引っ張る

アスカ「いい加減アタシに助けられて恥ずかしいって気付きなさい!」
シンジ「ダメだ!アスカ!」
アスカ「きゃあっ!」

伸ばされた手を掴み、逆にアスカをプラグ内に引っ張るシンジ
ドンガラガッシャンと、斜めになっているプラグ内にアスカが転げ落ちて、もつれる2人

アスカ「いったぁ.....ちょっと!何すんのよ!」
シンジ「ゴメン、アスカ」
アスカ「女に乱暴なとこ、全然変わってない!アンタの父親と同じ、やっぱガキね」
シンジ「プラグの中にいたほうがいいと思ったんだ」
アスカ「なんでよ」
シンジ「アスカがボクを助けてくれた時も、ボクが目覚めるまえも、ずっとプラグの中にいた筈なんだ。エヴァの中に。プラグの外に出るってことは」
アスカ「エヴァの力を借りれなくなるってわけね」
シンジ「たぶん」
アスカ「はーあ!エヴァエヴァエヴァエヴァ!!!人じゃなくなって使徒にまでなったのに、なんでまだコイツに頼らなきゃならないわけ?!」

色や映像が変化するエントリープラグの内装

シンジ「はじまった」
アスカ「サードインパクトの続き、フォースインパクト、ここがグラウンドゼロってわけね」

BGM 甘き死よ、来たれ

ほぼ旧劇の絵をそのままに、ただし登場人物が逆順で、人類補完計画が始まった描写をたっぷり15分くらいかけて映し出す。地球の人類から先に赤い十字架になり、グラウンドゼロに近いヴィレクルー、冬月が最後にパシャる

シンジ、使徒化を脱した影響で、再びエヴァに侵食される

旧劇の、シンジが居間で暴れるシーン
アスカに拒絶され、首絞めようとする

アスカ「寝ぼけてんじゃないわよ!このバカ!!」

60fps でアスカの蹴りが飛んでくる
心象風景のガラスが割れて、旧劇のラストの地球に蹴り飛ばされる演出のシンジ

アスカ「アタシのこと、あんな風にしたいって思ってたんだ」
シンジ「...ごめん」
アスカ「手に入らないなら殺そうってわけね。アンタらしいわ」
シンジ「分かんないよ、そんなこと考えたこともなかった...」
アスカ「ふん」
シンジ「でも、アレがボクの弱さなのかもしれない。みんなに助けられて、自分が変われたって思ったんだ。けど、ボクは、ボクだ。大人になるなんて、子供の自分を変えようだなんて、自分じゃどうにもならなかったんだ」
アスカ「ね、じゃアレもあんたなわけ?」

真っ赤な海の砂浜で、旧劇アスカの首を絞めている旧劇シンジ
新劇シンジが目をかっぴらく過去シーンからのバンクと、
プラグスーツの右手を握りしめる過去シーンのオマージュ、
Qで第10の使徒に攻撃を仕掛けた初号機の動きオマージュに、旧劇の自分に殴りかかるシンジ

シンジ「うぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

吹っ飛ばされて消える旧劇のシンジ
残されたシンジ、旧劇シンジが消えたにも関わらず、砂浜を殴り続ける。それが、旧劇の公園の砂場のカットと重なる。やがて泣きだし、肩で息をしながら、砂浜に座りこむシンジ

シンジ「う...う....アスカの言う通りだ...ボクは、バカだ...」

シンジ「アスカが怖かったんだ。受け入れてほしかった。受け入れてもらえないと思った。アスカを助けられなかったとき、もう許してもらえないと思った。今回も、自分を変えないと、立ち上がらないとまたアスカに嫌われて、今度こそ最後なんじゃないかって、ずっと見ない様にしてきたんだ...」

寝そべった旧劇のアスカが、座ったままのシンジを睨む

アスカ「気持ち悪い」

ビクっとするシンジを後ろからのショット
ムクリと起き上がる旧劇アスカに、新劇アスカの絵が重なる

アスカ「同族嫌悪ってやつね。アタシだってアンタが怖かったわ。アタシに出来なかったことを、エヴァのよく分かんない力を暴走させてアタシよりちゃんとした結果を出す。アタシにはエヴァをコントロールすることが全てだった。けどアタシにはアンタが、パイロットを超えて初号機そのものに見える時もあった。昔エコひいきに言われたわ。エヴァは心の鏡だって。アタシがアンタを怖がってたから、アンタも私を怖かったのよ、きっと」

