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真実について

「真実」という詩を書きました。
“ひとりひとりの胸宇宙にそれぞれの真実があるよなぁ”ということを言いたかった詩です。

(名探偵)コナンのセリフに「真実はいつもひとつ!」というのがあります。コナンの言うところの「真実」は、殺人犯とその殺害方法(トリック)を表しているものであって、犯人は1人で殺害方法も1つなので「真実はいつもひとつ!」で正しいのですが、心の場合はそれほど単純ではないですよね。

たとえば不倫を例にすると「不倫=悪」と捉えられているけれど、それは全てに当てはまる真実ではなくて、どんな夫婦関係だったとか、不倫相手をどういう存在と考えていたかとか、詳細な情報がなければ善悪?のようなものを判断することはわたしにはできません。(できる人もいるでしょうけど)
離婚してから付き合えばいいじゃん、というのもわかりますが、そこの順番が違うだけでこんなに叩かれるのもちょっと気持ち悪い。

他人の不倫ほど真実の見えにくいものってなくないですか?もちろんガンガン不倫しようぜ!と言っているわけではなくて、ただの浮気性がする不倫と、一大決心をしてする不倫では性格が違いますよね。

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不倫の話がやたらと長くなってしまったけど、詩は不倫とは関係なくて、なんでもないような会話のひとつひとつで相手の心を生かしたり殺したりするし、そこで感じたことがその人にとってたったひとつの真実であり、真実と真実が交差すると色んなことが起きるよね、というお話です。


#エッセイ #詩

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