「仕事」に苦しむ人が1人でも減ることを願って。(201215)

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久しぶりに空を見上げました。

直近1週間はスマホばかり見ていて、手元に集中するばかりで上を見ていませんでした。

外にはたくさんの人が歩いていて、

「みんな幸せなのか。それとも本当は苦しいのか。」

すれ違う人たちの、これまでと今の人生を聞いて回りたかった。


人の話が聞きたいです。

どんな人生を送ってきて、どんな生活をしていて、どんなことを考えて、どんな思いを抱えて、この何十年間を生きてきたのか。

新卒で入った会社で先輩たちと仕事の話も、仕事以外の話もした記憶がなくて、いつも「あなたはまだ若いんだから、こんなとこいちゃだめよ。」って、そればかり聞かされていました。あとは、「バブル時代で華やかだった。」という話しくらい。

「仕事とはなにか。」みたいな話は聞かせてもらえなかったし、教えてもらえなかった。いつも「前の会社はこうだった。これが普通じゃないのよ。」という単語ばかり聞いてました。

会社を辞めるときに、違う部署の先輩に「あなたに仕事がいったいなんなのか教えてあげられなかった。」と言われたことがわたしの中にずっと残っています。

外で食事を何回かしたときも、「不満はないか?」「何が苦しいか?」そればかりで、何もかもが苦しかった、そして苦しさの原因がわからなかったわたしには、当時先輩に話せることは何もありませんでした。

いつもどうしても、わたしは先輩にとっては蚊帳の外な気がして、言われたことをやることにも抵抗ばかりが生まれました。


「世界はここだけではない。」という話をしてくれたことには、今は感謝しています。


道行く大人の皆さんを見ていて、話を聞きたいなと一緒に「あなたたちにとって、わたしのような若い人はどう映っていますか?」といつも問いかけてしまいます。


「ただの面倒な何もできない迷惑なやつですか?」


若い人たちが自ら学ばなければいけないがあることは、よくわかっています。

だけど、大人の人たちに「教える」「支える」義務はないんでしょうか。

今のアルバイト先で、後輩の学生の子たちが増えて指導する立場になりました。

教えるという立場が難しいことは理解していますし、向き不向きもあることもわかります。わたしはあまり向いていません。

だけど、仕事を教えるというのは、やり方を教えればいいだけではない、少なからず「人生」に関わることだと感じるからこそ、教える側として責任を持たなければいけない。人と人の人生は、縦につながっている。

先に生まれた者として、わたしは影響を残していきたいです。それは優しいとかだけじゃなくて、『仕事をするのは難しいけど、楽しいことだよって教えていくことを繋げてほしい』ということです。わたし自身が誰かに教えていることができているかはわかりません。だけど、現在その努力はしています。

仕事は二の次という人もいるかもしれません。わたしはそう思いたいけど、そう思えないタイプです。

わたしはまだ「仕事」というのがなんなのか、よくわかっていません。学びたいという意欲がまだまだあるけど、仕事ということに恐怖心があります。わたしは次の人たちにそういう正体不明の恐怖心を抱いて欲しくありません。


仕事に苦しむ人は多いです。わたしがその1人です。


わたしの願いは、仕事で苦しむ人が1人でも少なく、仕事をして最後まで生きて、死んでくれることです。


自分自身も例外ではないのですが、そこに誰かがいることを1番肯定していたいです。


それではまた明日です。





「こいつは救わねば。」と思ってもらえたら是非サポートお願いします。