エントリープラグ内の人類補完計画終わり、内装がエントリープラグそのものに戻る

アスカ「終わったみたいね。アタシたちには必要ないとみて、補完が進まないみたいね」
シンジ「そうなの?」
アスカ「そもそもアタシたち取り込まれたエヴァの中だし、アタシは本来使徒と同じ体だしね。アタシとアンタ、13号機に噛み砕かれて、一つの個体とみなされても不思議じゃないわ。じゃ、アンタの父親、止めに行くわよ」
シンジ「うん、アスカはここにいて欲しい。ボク一人で行きたいんだ」
アスカ「アンタ...アタシをここまで来る足に使ったってワケ」
シンジ「違うよ!」
アスカ「じょ〜だんよ。わかったわ。待ってるから早く行きなさい。ケリ、つけてこないと許さないから」
シンジ「うん。行ってくる。ありがとう、アスカ」

日本一イケメンなシンちゃんの顔
エントリープラグを出てゆくシンジ。
ブゥゥンといつもの音が響くエントリープラグ内に残るアスカ。

アスカ「戻ってきなさいよ...バカ」

……………………………………………
シンエヴァとほぼ同じ心象世界のシーン。ただし以下、変更あり

・アスカの過去なし
・シンジ、ゲンドウに「その弱さを認めてないからだ」 の後、以下のセリフ追加
シンジ「父さんはボクと同じだ。ボクも父さんと同じで、他人が怖かった。けど、みんなが救ってくれたんだ。父さんにも、救われるチャンスがあっていいと思う。人類補完計画、それでしか父さんが救われないなら。好きにすればいいと、ボクは思う」

ゲンドウのフラッシュバック。学生になったゲンドウから、親が離れて、見放されてゆく描写

シンジ「けど、母さんは、ホントにそれを望んでたのかな」

ゲンドウのフラッシュバック。旧劇のユイが冬月に話していたこととほぼ同じ事を、ゲンドウにも話す

ユイ「ヒトはこの星でしか生きられないけど、エヴァは無限に生きていられるでしょう。50億年経って、この地球も、月も、太陽さえなくしても残る。出会った頃のあなたみたいに、たった一人でも生きていけたら……」

以降はシンと同様のシーン構成

・カヲルに対して、以下のセリフ追加
シンジ「自分を第一にすることばかりが全てじゃないかもしれない。カヲルくんのいいところ、ボクは好きだ」

頬を染めるカヲルくん。泣いて笑顔になるカヲルくん

カヲル「じゃあ....」
シンジ「待っているよ、碇シンジくん」

シンと同様に出てゆくカヲル

シンジ「うん...」

・ポカ波さんとのやりとり追加
ポカ波「ゴメンなさい、碇くんが、エヴァに乗らなくて済むように、出来なかった」
シンジ「いいんだ。エヴァがあったからボクは綾波と仲良くなれた。みんなとも話せた。それに、エヴァに乗れなくなったおかげで、もう1人の綾波とも仲良くなれたよ」
綾波「そう...」

ちょっとシュンとするポカ波さん

シンジ「エヴァだけを悪者にしたのは、ボクの弱さだ。だから、エヴァがあってもいい、けどエヴァに頼らない世界にしたいんだ」
綾波「あっても、いいの?」
シンジ「エヴァは、父さんの作り出した弱さ、みんなの弱さだ。だから、また綾波に助けて欲しい。綾波を、助けさせて欲しいんだ」
綾波「弱くても、いいの?」
シンジ「うん。綾波、今度こそ、一緒に来て欲しい」
綾波「うん」

消えてゆくポカ波さん

・その後、エヴァ破壊手続きのシーン改変。さらにゲンドウとのやりとり追加

ダブルエントリーシステムの13号機を使って人類補完計画を、父と共に巻き戻す形でやりなおすシンジ。エントリープラグ内に戻ると、ゲンドウが座っている

シンジ「父さんと一緒に、エヴァに乗るなんて、変な感じだな。最初に乗るまえは父さんは隣じゃなくて、上からボクを見てた」
ゲンドウ「シンジ、すまなかった。いや...大人の駄々に付き合わせて、ゴメンな、シンジ」
シンジ「うん...そのままの父さんでいいんだ。みんなは父さんのこと、怒ると思う。許さない人もきっと居ると思う。ボクも、みんなに許してもらえるように、父さんのことを手伝わせて欲しい。だから、行こう。みんなの居る世界へ」
ゲンドウ「あぁ」

