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Team UME のホームゲームのつくり方

DJ TOSHIKI です。

“スポーツと音楽” をテーマに毎週記事を更新しています。

今回は、

”Team UME“ のホームゲームのつくり方

について書きたいのですが、”Team UME” のことを知らない方もいると思うので少し説明をします。

自分がプロバスケットボールチームでDJをするようになったのは、今から約10年前に現在も一緒に仕事をしている MC UMEさんに声をかけてもらったことがきっかけでした。(前回の記事で少し書いたので読んでみてください)。

これまでUMEさんとは、チームでいうと3チーム、シーズンでいうと7シーズンにわたってバスケットボールのホームゲームの演出を手がけてきました。
UMEさんがアリーナMC、自分がアリーナDJ、そして会場の音響や照明の操作を東京工学院専門学校の学生たちが毎年担当してくれています。

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改めて、今回は自分たち “Team UME” がどのようにBリーグ アースフレンズ東京Zの会場の演出をしているのか、自分たちの演出に対する考えも少し交えて書きます。

Team UMEの演出で特に注目して欲しい時間がオープニングです。
ホームゲームでは毎試合、会場を暗転してチアのオープニングパフォーマンスや選手入場をMCと音楽と照明を使って演出します。
ここでもこだわっていることがいくつかあります。

MCと音楽と照明のタイミングを合わせる
選手入場など、コート内の状況に合わせて音楽の長さや照明をコントロールする

など、実は結構細かいところまで意識して演出しているんです。
準備して来たことをそのまま行うのではなく、イレギュラーなことが起きてもLIVEでその時の状況に合わせられるような工夫をしています。とくに試合前のオープニングはその日のゲームに向けて会場を盛り上げていく重要な時間なので、照明のタイミングや音楽の長さなどにミスが出て会場の雰囲気を壊さないようにすること、そしてそこからどうやってTip-off(試合開始)に盛り上がりのピークを持っていくかを考えて演出をしています。

では、試合が始まってからは何をしているか?というと、DJはホームチームのオフェンス&ディフェンスの音楽を流して、MCはお客さんの応援を煽って会場を盛り上げていきます。
もちろん、毎試合会場にいるお客さんは違うし、来場者数も、そして試合展開も違うので毎回その場で考えながらMCとDJが声と音で会場をコントロールしていきます。
UMEさんとはこれまでにかなりの試合数をこなして来ているので、「次にどの音が良いか」「どのタイミングで音を入れるか」など、お互いのイメージがある程度分かっていて、試合中はほとんど打ち合わせ無しで進めています。(ぜひDJブースに近い席のチケットを取ってそういうところも見てみてください!)

試合展開によって盛り上がり方は違いますが、僅差で進んでいく試合や大差から追いあげていく試合などは終盤に向けて段々と会場が盛り上がっていきます。前半は音楽もノリのいい曲や手拍子をしやすいリズムを多くしてお客さんを乗せていきますが、後半に入ると徐々に緊張感のある音楽の割合を多くしたり、お客さんがコールしやすいリズムにしたりしています。これもすごく細かい部分ですが、自分たちのチームが終盤のチャンスの時にいかに会場全体で応援出来るかという大事な部分に繋がってくると考えて意識しながらやっています。

「自分たちはあくまでサポート役で主役は選手とファン」

アースフレンズ東京Z 2018-19シーズンの最終戦。第4クォーター終盤に、数分間自分が音を一切かけずに会場にいるファンの声援だけになり、その日一番の盛り上がりで見事に逆転勝利した試合がありました。(鳥肌立つくらい盛り上がってました!)
これこそが自分たちの目指すホームゲームで、「自分たちはあくまでサポート役で主役は選手とファン」という言葉をかたちに出来た試合でもありました。

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今回は “Team UMEのホームゲームのつくり方” というテーマで書いてきましたが、自分たちはつくっていくことは得意ですが、”つくり上げる” には選手とファンの力が無いと出来ないという記事でした。(そうなりました。)
バスケットファンの方々、本当にいつもありがとうございます!そしてこれからも会場で大きな声援をお願いします!

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ちなみに、UMEさんがnote始めたのでURLをはっておきます。気になる方はぜひ読んでみてください!
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次回は、ちょっと力を抜いて、これまでに選手入場やチアのパフォーマンスなどオープニングで使用してきた曲を少しコメントをつけて紹介したいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


ここからは有料記事になりますが、普段バスケットボールの会場でプレイしている曲を何曲か(おまけ程度ですが)紹介していますので、興味ある方やまた次も記事書けよ と応援してくれる方がいましたらサポートしていただけると嬉しいです。

よろしくお願いします。

DJ TOSHIKI


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