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人体ってすごくないですか?

こんにちは。人に限らないのですけどね。

前回に「TARが10%だから、次回の診断の結果良いはず」って書きました。TARってなんだ?って方々のために簡単に補足します。

グルコース値を5分に1回測って、180を超えた%がTARです。
だから私は今24時間のうち2.4時間ぐらいグルコース値≒血糖値が180を超えている訳です。

TARはTIRとともに出てくる糖尿病の状態を示す指標の1つです。(Time Above Renge)
血糖値代替のグルコース値が低血糖(70未満 : TBR)・正常(70〜180:TIR)・高血糖(180より大きい : TAR)のうち、どのレンジにどれ位の時間入っているかを割合で示します。

ちなみに健康な方の血糖値は100前後キープです。食後の山でも180は超えません。つまり、TARは0%のはずです。

私が(QOLをギリギリ下げない程度ですが)頑張ってセルフコントロールをすると10%(ちなみに先月は26%)、健康ならオートメーションで0%。

これを意識したら、急に人体すごくない!?ってなりました。


制御工学ってあるんですね。
以下、ウィキペディア抜粋

制御工学(せいぎょこうがく、英:control engineering)とは、入力および出力を持つシステムにおいて、その(状態変数ないし)出力を自由に制御する方法全般にかかわる学問分野を指す。主にフィードバック制御を対象にした工学である。 

1型糖尿病の血糖値コントロールも多分制御の世界なんですよ。高すぎても低すぎてもダメ。外乱(食事、運動、ホルモン、体調、様々あります)という入力を鑑みながらインスリン量の入力をコントロールして、出力である血糖値を安定させる=身体に糖を取り込む。をするわけです。

ただ、今は高血糖が起きると、その時のグルコース値≒血糖値という出力を見て、インスリン量を自分で調節。低血糖が起きると、補食。出力を見てから入力しているわけですから、そもそも間に合っていないわけです。

だから、いずれ自律制御ができることを期待しています。

でも、人体のレベルに制御できるまでは、かなりの時間が必要な気がします。外乱に合わせたインスリン量を精度高く設定できず偏差(目標値からのかい離)が起きるでしょうし、遅延も避けられません。そもそも外乱のすべてを入力できない気もします。同じ睡眠時間でも眠気は違うし、気圧で頭痛も起きるし。

ただ、人体も予め外乱を知るわけではありません。私の食欲はわかるかもしれませんが、何を食べるか身体は知らないはずです。(ですよね。。。。?)それでもコントロールしています。

となると、人体は血糖値ではない何かでインスリン量を調節しているのか、とてもクイックに血糖値に反応ができ、すぐに血糖値を正常化できるのでしょう。

どちらだとしても、道のりはまだ遠そうです。

ちなみに、海外では人工すい臓として、半自動化された機械の利用が開始されています。SAPよりは好成績ですが基本原理はSAPと同じです。人より早くきづけて細かく制御できる分、成績が良い。でも、人体ほどではない。

これは、新しい治療法を選択して気づけたことです。

人体ってすごくない!?


すけ

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