13号機、イマジナリーな力でATフィールドを自機の外側に生み出す。増大するATフィールドが、他者を避けて裏宇宙全域に広がる。形態変化し続けるATフィールド。さながら第4の使徒(新ラミエル)のように変化する。やがて、TV版第12使徒(レリエル)のような文様に変化して、虚数空間に全てのエヴァを取り込む。沈んでゆくエヴァ13号機

シンジ「これで、いいのかな。父さんは先に行って、待っててよ」
ゲンドウ「あぁ。ユイ...さらばだ、ユイ」

同時に射出されるエントリープラグ
一本だけはシンのアスカのソレのように、裏宇宙から離脱する

沈んでゆくエヴァ13号機
虚数空間の中で、13号機の目の輝きが失われる。虚数空間の中で、本来の人類補完計画が進み、エヴァだけが赤い十字架と化してゆく。巨大な白ユイが、旧劇で赤くなった球体を抱いていたごとく、虚数空間を生み出した球体使徒もどきを、その手に抱く

やがてシンジのエントリープラグ、青くなった海に到着する

アスカ「今回は、ちゃんと帰ってこれたんだ」
シンジ「アスカ、待たせてゴメン」
アスカ「別に待ってない。日本人のすぐ謝る癖、いい加減やめてほしいわ」
シンジ「はは、アスカ、ありがとう」
アスカ「別に。女が居場所を守るのは前時代的な悪しき風習ってだけだし。一回くらいやってみたかったしね。おかえり、シンジ」
シンジ「ただいま、アスカ」
アスカ「ふん。ちゃんと父親と話せたんでしょうね」
シンジ「うん」
アスカ「あ、そ。あーあ、元エリートパイロットも、ここでおしまいかぁー!大体なんでちゃんと帰りの便を用意しておかなかったのよ!」
シンジ「ゴメン」
アスカ「だーかーらー!アンタじゃなくてヴィレクルぅ!退路を絶って特攻するなんて下らない風習こそ、旧世紀に置いていきなさいよね!」
シンジ「うん、けど、アスカ、ボクらは大丈夫だと思う」

裏宇宙の心象風景に投影された空を見上げるシンジ。
拡声器を通したマリの声が裏宇宙に響く

マリ「おーい!姫ー!ワンコくーん!」
アスカ「マリぃ〜!遅い!!」
マリ「メンゴメンゴ〜!」

ブシャーと何かのロケットを噴射させて砂浜に降りてくるエヴァ8+9+10+11+12号機。拡声器からマリの声が聞こえる

マリ「食べられちゃった二人がここにいるなんて思わなかったしさぁー?しかも補完計画の最中にアタシが入ったら、次のインパクトが始まっちゃうと思ってさーぁ?」

アスカ「ま、それもそうね」

裏宇宙から脱出するときの曲、流れる
……………………………………………
曲が終わり、画面真っ暗な中、キッチンの音が1秒間弱、流れる

元、ミサトの家のキッチン
玄関から覗くぺんぺん。室内に入ってくる。その後を何匹かの温泉ペンギンがついてくる

アスカ「もーお腹ぺこぺこー!シンジー!?」
シンジ「もぉ、分かってるよォ」

シンジが味噌汁を作っている。
レイはソファでぺんぺんを撫でている。その周りをぐるぐると回る温泉ペンギンたち。
彼らを眺めるカヲルとマリ
外からはカーンカーンと第3新東京市の初期を思わせる工事の音。復興を感じさせる。

柏手を打つアスカ
アスカとシンジとマリのいただきますだけが聞こえる。カチャカチャと食器を扱う音

アスカ「ファーストが、珍しく美味しいって言った味噌汁なんだから、ありがたく食べなさいよね」
カヲルくん「嬉しいなあ。まるで家族みたいだ」
マリ「あたしも嬉しいにゃあ。新しき顔ぶれと、古き良き顔ぶれが一堂に会す。まさに同窓会」
マリ、なんかの曲を歌う

味噌汁を飲む成人男性の手
その手に涙が落ちる。23話のオマージュで。
ソレに気付いて、そのあと笑みをこぼすシンジ。奥側にみえる、隣の席のアスカ、覗くようにシンジに話しかける

アスカ「なんか、言ってやりなさいよ」
シンジ「いいんだ」
アスカ「ったく。親子揃って...ますますバカね」

終劇

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