もっと文章をたべたい
昔に比べてずっと集中力が落ちた。
厳密には注意散漫になったともいえる。
大学生くらいまでは本をじっくりと読むことができた。
しかし、大人になってからはどうだろう。
やるべきことや目の前の緊急性の高いことに追われる癖がついてしまって、どうにもこうにも一つのことに集中ができない。
SNSでぶつ切りのコンテンツに触れることにも慣れすぎてしまった。
必然的に小説をほとんど読まなくなった。
代わりにアニメや映画をよく観るようになった。
情報量が少ないコンテンツであればあるほど、受け手は能動的にコンテンツに接することになる。
活字だけで構成された本は自分でイメージをする必要がある。同じ本を読んでも感じる取る情報量は人によって全然違うのだろう。
しかも、本は勝手にページをめくってはくれない。自分自身のペースで読了までの尺も決まる。
あまり読まなくなった本を今こそ読むときなんじゃないだろうか。
最近文章を書いていて自分から自然と出てくる言葉の少なさにもどかしさを感じる。表現したいことを一部しか表現できないもどかしさ。表現の手札が少ないが故に似たような表現を繰り返すつまらなさ。
この状況から抜け出すために、もっと文章が食べたい。おいしい文章をできるだけたくさん。
だから、去年買ってずっと積ん読になっていた本をこれから読もう。
小説を読むのはいつぶりだろう。今日はきっといい夜になる。
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